使わなくなった古いベッド、処分はどうすればいい?

ベッド

ベッドは毎日使うものなので、長く使用していると傷んできます。また、引越し先で使えないといった理由で処分することがあります。行政の粗大ごみとして回収してくれますが、ベッドは重い・大きい・分解しにくいといった理由で回収場所まで運ぶのが大変です。使わなくなったベッドの処分はどうすればいいのか、調べてみました。

ベッドの種類は用途や材質、形状によってさまざま

ベッドはベビー用から介護用までさまざまなタイプのものがあります。また、シングルからダブルまでサイズが分かれ、二段ベッドもあります。ベッドの処分方法を考える前に、まずどんなベッドがあるのか整理してみましょう。

ベッドの種類

ベッドには、次のような種類があります。

脚つきマットレスベッド 厚みのあるマットレスに脚がついたタイプです。
パイプベッド 脚や骨組みがスチール製のパイプで組まれていて、床板と呼ばれる部分に布団やマットレスを敷いて使います。
すのこベッド 床板に木材のすのこを使っています。通気性があるのが特徴です。
畳ベッド 床板に畳を使用しています。ベッドですが畳の上で寝ている感覚があります。
折りたたみベッド パイプやすのこを使ったものが多く、真ん中で2つに折りたためるベッドです。昼間は部屋を広く使いたい人におすすめです。
収納ベッド 床板の下に引き出しがついているタイプで、衣類などを収納できます。
リクライニングベッド 床板の高さや角度を調整できるタイプのベッドです。背もたれの角度が変えられるので、病気で寝ている人がテレビを見るときなどに便利です。
ソファーベッド ソファーの背もたれ部分を倒してベッドとして使えるタイプです。幅が約170cm程度あり、大人でも足を伸ばして寝られます。
二段ベッド ベッドが二段になったタイプで、子ども用と大人用があります。
ロフトベッド ベッドの下に机や収納をセットしたタイプのベッドです。子ども部屋やひとり暮らし用に使用されます。
ベビーベッド 新生児から2歳くらいまで使用する小さいサイズのベッドです。

サイズもさまざま

ベッドのサイズにはシングル、セミダブル、ダブル、ダブルよりさらに大きいクイーンサイズなどがあります。

ベッドの処分方法は2通り

ベッドの処分方法には、まだ使える場合はリサイクルが可能です。まったく使えない場合は不用品として処分します。

リサイクルする方法

  • リサイクルショップに買い取ってもらう
  • 欲しい人に譲る
  • オークションに出す

不用品として処分する方法

  • 行政の粗大ごみに出す
  • ベッドを買い換えた際に販売店に引き取ってもらう
  • ごみ処理場に持ち込む
  • 粗大ごみ処理業者に依頼する

リサイクルに向いているベッド

ベッドは布団やマットレスと同じで、人の肌が直接触れるものです。シートやカバーを使っていても、衛生面を気にする方がいます。そのため、リサイクルショップではあまり積極的に買い取りはしていないようです。
ただし、次のタイプのベッドは需要があるため、状態が良ければ買い取ってくれます。

ベビーベッド

生まれたばかりの赤ちゃんを床に布団を敷いて寝かせると、ほこりが舞ったり、兄や姉がいたずらをしたりといった心配があります。そのため、ベビーベッドを使います。ただ、寝返りを打ったり、自分でハイハイしたりするようになるとベビーベッドの柵に頭をぶつけることがあり、かえって危険になります。

赤ちゃん用ではありますが、実際の使用期間はそれほど長くはありません。しかも、使わかなくなったベビーベッドは置き場所に困ります。オークションやリサイクルショップではベビーベッドは人気があります。きれいに使ってリサイクルするといいでしょう。

また、知り合いに赤ちゃんが生まれた場合などはお互いに情報交換して、欲しい人に譲ってあげると喜ばれます。

折りたたみベッド

部屋が狭い場合や単身赴任、ひとり暮らしの人などに折りたたみベッドは需要があります。また、多くはマットレスや布団を敷いて使うため、ベッド自体はそれほど傷むことが少ないので、状態が良ければリサイクルショップに買い取ってもらいましょう。

リクライニングベッド

自宅で高齢者や身体障害がある方などはリクライニングベッドがあると助かります。家で介護をしようと思ってリクライニングベッドを購入したが、あまり使わないうちに亡くなってしまったという場合があります。

