洗濯機・乾燥機の処分~費用と処分方法は?

洗濯機

洗濯機と衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象品で、行政の粗大ごみに出すことはできません。リサイクル料金を支払って、きちんと処理してもらう必要があります。さて、処理はどこに依頼すればいいのでしょうか?

洗濯機・衣類乾燥機のリサイクルの料金はいくら?

家電製品の中でも洗濯機・衣類乾燥機、冷蔵庫、テレビ、エアコンは中の部品や材料の一部をリサイクルして使います。そのため、ごみとして処分するのではなく、リサイクルとして回収してもらいます。

洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料は2300円

洗濯機と衣類乾燥機のリサイクル料はほぼどのメーカーも同じで、2300円+消費税となっています。冷蔵庫や冷凍庫が3400円、4300円(容量によって違います)に比べると安い金額ですね。

洗濯機・衣類乾燥機の処分方法

洗濯機と衣類乾燥機を処分する方法は、

  1. まだ使える場合
  2. もう使えない場合

で異なります。

まだ使える洗濯機・衣類乾燥機を処分する方法

洗濯機・衣類乾燥機の寿命は使い方によって異なる!

洗濯機には

  • 全自動
  • 二槽式
  • ドラム型
  • 乾燥機付き洗濯機

などの種類があります。

それぞれに寿命(耐用年数)がありますが、どれくらい持つのかは使い方や使用頻度によって異なってきます。

洗濯機が壊れやすいケース

単身赴任や一人暮らしの人は、洗濯物は自分の衣類だけなのでそれほど多くはありません。そのため、洗濯する回数は家族で暮らしている場合に比べると少なくなります。

一方、

  • 大家族
  • 赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭
  • アトピー性皮膚炎など肌が弱い家族がいる場合
  • 中学校・高校などで運動部に入っていて、ユニホームなどの泥や汗の汚れがひどい場合
  • 現場作業など仕事で作業着の汚れがひどい場合

などは洗濯する回数が多くなります。

赤ちゃんの衣類だけ専用の洗剤で洗いたいとか、アトピー性皮膚炎や敏感肌の家族だけは専用の洗剤で洗いたいという家庭では、家族とは別に洗濯することになります。その場合はどうしても洗濯回数が増えてしまいます。

また、運動部や作業着の汚れがひどい場合は家族の衣類と別にして洗うことが多いため、その分洗濯回数が増えます。

使用頻度が高いと、それだけ壊れる可能性が高くなります。

洗濯機を外に置いていると壊れやすい

家の中に洗濯機を設置できない場合は、軒下やベランダなど外に設置することになります。屋根があっても、雨や風が当たるために傷みが早くなります。故障の原因にもつながりやすいと言えます。

このように使い方や使用頻度などで洗濯機・衣類乾燥機は早くに壊れてしまう場合があります。一方、洗濯回数が少ない場合などはきれいな状態で長持ちすると考えられます。その場合でも他の電化製品と同様に寿命は10年前後と考えられます。

洗濯機が壊れた場合の修理代

洗濯機は毎日使うものなので、どうしても故障が起こります。参考までに修理代の例を紹介しておきます。

症状 修理内容 修理代
電源が入らない コントロール基盤の交換 12000円~15000円
(ドラム式の場合 19000円~40000)
給水しない・排水しない コントロール基盤の交換 12000円~15000円
(ドラム式の場合 19000円~24000円)
脱水しない 駆動部やクラッチの交換 14000円~20000円
水漏れ 排水ホースの交換 5000円~11000円
(ドラム式の場合5000円~14000円)
(ドラム式洗濯乾燥機)
乾燥しない
ファンモーターの交換 20000円~30000円

この修理代はあくまでも目安です。実際は現物を見て、修理代の見積もり額を出してもらいます。

修理代は安い場合は5000円程度で済みますが、高い場合は3~4万円かかることがあります。また、いくつもの故障が重なっていると、さらに修理代は高くなるので買い替えた方がお得というケースもあります。

