浦安市の粗大ごみ・不用品回収を解説
浦安市のゴミ事情
浦安市のゴミの量は千葉県で第7位です
浦安市は千葉県の北西部にあり、東京ディズニーリゾートがあることで全国的に知られています。東京都心までのアクセスの良さにより東京都特別区部への通勤率は49.5%(平成22年国勢調査)と非常に高く、埋立地など計画的に整えられた住環境の良さもあり、近年は高層マンションが次々と建てられています。財政力指数においては常に上位にあり、平成24年度の調査によると市としては首位に位置しています。平成28年2月時点の人口は164,450人となっています。浦安市のゴミの総排出量(生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量)を調べてみると、64,786tでした(平成24年度実績)。この値は千葉県内では第7位となります。
浦安市ではゴミ削減対策が効果を上げています
ゴミの総排出量が千葉県内で第7位に位置する浦安市では、人口が増加傾向にあったためごみの量が年々増えていく状況でした。そのため、自治体と市民が協力し合ってゴミの削減に努めて来ました。平成20年度以降のごみの量の推移をみると、大きな削減に成功していることがわかります。家庭から出される生活系ゴミに関しても着実に減らして来ています。今後さらにごみの分別、リサイクルの推進などを行うことで、総排出量を減らして行くことができるでしょう。
年度 | 総量 | 生活系ゴミ |
---|---|---|
平成20年度 | 69,709t | 37,216t |
平成22年度 | 65,758t | 36,565t |
平成24年度 | 64,786t | 35,875t |
市民1人1日当たりのゴミの量は非常に大きな値となっています
ゴミの搬入量が年々減少している浦安市の、市民1人1日当たりのゴミの量を調査すると、減少傾向にあるものの依然として県の平均の960gを大幅に上回っています。この値は、県庁所在地の千葉市(1,101g)を超えており、浦安市民にとって大きな課題と捉える必要があるでしょう。分類別でみると、家庭から出される生活系ゴミに関しては、県の平均は702gですから下回っているのですが、市内の事業所から出される事業系ゴミに関しては、県の平均258gを大きく超えてしまっています。このことは、東京ディズニーリゾートなど市内にある施設から出される食品ロスのごみ等が多いことも要因の一つとして考えられます。
市民1人1日当たりのゴミ搬出量
年度 | 合計 | 生活系ごみ | 事業系ごみ |
---|---|---|---|
平成20年度 | 1,210g | 738g | 471g |
平成22年度 | 1,120g | 713g | 407g |
平成24年度 | 1,095g | 693g | 402g |
東京ディズニーリゾートのごみ削減対策に関する取り組み
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは、廃棄物削減のため様々な取り組みを行っています。ごみ発生抑制の取り組みとしては、施設内のほとんどのレストルームのペーパータオルを廃止してハンドドライヤーを設置することで、紙ごみの減量をはかっています。東京ディズニーシーの飲食施設では、繰り返し使える陶磁器や金属などの食器を採用し、紙ごみ、プラスチックごみ等の発生抑制を行っています。また、賞味期限の残っている食品を廃棄物にせず、有効利用するため、2014年度からOLCグループの防災備蓄用の食品の一部について、フードバンク等に寄付しています。2014年度はアルファ米約26万食を寄付しました。さらに、施設内に設置しているゴミ箱には細かい分別基準を定め、キャストによる分別の徹底に努めています。
浦安市の特徴
浦安市は東京ディズニーランドによって全国的に知られています
浦安市の市域の約4/3は1960年代後半以降に造成された埋立地が占めています。そのため、市域の西端には海抜ゼロメートル地帯がわずかに存在しています。1157年(保元2年)に集落が誕生したことがはじまりで、堀江・猫実・当代島の3村が江戸時代に幕府の天領となり、明治6年に千葉県に編入されました。浦安市の名称は、初代浦安村村長である新井甚佐衛門が、「浦(海)やすかれ、心安らかに」という願いを込めて名づけたといわれています。昭和39年に海面埋立事業が開始してから都市開発が進み、昭和50年に舞浜が誕生しました。昭和58年4月に東京ディズニーランドが開業し、平成13年9月には東京ディズニーシーがオープンしています。市の人口の推移をみると、平成22年までは右肩上がりで増えていましたが、ここ数年は横ばいとなっています。
浦安市のゴミに関する情報
浦安市の粗大ごみの出し方・収集方法
浦安市では、家庭で出るゴミのうち、「幅×高さ×奥行きが2万立方cmを超えるもの」または「1辺の長さが50cm以上、200cm以下のもの」を粗大ごみと定義づけています。粗大ごみは家庭ごみの集積所に出すことができません。必ず、戸別収集を依頼するかご自身でクリーンセンターに搬入して処理してください。
