神奈川県の粗大ごみ・不用品回収を解説

神奈川県のゴミ総排出量は年間約301万トンで全国第3位

平成25年度における神奈川県のゴミ総排出量は、約301万トンで全国第3位という結果になっています。（神奈川県ホームページより）

ゴミの排出量は、人口に比例しており、人口が最も多い東京都がゴミ排出量でもトップです。しかし、人口の面では、神奈川県が全国2位ですが、ゴミ排出量では大阪が神奈川県を上回っており、神奈川県は3位になっています。

神奈川県のゴミ総排出量は減少しています

神奈川県のゴミ総排出量は、平成12年度をピークに減少傾向にあります。

平成25年度における神奈川県のゴミ総排出量は約301万トン。前年度に比べると約5トン（1.6％）減少しています。（神奈川県ホームページより）

※ゴミの総排出量＝計画収集量＋直接搬入量＋集団回収量

神奈川県民１人が１日に出すゴミの量

神奈川県の発表によると、平成25年度のゴミ総排出量は3,008,291トンです。この数値を人口で割り、365日でさらに割ったものをグラム単位に変換すると、神奈川県民1人が1日に排出するゴミの量が分かります。

実際に計算してみましょう。

（3,008,291トン÷9,084,742人）÷365×1000000≒907.223
※人口は「住民基本台帳人口」を参考にしています。

つまり、平成25年度に神奈川県民1人が1日に排出したゴミの量は、約907グラムです。

この数値も年々減少傾向にあり、神奈川県民1人が1日に排出したゴミの量は、平成24年度に比べて約16グラム（1.7％）減少しています。

また、平成25年度における日本国民1人が1日に排出したゴミの量958グラムと比べると、平均をかなり下回った数値であることが分かります。

神奈川県のゴミ・リサイクル率は25.3％で全国6位

「リサイクル率」という言葉をご存知でしょうか？

排出したゴミをどの程度リサイクルしているのか数値化したものがこの「リサイクル率」です。

神奈川県の場合、平成25年度に排出されたゴミの量は、3,008,291トン。その内、リサイクルされたゴミの量は761,622トンでした。（神奈川県ホームページより）

神奈川県のリサイクル率を実際に計算すると、下記のとおりです。
（761,622÷3,008,291）×100≒25.3（％）

つまり、神奈川県のリサイクル率は25.3％ということになります。

神奈川県のリサイクル率は、全国平均のリサイクル率である20.6％を大きく上回っており、全国6位と上位にあります。

神奈川県はリサイクル事業に積極的に取り組んでいます

循環型社会を構築するうえで必要とされている「3R」。神奈川県では、3Rの推進に積極的に取り組んでいます。

３Rとは？

３Rとは、レデュース（Reduce：ゴミの発生抑制）、リユース（Reuse：再使用）、リサイクル（Recycle：再資源化）の頭文字を取ったもので、循環型社会の構築に必要なキーワードです。

神奈川県の3R推進事業

神奈川県では、3Rを推進するにあたり、下記のような取り組みがおこなわれました。

かながわ3R祭り

3Rの重要性を知ってもらうために開催されたこのお祭りでは、元3R推進マイスターであったモデルの長谷川理恵さんによるトークショーをはじめ、「かながわ3R推進活動コンクール」などが開催されました。

3Rアンケート

ゴミの減量、資源化を推進するために3Rにおける意識と行動を把握するためのアンケートが実施されました。

神奈川県の楽しいリサイクル事業

神奈川県では、リサイクル事業の一環として下記のような面白い取り組みもおこなわれています。

かながわリサイクル製品認定制度

県内における廃棄物を原材料としたリサイクル製品を利用促進するための認定制度です。

かながわリユーズショップ認証制度

安心してリユーズ品の売却、購入ができるよう一定基準を満たしたリユーズショップのための認証制度です。

その他にも神奈川県ではリサイクル推進事業を積極的におこなっておりますので、興味がある方は是非「神奈川県ホームページ」などを確認してみてください。

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