ストーブやファンヒーターなど暖房器具の処分はどうすればいい?

暖房器具

ストーブやファンヒーターは暖房器具として欠かせないものです。しかし、引越しや買い替えなどで不用になった場合の処分はどうすればいいのでしょうか?行政のごみに出す場合の注意点や便利な処分方法についてご説明していきます。

よく利用する暖房器具のあれこれ

暖房器具にはエアコン以外で次のように多くの種類があります。

暖房器具

電気で暖める器具

  • 電気ストーブ
  • セラミックヒーター
  • パネルヒーター
  • オイルヒーター
  • 電気コタツ

灯油で暖める器具

  • 石油ストーブ
  • 石油ファンヒーター

ガスで暖める器具

  • ガスストーブ
  • ガスファンヒーター

では、それぞれの特徴と処分方法について見ていきましょう。

暖房器具別の処分方法

暖房器具を行政のごみとして出す場合は

  1. 不燃ごみ
  2. 粗大ごみ

の2通りの方法があります。

暖房器具の多くは粗大ごみ

各自治体によって不燃ごみの大きさが決められています。その規定よりも大きい場合は「粗大ごみ」として回収してもらいます。

各自治体の粗大ごみの大きさ規格の例
東京都文京区 1辺が約30cm以上のもの(小型電化製品は不燃ごみ)
横浜市 1辺が約30cm以上のもの
千葉市 不燃ごみ指定袋に入らないもの
大阪市 1辺が約30cm以上のもの

となっています。そのため、ほとんどの暖房器具は「粗大ごみ」の対象となります。

粗大ごみとして出す場合はここに注意!

暖房器具を粗大ごみとして出す場合は、次の点に注意してください。

  • 灯油を出しておく
  • 乾電池を出しておく

石油ストーブや石油ファンヒーターなどは容器に灯油が残ったままで処分される方がいますが、灯油はガソリンスタンドで処分してもらいます。先に灯油の容器を取り出してガソリンスタンドに持っていきましょう。

石油ストーブなどで灯油が取り出せない場合は、灯油を使いきってから粗大ごみに出します。

暖房器具の粗大ごみの処分料

行政で回収する粗大ごみは、品目によって料金が異なります。主な暖房器具の回収料金を調べてみました。

東京都文京区 横浜市 千葉市 大阪市
オイルヒーター 700円 200円 370円 200円
電気ストーブ 300円 200円 370円 200円
石油ファンヒーター 700円 200円 15㎏まで370円
25㎏まで750円
400円
石油ストーブ 300円 200円 370円 200円
ガスストーブ
ガスファンヒーター
(ストーブ)300円
(ファンヒーター)700円
200円 370円
(ガスファンヒーター:25㎏以上は750円)
200円
パネルヒーター 700円 200円 200円
コタツ (板は別)
・家具調コタツ:700円
・家具調コタツ以外:300円
板とセット:500円 (コタツ板を含む)
15㎏まで370円
25㎏まで750円
200円
コタツ板 300円

このように自治体によって処分料が異なります。事前に処理券などの購入が必要です。

粗大ごみは家の前に出しておく

粗大ごみは自宅の前(玄関前やガレージ)、マンションやアパートなら玄関やごみ回収場所など指定されたところに自分で出しておきます。ストーブやファンヒーターなら持ち出せるかも知れませんが、大きなコタツなどは分解するなどして搬出する必要があります。(分解してもひもなどで結んでおけば1つのごみとして回収してくれます)。

まだ仕える暖房器具はリサイクルショップで売ることも可能

ファンヒーターや石油ストーブ、コタツなどは使える状態であれば、リサイクルショップで買い取ってもらうことができます。

ただし、古い型は買い取り価格がつかない場合があります。目安は製造から5年程度と言われていますので、十分に機能していても5年以上前の製品は買い取り価格がつかない可能性があります。これは一度査定してもらわないとわからないので、機能している暖房器具を処分したい場合は、リサイクルショップに相談されるといいでしょう。

不用品回収業者に依頼すると便利

行政の粗大ごみに出す場合は、灯油を取り出したり、家の前に出しておいたりと何かと面倒なことが多いものです。また、回収は申し込んでから1週間~10日後くらいになります。すぐに来てくれないのが難点です。

そこで、急ぐ場合や灯油の処分ができない場合などは民間の不用品回収業者を利用してみましょう。

不用品回収業者に依頼するメリット

不用品回収業者に依頼する場合は、次のようなメリットがあります。

  • 部屋の中まで取りに来てくれる
  • 灯油などが入ったままでもOK
  • 早ければ頼んだ当日に来てくれる
  • 希望した日に来てくれる
  • 使えるものはその場で査定して買い取ってくれる業者がある

高齢者や足や腰が悪い方、マンションの高層階に住んでいる方などで、ストーブやファンヒーター、コタツなどを回収場所まで搬出できないという方は依頼されるといいでしょう。また、引越しなどで急いで処分したい場合も、早く来てくれるので助かります。費用はかかりますが、それ以上のメリットがあります。

町内を巡回している回収業者には要注意

ただし、町内で「不用になった石油ストーブやファンヒーターを無料で回収します」とアナウンスして巡回している回収業者には注意してください。

「無料で回収」と言っていますが、実際は高い処分料や運搬料を請求されることがあります。それで多くのトラブルが報告されているので、くれぐれもご注意ください。依頼するなら当サイトでご紹介している業者や、きちんとホームページがあり連絡先を明記している業者を利用されることをおすすめします。

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