市川市の粗大ごみ・不用品回収を解説

市川市のゴミ事情

市川市のゴミの量は千葉県で第4位です

市川市は千葉県の北西部に位置し、江戸川を挟んで東京都江戸川区と接しています。都心から20km圏内であるため、首都圏のベッドタウンとして発展しており、東京都特別区部への通勤率は46.5％と圧倒的な高さです。（平成22年国勢調査）。市の人口は481,790人(平成28年2月時点）です。 ゴミの総排出量（生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量）を調べてみると、145,326ｔでした（平成24年度実績）。この値は千葉県内で第4位となります。

市川市ではゴミの排出量削減に成功しています

ゴミの総排出量が千葉県内で第4位の市川市ではごみ問題を深刻に捉え、ごみ削減に力を入れて来ました。ゴミの総排出量の推移をみると、平成20年度から平成24年までの間で9,487ｔ減少させています。数値としては依然として大きいのですが、年々着実にごみの量を減少させていることは、非常に良い傾向と言えるでしょう。

市民1人1日当たりのゴミの量は順調に減少しています

ゴミの搬入量が減少傾向にある市川市の市民1人1日当たりのゴミの量を調査すると、家庭から排出される生活系ごみ、事業所から排出される事業系ごみのいずれにおいても減少傾向にあります。市川市民1人1日当たりのゴミの量848g(平成24年実績）は、千葉県の平均値960gを大きく下回っています。生活系ごみに関しては平成20年から24年までの4年間で約50g減少しており、この値から各家庭におけるごみの分別やリサイクルに関する意識が高くなっていると判断出来ます。

市民1人1日当たりのゴミ搬出量

市川市のごみ削減対策について

市川市では持続可能な社会の構築に向けて、家庭ごみの12分別などの取り組みを進めることで、ごみの減量・資源化に成果を上げてきました。しかし、市川市には最終処分場がないため、ごみの焼却灰などを県内の他市や秋田県、山形県など市外の最終処分場に依存しています。また、クリーンセンターの老朽化などの問題もあり、今後さらにごみの減量・資源化を進める必要があります。そのため、以下の3つの新たなプランを検討し始めています。

1. 家庭ごみの有料化。
2. 建物ごとにごみを収集する戸別収集方式の導入。
3. ごみ収集回数の削減。

市川市の特徴

市川市は緑豊かで歴史ある街です

市川市は縄文時代より栄えた地域で、市内には堀之内貝塚、姥山貝塚、曽谷貝塚など多くの貝塚があります。国府台より広がる高台は下総国の中枢となり、16世紀には国府台城が里見氏と後北条氏の戦いの国府台合戦の舞台となりました。中山地区は中山法華経寺の門前町として発展し、行徳地区は成田街道の宿場町として栄えていました。市川市では、集約的な農業的土地利用がなされており、梨の生産量は千葉県内第1位となっています。市の人口の推移をみると、平成22年に474926人だった人口が平成28年には481,790人まで増加しています。歴史ある街ゆえ、下総国分寺など市内各所に社寺、史跡があり、緑豊かで穏やかな環境です。

市川市のゴミに関する情報

市川市の粗大ごみ(大型ごみ)の出し方・収集方法

家庭で出るゴミのうち、灯油を入れるポリタンク（18リットル用）以上の大きさのものや、鉄アレイなどの重さがあるものは粗大ごみ(大型ごみ)となります。粗大ごみはごみステーションに出すことが出来ません。そのため、粗大ごみを処理する方法は、収集を依頼して処理するかクリーンセンターに自分で持ち込んで処理する方法のいずれかとなります。

粗大ごみ受付センターに収集を依頼して処理する方法

1. 大型ごみ専用電話（047-712-6300）に電話で申し込む。
2. 指定された金額の粗大ごみ処理手数料納付券を購入する。（処理券は510円、1,030円券の2種類です）
3. 収集日の朝8時までに指定された場所に粗大ごみを出す。（納付券に収集日と申し込み者の氏名を記入し、粗大ごみに貼り付ける）
4. 収集車で粗大ごみが回収されます。※立ち合いは不要です。

大型ごみサポート収集制度について

市内に親族がおらず、近所に手伝ってくれる知人のいない独り暮らしの65歳以上の高齢者（世帯）の方と障害をお持ちの方を対象とする「大型ごみサポート収集制度」が設けられています。大型ごみを屋外まで出すことが困難な方をサポートし、屋内から戸外に持ち出して収集を実施する制度です。

ごみの持込みについて

市内の家庭から排出されたごみを直接クリーンセンターに自己搬入することが出来ます。

1. 受入れ日は月曜日から土曜日まで（日曜日、祝日及び、年末年始を除きます）。
2. 受入れ時間は午後1時から午後4時まで。
3. 料金は10kgにつき216円です。

車に積み込む前に、可燃ごみ・不燃ごみを分別してください。

粗大ごみ収集地区一覧

市川市では、以下の地区で粗大ごみの収集を行っています。

不法投棄の現状について

家庭および事業所において不法投棄を行った場合は、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下（法人の場合は3億円以下）の罰金となります。また、不法投棄の未遂に関しても同様の罰則が科せられます。市川市の一般廃棄物等の不法投棄の現状を調査すると、平成24年度の発生件数は3,147件で、投棄量は558tでした。この数値は千葉県の市町村で最多となります。市川市では、不法投棄を減らして行くため、「市川市廃棄物の減量、資源化及び適正処理に関する条例」を設けています。

ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介

市川市クリーンセンターについて

市川市クリーンセンターは、市内で排出された可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみを処理しています。家庭および事業所で発生したごみ(一部を除く）を自己搬入できる施設です。クリーンセンターでは、ごみ焼却時に発生する熱をもとに高温・高圧の蒸気を作り、その蒸気でタービンを回す方法で発電を行っています。平成24年度の総発電電力量は4,374万kwhで、約12,000世帯分の年間消費量に相当します。

「ごみも減量！つくろう紙バッグ」について

平成27年11月24日と12月8日の2回にわたって市川駅南公民館にて紙バッグ作り講座「ごみも減量！つくろう紙バッグ」が行われました。「紙類」「雑がみ」の分別方法や、紙類の資源化の様子等を話しながら、参加者に紙バッグを作るイベントです。市川市の循環型社会推進課では、このような講座を通じて、ごみの減量および資源化につながるよう広報・啓発を促進しています。

職場で出るごみ・産業廃棄物について

事業所から出るごみの出し方

事業所・商店・飲食店など事業活動に伴って発生する事業系一般廃棄物は、家庭ごみ集積所には出せません。廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、事業者自らの責任で処理することが定められています。事業系一般廃棄物については、市町村の許可を受けた処理業者に委託して処理するか、事業者自らクリーンセンターに搬入して処理してください。処理（収集・運搬）を委託する場合、市が許可した業者に委託してください。一般廃棄物処理業許可業者（収集・運搬）に関する情報は市川市のホームページで見ることが出来ます。

市川市では、事業系ごみの削減のため、クリーンセンターへのごみ搬入時に資源物の別下ろしを実施し、収集運搬許可業者に資源化の実施について指導しています。

産業廃棄物について

事業活動により生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類の6種類と「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」で定めるゴムくず、金属くず、ガラスくずなど14種類の合せて20種類の廃棄物を「産業廃棄物」と定義づけています。産業廃棄物を処理する場合、事業系一般廃棄物収集運搬業の許可を取得した業者に依頼するなど、事業者が自己責任において適正に処理しなければいけません。市川市の産業廃棄物収集運搬業許可業者に関する情報は、市の清掃部・循環型社会推進課に問い合わせてください。

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