船橋市の粗大ごみ・不用品回収を解説
船橋市のゴミ事情
船橋市のゴミの量は千葉県で第2位です
船橋市は千葉県の北西部にあり、中核市最大の人口を擁しています。人口は平成28年2月時点で623,679人となっており、現在も増加傾向を見せています。交通アクセスの良さから東京都特別区部への通勤率は35.7%と非常に高い割合を示しており、今後も増えることが予想されます。船橋市のゴミの総排出量(生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量)を調べてみると、212,972tでした(平成24年度実績)。この値は千葉県内で第2位となります。
船橋市ではゴミ削減の取り組みが成果を表しています
ゴミの総排出量が千葉県内で第2位の船橋市ではゴミ削減のため様々な取り組みを行って来ました。ここ数年でその成果が表れ、ごみの総排出量は減少傾向にあります。ゴミの総排出量の推移をみると、平成20年度から平成24年までの間で20,136tと大きく減少させています。人口が増えているなか、家庭から排出される生活系ごみの量が減っていることは、大きな成果と言えるでしょう。
年度 | 総量 | 生活系ゴミ |
---|---|---|
平成20年度 | 233,108t | 147,086t |
平成22年度 | 215,509t | 144,431t |
平成24年度 | 212,972t | 142,085t |
市民1人1日当たりのゴミの量は県の平均以下です
ゴミの搬入量が着実に減少している船橋市の市民1人1日当たりのゴミの量を調査すると、各家庭から出される生活系ごみの量がしっかりと減少していることもあり、年々順調に削減されています。船橋市民1人1日当たりのゴミの量949g(平成24年実績)は、千葉県の平均値960gを下回るまでになっています。しかし、分類別でみると、減少傾向にあるものの生活系ごみは県の平均を依然として超えている状況です。船橋市内には多くの事業所がありますが、事業系ごみに関しては平成22年度以降は県の平均以下で推移しています。
市民1人1日当たりのゴミ搬出量
年度 | 合計 | 生活系ごみ | 事業系ごみ |
---|---|---|---|
平成20年度 | 1,087g | 796g | 291g |
平成22年度 | 983g | 754g | 229g |
平成24年度 | 949g | 720g | 228g |
船橋市のごみ削減対策について
船橋市では、ごみの減量、資源化を行っていくため、ごみ処理に関係する各種施策を実施しています。以下はその一例です。平成25年4月からは新設した西浦資源リサイクル施設に於いて粗大ごみ、不燃ごみの処理を行うことで、粗大ごみ、不燃ごみのリサイクル率向上を目指しています。
・使用済み紙おむつリサイクルの開始(民間)
・化粧品用ガラス瓶を資源ごみに追加
・ごみ収集ステーションにおけるペットボトルの分別 収集開始
・ごみ収集ステーションにおける蛍光管、乾電池の分別収集開始
・全祝日ごみ収集ステーション収集開始(元日除く)
・西浦資源リサイクル施設での小型家電の回収開始
船橋市の特徴
船橋市は東京の近郊都市として発展しています
船橋市は、日本武尊が東征の折に川を渡るために船で橋を作ったことが名前の由来とされています。南部エリアには商業施設、工場が多く、中部エリアは宅地化が進み、人口が集中しています。東京の近郊都市として発展し続けていますが、現在も農業が盛んで、お米のほか人参、梨の生産量が豊富です。特に人参は北海道に次ぐ全国第2位の生産量を誇ります。また、東京湾一帯で漁業を展開しており、「江戸前」の魚介類を供給する拠点となっています。市内には、ららぽーとTOKYO-BAY、IKEA船橋など商業施設も多く、中山競馬場、船橋競馬場をはじめとする娯楽施設も多数あり、東京のベッドタウンとしても発展し続けています。
船橋市のゴミに関する情報
船橋市の粗大ごみの出し方・収集方法
家庭で出るゴミのうち、1辺の長さが50cmを超える大きさのものは粗大ごみになります。粗大ごみはごみステーションに出すことが出来ません。そのため、粗大ごみを処理する場合、収集を依頼する方法と、清掃施設に自分で持ち込んで処理する方法があります。
粗大ごみ受付センターに収集を依頼して処理する方法
- 粗大ごみ受付センター(047-457-4153)に電話で申し込む。
- 指定された金額の粗大ごみ処理手数料納付券を購入する。
- 収集日の朝8時30分までに指定された場所に粗大ごみを出す。(納付券に「収集日」と「受付番号」を記入し、粗大ごみに貼り付ける)
- 収集車で粗大ごみが回収されます。※立ち合いは不要です。
西浦資源リサイクル施設・北部清掃工場への自己搬入について
北部清掃工場では1日1回のみ、可燃性粗大ごみを合わせて5点まで持ち込むことが出来ます。また、家庭から出される粗大ごみについては、可燃性、不燃性ともに持ち込み可能ですが、事業所から出される粗大ごみに関しては可燃性の物に限ります。
料金は品目に応じた4段階で、360円、720円、1,080円、1,440円のいずれかになります。清掃施設に直接持ち込む場合は、処理券を貼らず、家庭系ごみは10kgごとに150円、事業系ごみは1kgあたり20円を現金で支払うことになります。
粗大ごみ収集地区一覧
船橋市では、以下の地区で粗大ごみの収集を行っています。
