エアコンの処分はどこに依頼すればいい?費用は?

エアコン

壊れたエアコンや機能が低下したエアコン、引越しで処分したいなどエアコンの処分にお困りの方が多いのではないでしょうか。

エアコンは室内機と室外機、ホースなどがあり、自分で取り外すのは難しいものです。買い替えの場合は業者がしてくれますが、処分だけという場合はどうすればいいのでしょうか?エアコンの処分方法と費用などについて、詳しくご説明します。

エアコンは家電リサイクル法の対象

エアコンはテレビや冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機と同様に「家電リサイクル法」の対象商品になっています。そのため、行政の粗大ごみでは回収してもらえません。また、処分する場合はリサイクル料金がかかります。

エアコンのリサイクル料金

エアコンのリサイクル料金はほとんどのメーカーの製品が972円となっています。冷蔵庫のリサイクル料金が3400円~なので、それと比べるとずいぶん安いですね。ただ、こういった家電リサイクル法対象商品は、リサイクル料とは別に収集・運搬費用がかかります。

大手家電量販店の場合 (税込み)

リサイクル料(972円)+運搬費用(1080円)+出張費(2160円)=4212円

このように処分費用は合計で4212円かかります。

この費用は回収を依頼する家電販売店によって異なるので、事前に確認してみましょう。

エアコンの処分方法

エアコンを処分する方法は、ケースによって異なります。

  1. まだ使えるエアコンを処分する場合
  2. 使えないエアコンを処分し、新しく購入する場合
  3. 使えないエアコンの処分だけをする場合

では、それぞれのケースでの処分方法を見ていきましょう。

まだ使えるエアコンを処分する場合はリサイクルがおすすめ

まだ使える場合は、エアコンを買い取ってくれるリサイクルショップに相談してみましょう。特に製造から3年未満のエアコンは高く買い取ってもらえます。エアコンを購入したけれど引っ越すことになって、引越し先の部屋にはエアコンが備え付けられている場合などは捨てるのはもったいないので、ぜひ買い取ってもらうといいですよ。

リサイクルショップに依頼する場合の注意

リサイクルショップの中でもエアコンの買い取りはしていない業者があるので、事前に確認しておきましょう。

また、買い取りが可能な場合でも、取り外しの費用や運搬費用がかかる場合があります。エアコンは素人が取り外すのが難しいものなので依頼するしかありませんが、買い取り価格と取り外し費用を比較して損がないようにすることが大切です。

使えないエアコンを処分する場合

エアコンはまだ機能していても、古くなると燃費が悪くなり電気代がかかるようになります。また、暖房はできても冷房ができないなど、多くの問題が生じます。処分する前に修理が可能かどうかを調べてみるといいでしょう。

エアコンによくある故障と修理費用

あるメーカーのルームエアコンによく見られる故障と、その修理費用の目安です。

症状 修理または交換部品 修理費用
動作しない(リモコンで作動しない) 基盤 9000円~26000円
リモコン 4000円~9000円
冷えない(暖まらない) 室外機が動かない場合 基盤 12000円~28000円
冷凍サイクル 34000円~80000円
ガス漏れ ガスチャージ 24000円~26000円
冷凍サイクル 34000円~80000円
室内ファンが動かない 基盤 11000円~26000円
  14000円~22000円

(別途、出張料などがかかります。また、取り付けてある場所や状態によっては別に費用がかかる場合があります。)

このように症状によっては修理費用が高額になる場合があります。

使えないエアコンを新品に買い換える場合

エアコンが故障すると修理代が高くかかり、しかも古い型のエアコンの場合は電気代がかかるため、新しい省エネタイプのエアコンに買い換えるという方が多いようです。

買い替えの場合、古いエアコンの処分料はどうなる?

買い替えの場合でも、古いエアコンの処分には「家電リサイクル料金」がかかります。上に書いたように「運搬費」と「出張費」がかかりますが、買い替えの場合は「出張費は無料」にしている店もあります。一度、販売店に問い合わせてみましょう。

使えないエアコンを買い替えずに処分する場合

買い替えずに古いエアコンを捨てたいという場合は、

  1. 家電販売店に連絡して引き取ってもらう
  2. 粗大ごみ回収業者に依頼する

という方法があります。

家電販売店に引き取ってもらう方法

この場合は

  1. 家電リサイクル料金
  2. 運搬費
  3. 出張費

が必要です。

ちなみに一般の家電製品を処分する場合は、家電リサイクル券を購入して「指定引き取り場所」に持ち込むという方法があります。しかし、エアコンは取り外しが難しい物ですので、自分で取り外して持ち込むのは困難でしょう。やはり家電販売店などの専門家に依頼するのが安心な方法です。

粗大ごみ回収業者に回収を依頼する方法

行政の粗大ごみでは回収できないごみなど不用品を回収してくれる業者があります。「不用品回収」「粗大ごみ回収」などの名前で出ています。

こういった業者は取り外しもしてくれますし、マンションやアパートなども部屋まで引き取りに来てくれます。希望の日時に来てもらえるのも便利な点です。粗大ごみ回収業者は何社かあるので、見積もりを取ってみるといいでしょう。

エアコン無料回収する業者には要注意

ただし、注意したいのは「無料回収」の業者です。インターネットで「エアコン処分」などで検索すると、「エアコンを無料で回収します」と出している業者のサイトが何社か見つかります。

リサイクル料も不要、出張料や運搬費も不要などと書いていますが、これらの業者の中には廃棄物の収集や処理を無許可でおこなっている業者があり、不法投棄をしたり、不適切な管理下で火災などの事故を起こしたりというケースが報告されています。

エアコンのリサイクル料が不要ということはありません。法律で定められているものなので、安易に「無料」という言葉に乗らないように気をつけましょう。

業務用エアコンは家電リサイクルの対象外!

「家電リサイクル法」の対象になっているエアコンは「家庭用」だけで、「業務用エアコン」は対象外です。ただし、家庭用のエアコンを事務所などで使っている場合は、家電リサイクル法の対象として見てもらえます。
家電販売店の引き取り対象も「家庭用」となっています。不明な場合は、一度家電販売店に問い合わせてみてください。

なお、粗大ごみ回収業者では家庭用でも業務用でも引き取ってくれます。エアコン以外の物も回収可能なので相談されるといいでしょう。

今すぐ粗大ごみを処分

  • 即日対応

    思いついたらすぐ回収。自分で運び出す必要もありません。

  • なんでも回収

    小さなものから大きなものまで何でも回収。手間が全くありません

お住まいの地域から不用品回収業者を探す

同じカテゴリの関連記事

copyright © 粗大ゴミ回収ガイド All Rights Reserved.