松戸市の粗大ごみ・不用品回収を解説

松戸市のゴミ事情

松戸市のゴミの量は千葉県で第3位です

松戸市は、千葉県北西部の東葛地域に位置しています。南北に流れる江戸川を西端とし、葛飾区、江戸川区に接しています。東京都特別区部への通勤率は37.3％（平成22年国勢調査）と非常に高い割合となっています。平成28年2月時点の人口は483,796人で、政令指定都市・中核市・特例市のいずれでもない市としては日本一の人口です。しかしながら、平成22年以降は緩やかに減少し始めており、少子高齢化の影響を受けているようです。松戸市のゴミの総排出量（生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量）を調査すると、155,224ｔでした（平成24年度実績）。この値は千葉県内では第3位となります。

柏市ではゴミ削減対策が効果を表しています

ゴミの総排出量が千葉県内で第3位と高いランクに位置する松戸市では、ごみの削減を目標とする様々な取り組みが成果を表しているようです。以下の表のとおり、平成20年から24年の間で総排出量は11,578ｔと大きく削減されています。また、家庭から排出される生活系ごみが着実に減少していることは、各家庭におけるゴミの分別、リサイクルに関する意識の高さを窺わせます。

市民1人1日当たりのゴミの量もしっかりと減少しています

ゴミの搬入量が年々減少している松戸市の、市民1人1日当たりのゴミの量を調査しました。生活系ごみ、事業系ごみのいずれもしっかりと削減されており、総量としても千葉県の市民1人1日当たりのゴミの量の平均値960gを大幅に下回っています。平成20年の時点では県の平均を上回っていたため、松戸市民一人ひとりの努力の成果と言えるでしょう。製造工場や商業施設が多い中、事業系ごみが削減されていることも大きな成果です。

市民1人1日当たりのゴミ搬出量

松戸市のごみ削減対策について

松戸市では、まだ使える物をリサイクルして行くため、靴・バッグ・ベルトのリユース事業を行っています。市内の市民センター、体育館などのスポーツ施設に回収ボックスを設置し、以下の物を回収しています。靴は左右ペアにして透明または半透明のポリ袋に入れて出す必要があります。回収ボックスに入れられた靴などは主に海外で再使用（リユース）されます。

松戸市の特徴

松戸市は「矢切の渡し」で有名な街です

松戸市の辺りには縄文時代の遺跡が多数見つかっており、松戸市の名前はヤマトタケルが従者と待ち合わせたこの地に祠を祀ったという故事から「待つ里」が転じたという説が有力です。江戸時代には水戸街道の宿場町として栄え、徳川将軍家及び水戸徳川家とのつながりが強かったと伝えられています。産業としては、梨、ネギなどを生産する農業も盛んですが、市内各所に工業団地があり、多くの製造工場が立地しています。また、市内には相撲部屋の佐渡ヶ嶽部屋があります。さらに、環境省日本の音風景100選である「矢切の渡し」、野菊の墓文学碑など観光スポットも多い街です。

松戸市のゴミに関する情報

松戸市の粗大ごみの出し方・収集方法

家庭で出るゴミのうち、1辺の長さが50ｃｍ以上のものを粗大ごみと定めています。粗大ごみは家庭ごみの集積所には出せません。戸別収集を依頼するか、清掃施設に自ら持ち込んで処理してください。それぞれ処理の手順は以下のとおりとなります。

戸別収集を依頼して処理する方法

1. 粗大ごみ受付センター：047-391-0007に電話で申し込む。
2. 粗大ごみ処理券を購入する。(1点につき1,000円)
3. 収集日の朝8時30分までに指定された場所に粗大ごみを出す。（粗大ごみ処理券に必ず名前・収集日を記入して粗大ごみに貼ってください）

清掃施設に自己搬入して処理する場合

粗大ごみは清掃施設に自己搬入して処理することが出来ます。ごみの分類によって搬入できる施設が異なりますので、以下の一覧を参考にしてください。必ず事前に搬入先へ電話で事前連絡をしてください。また、持ち込みは1施設1日1回までとなっています。

粗大ごみ収集地区一覧

松戸市では、以下の地区で粗大ごみの収集を行っています。

不法投棄の現状について

家庭および事業所において不法投棄を行った場合は、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下（法人の場合は3億円以下）の罰金となります。また、不法投棄の未遂に関しても同様の罰則が科せられます。不法投棄は犯罪です。松戸市の一般廃棄物等の不法投棄の現状を調査すると、平成24年度の発生件数は483件で、投棄量は37ｔでした。件数は船橋市の半数以下ですが、山林、道路、河川など市内の至るところで不法投棄が発見されており、街の景観を損なう原因となっています。

ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介

松戸市のゴミ処理施設について

松戸市内から排出されるごみを以下の施設で処理しています。

和名ケ谷クリーンセンター

家庭および事業所から排出される一般廃棄物のうち、可燃ごみ、不燃ごみ、焼却可能な粗大ごみを受け入れ焼却処理し、焼却灰を最終処分場へ搬出しています。家庭や事業所から出される粗大ごみを自己搬入することが出来る施設です。

資源リサイクルセンター

市内の家庭から出た資源ごみ、粗大ごみ、有害ごみ等を処理する施設です。それぞれ自己搬入することもできます。処理手数料は、1kg当たり16円（税別）で、20kg未満の場合は20kgとして算出し、一律320円（税別）となります。20kgを超える場合は10kg単位毎に算出されます。

日暮クリーンセンター

市内の家庭から出たごみを処理しています。リサイクル可能なプラスチックを選別・圧縮・梱包し、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会へ搬出しています。粗大ごみは破砕・選別し、燃やせるものは和名ケ谷クリーンセンターへ搬出します。金属類は資源リサイクルセンターへ搬出してリサイクルしています。

職場で出るごみ・産業廃棄物について

事業所から出るごみの出し方

事業所・商店・飲食店など事業活動に伴って発生する事業系一般廃棄物は、一般家庭ごみの集積所には出せません。廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、事業者自らの責任で処理することが定められています。事業系一般廃棄物については、市の処理施設へ自ら搬入するか、市の許可を受けた「一般廃棄物処理業者」に収集・運搬を委託してください。「処理業者」による収集・運搬を委託する場合は、松戸市一般廃棄物処理事業協同組合事務局：047-312-2275に連絡してください。

産業廃棄物について

産業廃棄物とは、事業活動により生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類の6種類と「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」で定めるゴムくず、金属くず、ガラスくずなど14種類の合せて20種類の廃棄物のことを示します。産業廃棄物を処理する場合、事業系一般廃棄物収集運搬業の許可を取得した業者に依頼するなど、事業者が自己責任において適正に処理しなければいけません。千葉県産業廃棄物処理業協同組合：043-248-2773などに相談し、適正な方法で処理してください。

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