鎌ヶ谷市の粗大ごみ・不用品回収を解説
鎌ヶ谷市のゴミ事情
鎌ヶ谷市のゴミの量は千葉県で第18位です
鎌ケ谷市は、千葉県北西部の東葛地域に位置する市です。市の面積は21.08平方キロメートルと非常に小さいものの人口は10万人を超えています。近年、4路線の乗り入れ駅である新鎌ヶ谷駅周辺の都市開発が進められており、日本橋駅まで特急で約30分という便利さもあり、東京都特別区部への通勤率は27.4%と比較的高めです。鎌ヶ谷市のゴミの総排出量(生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量)を調べてみると、33,210tでした(平成24年度実績)。この値は千葉県内では第18位となります。
鎌ヶ谷市ではゴミ削減対策が効果を上げています
ゴミの総排出量が千葉県内で第18位の鎌ヶ谷市は、人口が10万人を超えている発展した都市であるにも関わらずごみの総排出量はさほど多くありません。しかし、近年のごみの量の推移を調べてみると、平成20年から22年の間では1,234tと大きく削減できていましたが、平成24年になって再び増加傾向を示しています。ただし、家庭から出される生活系ごみに関しては、着々と量を減らしている状況です。総量としては大きな値ではないものの、今後もごみを削減していけるよう、自治体と市民が協力して行く必要があります。
年度 | 総量 | 生活系ゴミ |
---|---|---|
平成20年度 | 34,168t | 25,903t |
平成22年度 | 32,934t | 25,358t |
平成24年度 | 33,210t | 25,162t |
市民1人1日当たりのゴミの量は減少傾向にあります
ゴミの搬入量が再び増加傾向を示している鎌ヶ谷市の、市民1人1日当たりのゴミの量を調査すると、ゴミ搬出量全体としては減少し続けています。また、千葉県の1人1日当たりの平均値は960gであるため、鎌ヶ谷市民はごみの削減のため努力し続けていることがわかります。しかしながら分類別でみると、家庭から排出される生活系ゴミが減少しているなか、事業所から排出される事業系ゴミに関しては、平成24年に再び増えてしまっています。今後、市内の事業所においては、さらなるゴミの削減、紙ごみなど資源の再利用を進めていく必要があるでしょう。
市民1人1日当たりのゴミ搬出量
年度 | 合計 | 生活系ごみ | 事業系ごみ |
---|---|---|---|
平成20年度 | 885g | 709g | 176g |
平成22年度 | 837g | 677g | 160g |
平成24年度 | 828g | 658g | 169g |
鎌ヶ谷市のごみ削減対策に関する取り組み
家庭から排出される生活系ごみは多くの水分を含んでいます。市では、ごみの減量化をすすめるため、生ごみ処理容器などの購入を補助する制度を設けています。補助が受けられるのは、鎌ケ谷市民(市内に住民登録又は外国人登録をしている人)であること、つくられた堆肥を自分で処理できる人であり、尚且つ購入した日から1年以内のものが対象となります。補助金額は、生ごみ処理容器の場合、購入価格の半額相当額で、限度額は1基につき4,000円です。但し、1世帯につき2年間で2基までを対象とします。
鎌ヶ谷市の特徴
鎌ヶ谷市は首都圏のベッドタウンとして人口が増加し続けています
鎌ヶ谷市の地域には縄文時代の貝塚があり、鎌倉時代には佐津間が相馬氏の所領でした。市域の一部は小金牧となっており、野生馬の供給という役割を担っていました。明治維新直後に牧は廃止され、東京府の貧窮民と旧武士たちの救済の目的で入植者による開墾が行われました。大正12年12月27日に北総鉄道船橋線(東武鉄道野田線)が開通してからは徐々に街づくりが進み、昭和24年1月8日に新京成線、昭和54年3月9日に北総線が開通されるに伴い、首都圏へのアクセスの良さから人口が増えて行きました。県内有数の梨の産地として知られ、ブドウ、サツマイモなどの観光農園も一時増えていました。国勢調査のデータから市の人口の推移をみると、昭和45年には40,988人だった人口が平成12年には102,573人と10万人を超え、現在も増加傾向となっています。
鎌ヶ谷市のゴミに関する情報
鎌ヶ谷市の粗大ごみの出し方・収集方法
鎌ヶ谷市では、家庭で出るゴミのうち、3辺の合計が100cm以上で長さ2.5m以内のものを粗大ごみと定義づけています。粗大ごみは家庭ごみの集積所に出すことができません。以下のいずれかの方法で処理してください。
個別収集を依頼して処理する場合
- クリーンセンターしらさぎ:047-443-5300に電話で申し込む。
- 粗大ごみ処理券を購入する。(1点860円)
- 収集日の午前8時までに指定された場所に粗大ごみを出す。(処理券に「名前」を記入し、粗大ごみに貼り付ける)
