柏市の粗大ごみ・不用品回収を解説

柏市のゴミ事情

柏市のゴミの量は千葉県で第5位です

柏市は千葉県の北西部、東葛地域に位置しています。中核市、業務核都市に指定されており、人口は414,358人（2015年5月時点）となっています。東京都特別区部への通勤率は29.8％です。（平成22年国勢調査）。平成17年に首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開通したことで柏の葉地域で東京大学、千葉大学などを中心とする文教地域が形成されました。以降、ショッピングモールやマンション開発も活発化しており、市の人口は増加傾向にあります。ゴミの総排出量（生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量）を調べてみると、131,932ｔでした（平成24年度実績）。この値は千葉県内では第5位となります。

柏市では人口増加に伴いごみの量が再び増えています

ゴミの総排出量が千葉県内で第5位に位置する柏市では、近年ごみの量が再び増え始めています。平成20年から22年までの間で大きく削減できていましたが、平成24年のデータを見ると総排出量は1,500ｔ近く増えてしまっています。原因としては、この間の人口増加が大きいと考えられます。しかしながら、家庭から排出されるごみの量は人口の増加率が高い割にあまり増えていないようです。各家庭においてはゴミの削減に力を入れており、これ以上の増加を食い止めることが期待されます。

市民1人1日当たりのゴミの量は着実に減少しています

ゴミの搬入量が増加傾向に転じている柏市の、市民1人1日当たりのゴミの量を調査すると、生活系ごみが減少しているため平成20年から24年の間に大きく削減されています。しかし、事業系ごみに関しては僅かながら増加傾向を見せています。千葉県の市民1人1日当たりのゴミの量の平均値は960gであるため、柏市民1人1日当たりのゴミの量は平成24年の時点で県の平均を約60g下回る値となっています。これらのデータから、市の人口が増えているためごみの総排出量は増えてしまっていますが、市民一人ひとりの努力によるゴミ削減が成功していると判断出来ます。

市民1人1日当たりのゴミ搬出量

柏市のごみ削減対策について

柏市では、家庭および事業所から出されるごみを削減するため様々な取り組みを行っています。一例としては、家庭から出される生ごみの減量と資源化を促進するため、生ごみ処理機等（コンポスト・ＥＭ容器・機械式）を購入した市民に対して、購入費の一部を補助しています。また、発生抑制（Reduce）、再使用（Reuse）、再生利用（Recycle）の３Rを市民に広めるため、生活の中でどれだけ環境配慮できているか、ごみ減量に関してスマートフォンで気軽にチェックできるチェックシート「My 3R-Action Pad」を作成し、配布しています。

柏市の特徴

柏市は工場が多く商業的にも発展している市です

柏市は大正時代に北総鉄道（現・東武野田線）が開通されたことで都市化か進み、昭和30年代から東京のベッドタウンとして徐々に発展して来ました。柏市内には工業団地が多く在り、伊藤ハム、ニッカウヰスキーなど製造工場が多数操業しています。商業施設としては、柏高島屋ステーションモールのほか、ららぽーと柏の葉、モラージュ柏などがあり、柏駅、柏の葉キャンパス駅を中心に発展しています。また、柏市を本拠地とするスポーツチームとしては、Jリーグの柏レイソル、バスケットのJX-ENEOSサンフラワーズなどがあり、活躍しています。

柏市のゴミに関する情報

柏市の粗大ごみの出し方・収集方法

家庭で出るゴミのうち、3辺の合計が1メートルを超えるものを粗大ごみと定めています。粗大ごみは家庭ごみの集積所に出すことができません。必ず、市が委託する業者に戸別収集を依頼するかご自身で清掃施設に搬入して処理してください。

委託業者に収集を依頼して処理する場合

1. 委託業者（04-7132-1878）に電話で申し込む。
2. 粗大ごみ処理券を購入する。(1点につき1,080円)
3. 収集日の朝8時30分までに指定された場所に粗大ごみを出す。（処理券に「名前」を記入し、粗大ごみに貼り付ける）

清掃施設に自己搬入して処理する場合

柏地域の方は北部クリーンセンター、南部クリーンセンターに持ち込むことが出来ます。沼南地域の方はクリーンセンターしらさぎに持ち込むことが出来ます。

北部、南部クリーンセンターに持ち込む場合、受付時間は月曜日～土曜日（祝日を除く） の午前8時30分～午後4時となります。南部クリーンセンターには布団は持ち込めませんのでご注意ください。料金は10ｋｇごとに194.4円となります。支払金額の10円未満は切り捨てです。

クリーンセンターしらさぎに持ち込む場合、平日の午前8時30分～午後4時、土曜日の午前8時30分～正午までに持ち込んでください。料金は1点430円となります。

粗大ごみ収集地区一覧

柏市では、以下の地区で粗大ごみの収集を行っています。

不法投棄の現状について

家庭および事業所において不法投棄を行った場合は、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下（法人の場合は3億円以下）の罰金となります。また、不法投棄の未遂に関しても同様の罰則が科せられます。不法投棄は犯罪です。柏市の一般廃棄物等の不法投棄の現状を調査すると、平成24年度の発生件数は297件で、投棄量は32ｔでした。千葉市、船橋市などと比べて少ないものの、山林や道路など市内各所で不法投棄が発見されています。

ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介

柏市のゴミ処理施設について

柏市内から排出されるごみを以下の施設で処理しています。

北部クリーンセンター

可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、有害ごみを収集及び処理しています。家庭および事業所の粗大ごみを自己搬入できる施設です。

南部クリーンセンター

可燃ごみを収集及び処理しています。可燃ごみは南部クリーンセンターで焼却した後、第二清掃工場で焼却灰をスラグ、メタル化しています。

クリーンセンターしらさぎ

沼南地域で排出された可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、有害ごみを収集及び処理しています。家庭で出た粗大ごみを自己搬入できる施設です。

柏市のリサイクル施設について

柏市内から排出される資源ヒントプラスチック類を以下の施設で処理しています。

柏プラネット

容器包装、プラスチック類を選別・梱包し、リサイクルしています。

リサイクルプラザ

新聞紙、段ボール、ペットボトル、空き缶などを選別・梱包し、リサイクルまたは売却しています。

リフレッシュプラザ柏のご紹介

リフレッシュプラザ柏は、南部クリーンセンターのごみ焼却余熱を利用した余熱利用型健康増進施設です。市民の交流および学習、健康増進などを目的としています。施設内には温水プール、多目的ホール、喫茶室、トレーニング室、温浴施設、和室、会議室、防災備蓄倉庫があります。温浴施設にはミストサウナや露天風呂があり、多くの市民に活用されています。

職場で出るごみ・産業廃棄物について

事業所から出るごみの出し方

事業所・商店・飲食店など事業活動に伴って発生する事業系一般廃棄物は、一般家庭ごみの集積所には出せません。廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、事業者自らの責任で処理することが定められています。事業系一般廃棄物については、市町村の許可を受けた処理業者に委託して処理するか、事業者自ら清掃工場に搬入し、正しく処理してください。クリーンセンターに持ち込む場合、事業系一般廃棄物は有料となります。

産業廃棄物について

産業廃棄物とは、事業活動により生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類の6種類と「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」で定めるゴムくず、金属くず、ガラスくずなど14種類の合せて20種類の廃棄物のことを示します。産業廃棄物を処理する場合、事業系一般廃棄物収集運搬業の許可を取得した業者に依頼するなど、事業者が自己責任において適正に処理しなければいけません。柏市内では産業廃棄物の不法投棄が発見されています。事業者は法令を遵守し、正しく処理してください。

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