旭町 | 咲が丘 | 日の出 |
東町 | 潮見町 | 藤原 |
市場 | 芝山 | 二子町 |
印内 | 新高根 | 二和東 |
印内町 | 神保町 | 二和西 |
大穴町 | 鈴身町 | 本郷町 |
大穴南 | 駿河台 | 本町 |
大穴北 | 高瀬町 | 前原東 |
大神保町 | 高根台 | 前原西 |
海神 | 高根町 | 前貝塚町 |
海神町 | 滝台 | 馬込町 |
海神町東 | 滝台町 | 馬込西 |
海神町西 | 田喜野井 | 松が丘 |
海神町南 | 坪井町 | 丸山 |
葛飾町 | 坪井東 | 三咲 |
金杉 | 坪井西 | 三咲町 |
金杉台 | 豊富町 | 緑台 |
金杉町 | 中野木 | 湊町 |
金堀町 | 夏見 | 南海神 |
上山町 | 夏見台 | 南本町 |
北本町 | 夏見町 | 南三咲 |
行田 | 七林町 | みやぎ台 |
行田町 | 習志野 | 三山 |
楠が山町 | 習志野台 | 宮本 |
車方町 | 西浦 | 本中山 |
高野台 | 西習志野 | 八木が谷 |
古作 | 西船 | 八木が谷町 |
古作町 | 二宮 | 薬円台 |
小野田町 | 飯山満町 | 薬園台町 |
小室町 | 浜町 | 山手 |
米ケ崎町 | 東中山 | 山野町 |
古和釜町 | 東船橋 | 若松 |
栄町 |
不法投棄の現状について
家庭および事業所において不法投棄を行った場合は、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下(法人の場合は3億円以下)の罰金となります。また、不法投棄の未遂に関しても同様の罰則が科せられます。不法投棄は犯罪です。船橋市の一般廃棄物等の不法投棄の現状を調査すると、平成24年度の発生件数は1,015件で、投棄量は102tでした。投棄場所は山林、農地、道路、工業用地などが多く、品目としては家電やタイヤ、自転車が多いようです。船橋市では、不法投棄を厳しく罰するため、「船橋市廃棄物の減量、資源化及び適正処理に関する条例」を設けています。
ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介
船橋市の清掃施設一覧
名称 | 電話 | 所在地 |
北部清掃工場 | 047-457-5341 | 船橋市大神保町1356 |
南部清掃工場 | 047-437-5300 | 船橋市潮見町38 |
西浦資源リサイクル施設 | 047-401-9811 | 船橋市西浦1-4-2 |
※船橋市ホームページ参照
西浦資源リサイクル施設について
西浦資源リサイクル施設では、家庭および事業所から出される不燃ごみ、粗大ごみの処理を行っています。 処理能力は、不燃ごみ:29t/日、粗大ごみ:34t/日となっています。ごみを自己搬入して処理することが出来る施設です。
リサイクルへの取り組み
ペットボトルをはじめとする資源ごみを処理している船橋ビン・カン・ペットリサイクルセンターにおける平成26年度の資源化の実績は、売却量及び引渡量の合計8,352tとなります。資源ごみの選別などの業務は民間会社に委託し、売却益については船橋市に還元される仕組みとなっ ています。また、再生センターでは、粗大ごみとして収集した自転車などを修理し、販売することでリサイクルの推進に貢献しています。
職場で出るごみ・産業廃棄物について
事業所から出るごみの出し方
事業所・商店・飲食店など事業活動に伴って発生する事業系一般廃棄物は、家庭ごみステーションには出せません。廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、事業者自らの責任で処理することが定められています。事業系一般廃棄物については、市町村の許可を受けた処理業者に委託して処理するか、事業者自ら清掃工場に搬入し、正しく処理してください。
船橋市廃棄物の減量、資源化及び適正処理に関する条例によって以下の事が定められています。
第5条:事業者は、事業系廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない。
- 事業者は事業系廃棄物の発生を抑制し、再生利用を促進すること等による廃棄物の減量及び資源化に努めるとともに、物の製造、加工、販売等に際して、その製品、容器等が廃棄物になった場合において、適正な処理が困難になることのないようにしなければならない。
- 事業者は一般廃棄物の減量、資源化及び適正な処理の確保に関し市の施策に協力しなければならない。
産業廃棄物について
産業廃棄物とは、事業活動により生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類の6種類と「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」で定めるゴムくず、金属くず、ガラスくずなど14種類の合せて20種類の廃棄物のことを示します。産業廃棄物を処理する場合、事業系一般廃棄物収集運搬業の許可を取得した業者に依頼するなど、事業者が自己責任において適正に処理しなければいけません。船橋市の産業廃棄物収集運搬業許可業者に関する情報は、市のクリーン推進課に問い合わせてください。
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