どっちがおトク?リサイクルショップとネットフリマ&オークション

ネットオークションのイメージ

不用品の処分方法にはリサイクルショップ以外にネットオークションやネット上のフリマなどの方法があります。「ネット上でのやりとりに不安はないの?」「どちらが高く売れる?」といった不安や疑問について見ていきましょう。

リサイクルショップとネットオークション・フリマの違い

ネットオークションを利用する会員数は累計で約1000万人を超えていると言われています。一方、ネットフリマはアプリのダウンロード数が2000万を超えるものもあるほど、広がりを見せています。
特にネットフリマはサービス開始が2013年と歴史が浅いのですが、操作が簡単なことからどんどん利用者が増えています。

リサイクルショップとネットオークション・フリマにはどんな違いがあるのでしょうか。

リサイクルショップ ネットオークション ネットフリマ
買い取り価格 店側が査定して決める 自分で出品価格を決めて最終的に最高入札額で決定 自分で販売価格を決める
(ただし、値引き交渉に応じることもある)
商品の販売方法 店で買い取ってもらった時点で顧客がお金を受け取り、後は店が売値を設定し、陳列・販売・梱包を行う 自分で写真撮影、商品説明をして自分で発送する 自分で商品撮影、商品説明をして自分で発送する
(商品説明の入力はオークションより簡単)
手間 店に持ち込むだけ(自宅に出張買取りに来てくれることもある) 自分で写真撮影しUPする手間や落札者とのやり取り、発送などの手間がかかる 自分で写真撮影しUPする手間や落札者とのやり取り、発送などの手間がかかる
手数料 不要(持ち込みの場合は交通費程度) 売れた場合は出品手数料が必要 売れた場合は手数料が必要(無料のアプリもある)

リサイクルショップは店側が品物を査定して買い取り価格を提示します。一方、ネットオークションは自分で最低価格を設定し、入札次第では高値になることがあります。オークションは入札者が多いと価格が上昇しますが、ネットフリマは設定価格が固定されます。また、最近は値引き交渉をするケースが増えているので、応じるかどうかは自分次第ですが場合によっては希望価格よりも低い価格で販売することがあります。

ネットオークション・フリマはすべて自分が行う

リサイクルショップでは買い取った品物を店側が売れやすい価格をつけて店舗に陳列しますが、ネットオークションは自分で商品をアピールしなければなりません。

ネットオークション・フリマで高く売る方法

少しでも高く売るために次のような点を心がけましょう。

  • わかりやすい写真(商品画像)を掲載する
  • 商品説明を詳しく書く……メーカー・品番・型番、サイズや容量などのスペック、新品かどうか、傷や汚れの有無付属品の有無などを詳しく記載する。(ネットフリマはスマートフォンから画像UPすると商品説明が簡単に入力できるシステムになっています)
  • 購入しやすい価格を設定する

ネットオークションでは価格の設定が重要なポイントになります。
高く売りたいばかりに最初から高値を設定すると、誰も落札してくれません。
逆に低い価格でスタートしたもののあまり落札価格があがらずにオークション終了を迎えてしまうと、その価格で売らなければなりません。同程度のモノがいくらで出ているかリサーチしてから出品しましょう。

一方、ネットフリマはオークションのように価格が吊り上がるということはありません。むしろ値引き交渉を求められて下がるケースがあります。また、同程度の商品が安く出品されていると、自分の商品が売れ残る可能性があります。

オークションでよくあるトラブル

最近のオークションはシステムがかなり整備されてきて、大きなトラブルは少なくなっています。ただ、中には盗品やにせブランド品を出品するケースがあり、問題になっています。

出品する側の不安としては落札者と連絡が取れないということが考えられます。
相手のメールアドレスや電話番号がわからないので、メッセージ機能などを使って何度か連絡を試みるしかありません。

出品者側でトラブルを避ける方法としては

  • 評価が悪い人の入札を断る
  • 落札してから1週間以内に連絡がない場合は落札を取り消す

などの対策がおすすめです。

リサイクルショップとオークション どちらがお得?

リサイクルショップは店側が提示した金額で買い取ってもらうしか方法がありません。時間的に余裕がある場合は複数の店で査定してもらい、少しでも高く買い取ってくれるところを探しましょう。一方、オークションは自分で販売価格を決められるので高く売ることが可能ですが、必ずしも売れるとは限りません。

オークションのメリットとデメリット

オークションは相場よりも高く売れる可能性があります。特に人気がある商品や希少価値があるモノは出品者が予測するよりも高値で売れることがあります。

また、リサイクルショップは商圏が限られています。そのため、地方の場合は来店者数が少ないために店側に「これは売れない」と判断されることがありますが、オークションは全国各地からさまざまな人が閲覧します。近くの店では買い取り価格すら付かなかったモノでも売ることができます。

また、リサイクルショップでは傷があるものや付属品がないものは買い取ってもらえませんが、オークションは「傷あり」「付属品なし」と書いて安値でスタートしてみましょう。
それでもほしいという人が現れる可能性があります。

一方、オークションはすべてを自分でやらなければいけません。
また、オークションサイトを見ていると、いつまでも売れずに再出品している商品を見かけますが、売れ残る可能性があります。特に季節はずれで出品すると売れ残る可能性が大きくなります。

ほかにも送料がかかるので重いものは敬遠される傾向があります。さらに売れるまで時間がかかるのもオークションのデメリットになります。急いで処分する場合はリサイクルショップの方が確実です。

このようにリサイクルショップとネットオークションやネットフリマはそれぞれの特性を生かして使い分けることが大切です。

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