習志野市の粗大ごみ・不用品回収を解説
習志野市のゴミ事情
習志野市のゴミの量は千葉県で第9位です
習志野市は東京湾に面しており、千葉県北西部の葛南地域に位置しています。人口は平成28年2月時点で168,963人です。市の面積は20.97平方キロメートルと小さいため人口密度が高めです。隣接する船橋市、千葉市のベッドタウン的な役割を担っており、通勤率は2市合わせて約22%となっています。習志野市のゴミの総排出量(生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量)を調査すると、57,040tでした(平成24年度実績)。この値は千葉県内で第9位となります。
習志野市のゴミ削減対策は効果を表しています
ゴミの総排出量が千葉県内で第9位の習志野市ではゴミを削減して行くため、自治体と市民、企業が一体となって様々な取り組みを行って来ました。ゴミの総排出量の推移をみると、以下の表のとおり、平成20年度から平成24年までの間で6,554tの削減に成功しています。家庭から排出される生活系ごみの量も順調に減っており、各家庭において、ごみの水切り、食品トレイのリサイクル回収など、ごみ削減のために日々努力している成果と言えます。
年度 | 総量 | 生活系ゴミ |
---|---|---|
平成20年度 | 63,594t | 40,459t |
平成22年度 | 59,077t | 39,448t |
平成24年度 | 57,040t | 38,653t |
市民1人1日当たりのゴミの量は県の平均以下まで減少しています
ゴミの搬入量が順調に減っている習志野市の市民1人1日当たりのゴミの量を調査すると、家庭から出される生活系ごみ、事業所から出される事業系ごみのいずれも大きく削減されている状況です。平成20年の時点では、習志野市民1人1日当たりのゴミの量は1,102gと県の平均960gを大幅に超えていましたが、平成24年には平均以下の945gまで減少させることに成功しています。
市民1人1日当たりのゴミ搬出量
年度 | 合計 | 生活系ごみ | 事業系ごみ |
---|---|---|---|
平成20年度 | 1,102g | 788g | 313g |
平成22年度 | 1,009g | 738g | 271g |
平成24年度 | 945g | 698g | 247g |
習志野市のごみ削減対策について
習志野市では、ごみの量の多さを重大な問題と捉え、官民が一体となってごみ削減に力を尽くして来ました。ごみ削減を目指し、ごみの発生抑制:Reduce(リデュース)、繰り返し使う:Reuse(リユース)、再資源化:Recycle(リサイクル)という、「3R(スリーアール)」活動を推進しています。習志野市としては、以下の取り組みに力を入れています。
・使用済み小型家電のボックス回収
使用済の小型家電に含まれるレアメタルなど、資源を有効活用するため、市内公共施設に設置した専用ボックスで拠点回収を行ってます。回収場所としては、環境政策課第三分室2階、市民課棟受付、東部連絡所、西部連絡所、公民館(菊田、大久保、実花、袖ケ浦、谷津)などです。
・食品用白色発泡トレイの回収場所
市内各公民館、市役所、東習志野・谷津コミュニティセンター、総合福祉センター、東部保健福祉センター、勤労会館、ゆうゆう館、市内スーパーなどで食品の発泡トレイを回収し、リサイクルにつなげています。
習志野市の特徴
習志野市は古より軍の施設を中心に発展して来ました
習志野市の一帯には藤崎堀込貝塚、鷺沼古墳群などがあり、古の時代から人々が暮らしていました。江戸時代には幕府によって小金牧(牛馬の放牧場)が置かれ、明治に入ってからは陸軍の演習が行われていました。後に明治天皇によって「習志野原」と命名され、習志野市の名称の由来となりました。戦後、軍の施設は住宅地、教育施設、病院、工場へと転換されましたが、現在も自衛隊習志野駐屯地があります。産業としては工業が盛んで、京葉工業地域には重化学工業が発達しています。また、旧軍隊施設跡地に誘致された東邦大学や日本大学生産工学部、千葉工業大学など教育機関も多く、京成大久保駅周辺は学生の街となっています。
習志野市のゴミに関する情報
習志野市の粗大ごみの出し方・収集方法
家庭で出るゴミのうち、1辺の長さがが50cm以上2m以下のものは粗大ごみになります。粗大ごみは家庭ごみのためのごみステーションに出すことが出来ません。そのため、粗大ごみを処理する場合、戸別に収集を依頼して処理しなけれないけません。処理方法は以下の手順となります。尚、申し込みは1日1回5点までです。