個別収集を依頼して処理する場合
- 粗大ごみ受付センター:047-305-4000に電話で申し込む。
- 収集日と排出場所を決めて粗大ごみ処理券を購入する。
- 収集日の午前7時から午前8時の間に指定された場所に粗大ごみを出す。(処理券に「名前」を記入し、粗大ごみに貼り付ける)
クリーンセンターに自己搬入して処理する場合
クリーンセンターへご自身で直接持ち込む場合は、電話による事前申込みは必要ありませんが、市内に居住していること証明できる運転免許証などの提示が必要です。処理料金は粗大ごみ10㎏あたり200円(税別)となります。ごみの持ち込みが可能な時間は、午前9時から午前11時、午後1時から午後4時までです。但し、一度に大量のごみを持ち込む場合は、予めクリーンセンターにご相談ください。
粗大ごみ収集地区一覧
浦安市では、以下の地区で粗大ごみの収集を行っています。
明海 | 鉄鋼通り | 富士見 |
今川 | 当代島 | 弁天 |
入船 | 富岡 | 堀江 |
海楽 | 猫実 | 舞浜 |
北栄 | 東野 | 港 |
高洲 | 日の出 | 美浜 |
千鳥 |
不法投棄の現状について
家庭および事業所において不法投棄を行った場合は、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下(法人の場合は3億円以下)の罰金となります。また、不法投棄の未遂に関しても同様の罰則が科せられます。不法投棄は犯罪です。浦安市の一般廃棄物等の不法投棄の現状を調査すると、平成24年度の発生件数は378件ありました。投棄場所としては、工業用地や河川、住宅地などが多いようです。品目に関しては家電や自転車など多岐にわたり、処理費用は市にとって大きな負担となっています。
ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介
浦安市のゴミ処理施設について
浦安内から排出されるごみを以下の施設で処理しています。
クリーンセンター
市内で発生した可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみを収集及び処理しています。家庭および事業所の粗大ごみを自己搬入できる施設です。効率的にごみ処理を行うため、コンピュータによる自動制御システムを取り入れています。24時間の処理能力は約270tです。また、公害対策にも力を入れており、ごみの焼却によって発生した余熱を発電や給湯、冷暖房などに有効利用しています。
ビーナスプラザのご紹介
クリーンセンター内にあるビーナスプラザでは、家庭で不用になった家具や自転車などを再利用するため、修理、点検したリサイクル家具と安全確認済みの自転車の抽選販売を行っています。家具に関しては一部即売展示をしているためその場で購入することができます。抽選日時は展示・応募期間終了後の土曜日午前10時からとなっています。対象者は高校生以上の浦安市民で、一人あたり家具・自転車各1点までです。また、各家庭で不用となった家具と自転車を無料で引き取っています。引き取り方法は、直接持ち込んでいただくか下見・収集のいずれかとなります。
職場で出るごみ・産業廃棄物について
事業所から出るごみの出し方
事業所・商店・飲食店など事業活動に伴って発生する事業系一般廃棄物は、一般家庭ごみの集積所には出せません。廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、事業者自らの責任で処理することが定められています。事業系一般廃棄物については、市の許可を受けた処理業者に委託して処理するか、事業者自らクリーンセンターに搬入し、正しく処理してください。クリーンセンターに持ち込む場合、事業系一般廃棄物は10㎏あたり200円(税別)の処理料金がかかります。クリーンセンターに持ち込む際は、事前に電話予約の必要はありませんが、市内で事業活動をしていることが証明できる「事業所名、所在地の確認ができる通知など」を必ず持って行ってください。
産業廃棄物について
産業廃棄物とは、事業活動により生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類の6種類と「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」で定めるゴムくず、金属くず、ガラスくずなど14種類の合せて20種類の廃棄物のことを示します。産業廃棄物を処理する場合、事業系一般廃棄物収集運搬業の許可を取得した業者に依頼するなど、事業者が自己責任において適正に処理しなければいけません。浦安市内では産業廃棄物に属するごみの不法投棄が後を絶ちません。事業者は必ず法令を遵守し、正しい方法で廃棄物を処理してください。
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