まだ使える洗濯機・衣類乾燥機の処分方法

まだ使えるけれど、自宅では使用しないという場合は知り合いに譲ってあげる他に、リサイクルショップで買い取ってもらう方法、「あげます・ください」サイトを利用して欲しい人に譲ってあげる方法、オークションに出す方法などがあります。

人に譲る場合の注意点

人に譲ってあげる場合や「あげます・ください」サイトを利用して他人に譲り渡す場合は、次の点に注意が必要です。

  • 壊れていないものであること
  • 傷や不調があれば、必ず伝えておくこと
  • 輸送をどうするか、話し合うこと

無料で譲ってあげる場合でも、壊れていないことが大前提です。また、使用に差し支えない傷でも、一応伝えておきましょう。

また、小さな洗濯機は自家用車で運搬が可能ですが、大型の物や重い物は難しい場合があります。搬送先の設置場所なども含めて、輸送の面をよく話し合っておきましょう。

リサイクルショップやオークションで売る場合の注意点

洗濯機・衣類乾燥機の状態が良ければ、リサイクルショップでの買い取りやオークションに出品して売ることができます。
その場合の注意点を確認しておきましょう。

  • 正常に稼動すること
  • 汚れや傷がないこと
  • 購入した年月がわかれば伝えておく
  • 取り扱い説明書や備品などを付ける
  • 保障期間中であれば、保証書を添付する

リサイクルショップで買い取ってもらう場合は、自宅まで引き取りに来てくれる店を選ぶと輸送の面で助かります。

オークションの場合は、写真と説明文で商品の状況を伝える必要があります。閲覧者に商品がどんな状態かよくわかるように、さまざまな角度から写真を撮って掲載するといいでしょう。
また、

  • メーカー名
  • 型番
  • 大きさ
  • 購入年月
  • 傷の有無
  • 送料と梱包はどうするか

などをきちんと掲載しておきましょう。

使えない洗濯機・衣類乾燥機を処分する場合

壊れてしまった洗濯機や人に譲るのは抵抗があるという場合は、廃棄処分します。
その場合の処分方法は、以下の4通りがあります。

  1. 買い替える際に引き取ってもらう
  2. 指定引き取り場所に持ち込む
  3. 家電販売店に引き取ってもらう
  4. 不用品回収業者に依頼する

それぞれの処分方法を詳しくご説明します。(いずれの方法でもリサイクル料は必要です。)

買い替える際に引き取ってもらう方法

多くの家電販売店では、新規に購入すると古い家電製品を引き取ってくれます。洗濯機や衣類乾燥機も同様です。

ただ、販売店によっては運搬料を取るところがあります。また、購入したのは洗濯機だけだが、引き取りは洗濯機と乾燥機の2台という場合は、回収費用がかかる可能性があります。

一方、引き取った家電製品を下取りして、新規購入費用から差し引いてくれるケースもあるので、一度聞いてみるといいでしょう。

指定引き取り場所に持ち込む方法

家電リサイクル券を購入し、指定引き取り場所に持っていくと、処分してもらえます。

全国の指定引き取り場所はこちらで調べられます。
http://www.e-map.ne.jp/p/rkcsymap/ 自分の車などで搬送できる場合は、この方法が早くて運搬料も不要なのでおすすめです。

家電販売店に引き取ってもらう方法

新規に家電製品を購入しない場合でも、家電販売店では古い洗濯機・衣類乾燥機を引き取ってくれるところがあります。

この場合は「リサイクル料」+「運搬料」がかかります。運搬料だけでも2000~3000円ほどかかる場合があるので、事前によく確認してください。また、引き取りは玄関先までなので玄関まで自分で運んでおかなければいけないという難点があります。

不用品回収業者に依頼する方法

リサイクル料金と回収(運搬)費用はかかりますが、不用品回収業者に依頼すると部屋の中やアパート・マンションの高層階でも取りに来てくれます。回収は早ければ即日回収が可能ですし、自分の都合のいい日を指定できるので便利です。

ただし、「無料で電化製品を回収します」とアナウンスして回っている業者には気をつけてください。どんなごみでも「無料で回収」ということはあり得ません。逆に高い「処理費用」を請求されるというトラブルが多発しています。くれぐれもご注意ください。

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