家族が使ってもいいですが、すでに他のベッドを使っている場合は場所を取るので処分に困るようです。リサイクルショップで買い取ってもらったり、自治体の「あげます・ください」サービスなどで欲しい人を探すといいでしょう。

ベッドをリサイクルする場合の注意点

新品以外のベッドは、人によっては衛生面で大丈夫か気にされる場合があります。また、その価値観や判断基準は人それぞれに異なります。

自分では「まだ使えるし、捨てるのはもったいない」と思っていても、人によっては「汚れているから使いたくない」と感じるケースがあります。自分で判断できない場合は、自宅まで査定に来てくれるリサイクルショップに相談するといいでしょう。

兄弟や親せきなどの身内ならば少々古くても使ってくれる可能性があります。その場合も判断は人によって違うので、必ず現物を見て決めてもらうことをおすすめします。

ベッドを不用品として処分する場合

汚れや傷がある、脚が壊れているといった場合は、ごみとして処分します。

行政の粗大ごみに出す場合

行政の粗大ごみでベッドの回収をしています。

東京都 文京区の例
ベッドの種類 回収料金
ウォーターベッドやエアーベッド 300円(水や空気を抜いて出す)
シングルベッド 1000円(マットレスを除く)
ソファーベッド 1800円
ダブルベッド・セミダブルベッド 1800円(マットレスを除く)
二段ベッド 2000円
パイプベッド 1000円
横浜市の場合
ベッドの種類 回収料金
ベッドの枠のみ 1000円
スプリングのないマットレス 1000円
スプリングがあるマットレス 2200円
ベビーベッド 500円
大阪市の場合
ベッドの種類 回収料金
介護用ベッド(解体済み・マットレスを除く) 1000円
ベッド本体(マットレスを除く) 1000円
スプリングマットレス(シングル) 700円
スプリングマットレス(ダブル・セミダブル) 1000円
マットレス(スプリングなし) 200円

行政の粗大ごみは家の外に搬出するのが条件!

このように自治体によって回収料金は異なりますが、1000円~2200円程度で回収してくれます。ただし、行政の粗大ごみに出す場合は、家の玄関前など外に出しておくことが条件になります。

大阪市では介護ベッドは自分で解体しなければなりません。中には解体ができないベッドもあります。ベッドの重さは20~30㎏程度あるので、それを家族だけで外に運び出すのは困難でしょう。家の間取りによってはドアや階段が邪魔になって搬出できないというケースもあります。さらにアパートやマンションなどでは本当に難しい作業になります。

また、多くの自治体ではベッドとマットレスは別料金になっています。そのため、一緒に処分しようと思うと、2000円~3000円はかかる計算になります。運ぶ出す苦労などを考えると困難な方法だと言えます。

ベッドを買い換える際に販売店に引き取ってもらう

これはよくあるケースで、ベッドを購入して運んでもらうときに古いベッドを引き取ってもらうというものです。ただし、そのようなサービスをしていない店舗があります。また、買い替えが条件になっているため、回収だけは行っていません。

買い換えて古いベッドを処分したい場合は、入れ替えのサービスがあるかどうかをよく確認しましょう。

ごみ処理場に持ち込む方法

行政の粗大ごみ回収は、回収日が決められています。しかも、回収を申し込んでから1週間~10日ほどかかるため、その間は古いベッドが部屋を占領しています。少しでも早く、安く処分したい場合は、ごみ処理場に持ち込むという方法があります。行政がやっているごみ処理場は事前に連絡をしておけば、軽トラックなどで持ち込んだごみを安い料金で処分してくれます。

ただ、この場合も粗大ごみ回収と同じで、自分の手で搬出して持ち込まなければなりません。かなり困難な方法だと言えます。

粗大ごみ回収業者に依頼する方法

粗大ごみ回収業者は大きなごみや重いものでも、部屋まで引き取りに来てくれます。行政の粗大ごみ回収よりも料金は高くなりますが、搬出の手間を考えれば楽な方法だといえます。ただ、業者によって料金設定が異なるので、一度電話やインターネットなどを使って何社かで見積もりを出してもらうといいでしょう。

その場合はベッドのサイズ(シングル・セミダブル・ダブル)とベッドの種類(パイプベッドや二段ベッドなど)を詳しく伝えることが大切です。できれば実物を見てもらった上で見積もりを出してもらうとトラブルにならずに済みます。一番、楽でスムーズな処分方法だと言えます。

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