粗大ごみ受付センターに収集を依頼して処理する方法
- 粗大ごみ受付センター(047-453-7979)に電話で申し込む。
- 指定された金額の粗大ごみ処理券を購入する。
- 収集日の朝8時30分までに指定された場所に粗大ごみを出す。処理券にお名前(または受付番号)、品名、収集日を記入し、粗大ごみに貼り付けます。
- 収集車で粗大ごみが回収されます。※立ち合いは不要です。
粗大ごみ収集地区一覧
習志野市では、以下の地区で粗大ごみの収集を行っています。
茜浜 | 鷺沼台 | 藤崎 |
秋津 | 芝園 | 実籾 |
泉町 | 新栄 | 実籾本郷 |
大久保 | 袖ケ浦 | 本大久保 |
香澄 | 津田沼 | 屋敷 |
奏の杜 | 花咲 | 谷津 |
鷺沼 | 東習志野 | 谷津町 |
不法投棄の現状について
家庭および事業所において不法投棄を行った場合は、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下(法人の場合は3億円以下)の罰金となります。また、不法投棄の未遂に関しても同様の罰則が科せられます。不法投棄は犯罪です。習志野市の一般廃棄物等の不法投棄の現状を調査すると、平成24年度の発生件数は96件で、投棄量は2tでした。投棄場所は道路やごみ集積所などが多く、品目としては家電が多いようです。習志野市では、不法投棄を厳しく罰するため「習志野市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例」を設けています。
ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介
習志野市クリーンセンターについて
習志野市内で発生した一般廃棄物(ごみ)を自己搬入できる施設です。
- 受付時間:午前9時~11時30分・午後1時~4時(平日のみ)。
- 料金:10kgにつき220円(税込)です。
- ごみの種類:家庭で発生した生活系ごみと粗大ごみに限ります。
リサイクルプラザについて
リサイクルプラザは、クリーンセンター内にあります。市民がごみについて学習できるよう、様々なリサイクル体験教室を開催しています。館内では粗大ごみとして回収した家具等を再生し、展示販売を行っています。
リサイクルへの取り組み
習志野市では、雑がみの回収に力を入れています。ティッシュボックスやカレンダー、菓子箱、カタログ、包装紙、紙リサイクルマークのついた物などを資源物として回収し、リサイクルにつなげています。習志野市では可燃ごみの約50%を紙類が占めています。それらを燃やすごみとしてではなくリサイクルする資源ごみとして回収することで、ごみの削減に成功しています。
職場で出るごみ・産業廃棄物について
事業所から出るごみの出し方
事業所・商店・飲食店など事業活動に伴って発生する事業系一般廃棄物は、家庭用ごみ集積所には出せません。廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、事業者自らの責任で処理することが定められています。事業系一般廃棄物は、ご自身で直接クリーンセンターへ搬入するか、習志野市一般廃棄物収集運搬許可業者に委託して処理してください。
クリーンセンターに搬入する場合は以下を参考にしてください。
- 料金:10kgあたり220円。
- 時間:月曜日~土曜日(年末年始・祝日除く) 午前9時~午前11時30分、午後1時~午後4時。
- 場所:習志野市クリーンセンター(習志野市芝園3丁目2番1号)
- お問合せ先:クリーンセンタークリーン推進課047-451-1793
産業廃棄物について
産業廃棄物とは、事業活動により生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類の6種類と「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」で定めるゴムくず、金属くず、ガラスくずなど14種類の合せて20種類の廃棄物のことを示します。産業廃棄物を処理する場合、事業系一般廃棄物収集運搬業の許可を取得した業者に依頼するなど、事業者が自己責任において適正に処理しなければいけません。習志野市の産業廃棄物収集運搬業許可業者に関する情報は、一般社団法人千葉県産業廃棄物協会:043-246-9581にお問い合わせください。
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