クリーンセンターしらざきに自己搬入して処理する場合
クリーンセンターしらざぎに直接持ち込む場合、電話による事前申込みは必要ありません。処理料金は粗大ごみ1点につき430円となります。戸別収集の半額となりますのでお得です。平日は、午前8時30分から正午、午後1時から午後4時まで受け付けています。土曜日は午前8時30分から正午までとなります。
粗大ごみ収集地区一覧
鎌ヶ谷市では、以下の地区で粗大ごみの収集を行っています。
粟野 | 富岡 | 東初富 |
右京塚 | 中佐津間 | 東道野辺 |
鎌ケ谷 | 中沢 | 馬込沢 |
軽井沢 | 中沢新町 | 丸山 |
北中沢 | 西佐津間 | 道野辺 |
北初富 | 西道野辺 | 道野辺中央 |
串崎新田 | 初富 | 道野辺本町 |
くぬぎ山 | 初富本町 | 南鎌ケ谷 |
佐津間 | 東鎌ケ谷 | 南佐津間 |
新鎌ケ谷 | 東中沢 | 南初富 |
中央 |
不法投棄の現状について
家庭および事業所において不法投棄を行った場合は、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下(法人の場合は3億円以下)の罰金となります。また、不法投棄の未遂に関しても同様の罰則が科せられます。不法投棄は犯罪です。鎌ヶ谷市の一般廃棄物等の不法投棄の現状を調査すると、平成24年度の発生件数は200件で廃棄物の量は41tでした。投棄場所としては、山林、農地、道路などが多いようです。鎌ヶ谷市では、「鎌ケ谷市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例」を設け、不法投棄の撲滅に力を注いでいます。
ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介
鎌ヶ谷市のゴミ処理施設について
鎌ヶ谷市内から排出されるごみを以下の施設で処理しています。
クリーンセンターしらざぎのご紹介
市内で発生した可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみを収集及び処理しています。家庭で発生した粗大ごみを自己搬入できる施設です。流動床式焼却炉によりごみを完全燃焼させ、きれいな不燃物と金属類と飛灰にしています。ごみの燃焼熱を温水として回収し、場外の余熱利用施設と場内の利用施設へ供給することで、有効利用しています。また、排ガスは排ガス処理システム(バグフィルタ)で確実に処理しているため、各種公害防止基準に充分達成しています。
さわやかプラザ軽井沢のご紹介
さわやかプラザ軽井沢は、クリーンセンターの余熱を利用し還元している施設です。館内には、温水プール、浴場、トレーニングルームなどがあり、地域住民の健康増進やコミニュケーション・スペースとして活用されています。エコロジースパには、一般浴(人工炭酸カルシウム温泉)、露天風呂、エステ湯、気泡湯など多様な入浴設備があり、 鎌ヶ谷市民は大人510円・小人250円で3時間利用することが出来ます。
職場で出るごみ・産業廃棄物について
事業所から出るごみの出し方
事業所・商店・飲食店など事業活動に伴って発生する事業系一般廃棄物は、一般家庭ごみの集積所には出せません。廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、事業者自らの責任で処理することが定められています。そのため、事業者自らクリーンセンターしらさぎに直接搬入するか、一般廃棄物処理業許可業者等に依頼して処理してください。クリーンセンターに持ち込むことが出来るのは可燃ごみだけです。10kgあたり180円の処理料金がかかります。
産業廃棄物について
産業廃棄物とは、事業活動により生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類の6種類と「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」で定めるゴムくず、金属くず、ガラスくずなど14種類の合せて20種類の廃棄物のことを示します。鎌ヶ谷市内の自業者が産業廃棄物を処理する場合、事業系一般廃棄物収集運搬業の許可を取得した業者に依頼するなど、自己責任において適正に処理しなければいけません。鎌ヶ谷市では、産業廃棄物処理業者に対してPCB混入の可能性の有無について確認するよう指導を行っています。鎌ヶ谷市の産業廃棄物処理業者に関しては、市のクリーン推進課に問い合わせてみましょう。
鎌ヶ谷市の引越しの不用品処分にも最適
家具・タンス・ベッド・ソファ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン・学習机が最安価格で価格で回収してもらえる不用品回収業者をしっかり比較してみよう!