年末の大掃除をスムーズに終わらせるコツと手順

年末の大掃除

年末の大掃除は一年間の汚れを落とす年中行事のひとつです。あわただしい年末の大掃除を少しでもスムーズに、そしてきれいに終わらせるにはコツがあります。
この手順に沿ってやっていけば、大掃除は楽勝ですよ。ぜひやってみてくださいね

大掃除の意味

年末は忙しい上に寒い時期です。そんなときにあえて大掃除をするのは、新しい年を迎えるという意味があります。「年神さま」を迎えるための準備として昔は12月13日(または14日)ごろに「事始め」としてすすはらいをしました。昔はお風呂やかまどはたきぎを燃やしていたので煙突があり、そのすすを払う必要があったからですね。
以前は現代のように年末の押し迫ったころにバタバタと大掃除をするというのではなく、12月に入ってゆっくりとを掃除をし、それが終ったころに餅つきをするという流れだったようです。
ただ、今は多くの人が勤めに行っているので、どうしても新年を迎える準備は年末ギリギリになってしまいます。

年末の大掃除のスケジュールを考えよう

年末の大掃除は普段の掃除とは違って大がかりなものになります。いつもはできないような部分、例えばタンスの後ろ側や冷蔵庫や洗濯機の下なども掃除するいい機会です。それだけにスケジュールをしっかり考えておかないと、1ヶ所の掃除に手を取られて全然進まなかったということになってしまいます。

どこまで掃除をするか、範囲を決めることが大切

スケジュールを立てる前にどこまで掃除をするかという範囲を決めておきましょう。
例えば奥さんはタンスを動かして徹底的に掃除をしたいと考えていても、ご主人はそこまでは考えていないという場合は、掃除を始めてから
「何もやってくれない」
「いや、十分にやっているじゃないか」
と口論になってしまいます。時間配分を考える上でも、それぞれの部屋の掃除の範囲を先に決めておきましょう。

大掃除のスケジュールの組み方

家族の都合や部屋数などにもよりますが、大掃除は2~3日使うように日程を開けておきましょう。
スケジュールを立てる方法には、次の2通りがあります。

  1. 部屋ごとに進める方法
  2. 窓だけ、床だけと作業内容を分けて進める方法

部屋ごとに分けて進める方法

これは家族がそれぞれ自分の部屋を掃除するというように担当を決めて掃除をするときにおすすめの方法です。

大掃除1日目

各自の部屋の掃除をする(子ども部屋、パパの書斎、寝室など)
この場合はそれぞれの部屋の天井も窓も床も全部、この日に済ませます。

大掃除2日目

リビングやダイニングなど家族がそろう場所の掃除をみんなでする。

大掃除3日目

浴室、洗面所、キッチン、外回りなど汚れがひどいところを手分けしてする。

家族がいれば、「12月○日から○○日は大掃除だから手伝って」と頼んでおけば一斉に進めることができます。
また、部屋単位で掃除をするので、「この日は都合が悪いけれど、自分の部屋は○日にやっておくよ」と各自の都合に合わせることも可能ですし、ついでに「じゃあ、洗面所は△ちゃんの担当でお願い」と任せることもできます。
責任を与えることで、しっかりやらなきゃという気持ちが芽生えます。

作業内容を分けて進める方法

家族全員で「今日は窓拭きの日」「今日は外回りの掃除」と決めて進める方法です。
この場合のメリットは天気を見ながら決められるということです。雨や雪が降る日は室内の掃除に専念することができます。

大掃除1日目

天井や室内灯の傘、タンスの上など高いところの掃除をする。
床から始めると、せっかくきれいになったところに天井のほこりが落ちてくるので、必ず高いところから始めましょう。
この日に余力があれば、タンスや家具を動かして掃除をします。最初に大変なところを済ませておくと後が楽になりますよ。その流れで床も掃除してしまいましょう。

大掃除2日目

窓ガラスやカーテンなど壁面の掃除をする。
一人で家中の窓を拭いていると疲れを感じてしまいますが、家族が一斉に窓拭きをすると意外と早く進みます。カーテンを取り外して洗濯したり、レールや敷居の溝の汚れを取ったりと手分けして進めましょう。

大掃除3日目

汚れがひどいところ(キッチン、換気扇、エアコン、トイレなど)を手分けして掃除する。

このスケジュールのいいところは、「この日は窓拭き」と決めれば、窓ガラス用の洗剤やぞうきんなど掃除用具を一度出すだけでいいという点があります。
家族がバラバラに掃除に取り組むと、毎日誰かが窓ガラス用洗剤を使うことになり、掃除用品自体がなかなか片付けられません。それを防ぐ効果もあります。

掃除用品を準備する

掃除のスケジュールを決めたら、取りかかる前に掃除用品を準備します。
せっかく張り切っているのに窓ガラス用の洗剤が切れていたら、やる気がそがれてしまいます。
それを防ぐためにも、事前に必要なものは揃えておきましょう。

掃除用品のチェックリスト

次のものがそろっているかチェックし、不足していれば購入しておきましょう。

掃除機 吸引力が落ちていないか、紙パックの予備があるかチェック
ぞうきんとバケツ 窓拭き用、天井用、油汚れ用などに分けて準備します。
ボロ布などを使って掃除の後に捨ててしまうのもいい方法です。
また、窓ガラスは新聞紙を濡らして拭くときれいになります。住居用や床用の拭き取りシートもあると便利です。
各種洗剤 窓ガラス用、床用、床用ワックス、トイレ用、油汚れ用など用途に合わせて準備します。
カビ落とし用のスプレー式漂白剤 浴室やトイレなどのカビを落とすのに使います。
古い歯ブラシ サッシの溝や細かい部分を掃除するのに使います。
古新聞紙 天井や電灯の汚れを落とすときにほこりが落ちてもいいように下に敷いておきます。
ゴミ袋 大掃除をすると不要品がたくさん出てきます。燃えるゴミ用、プラスチックゴミ用など自治体で決められたゴミ袋を準備しておきましょう。
障子紙 障子を張り替える場合は準備しておきます。
ビニールの手袋や軍手 手が汚れます。切り傷やすり傷を防ぐためにも準備しておきましょう。
エプロン 家族の分を準備します。

これらのほかに、簡単に食べられるカップ麺やレトルト食品、冷凍食品などがあると助かります。大掃除の日はキッチンが散らかっている上に掃除で体力を消耗しています。さらに手や体が汚れているため、調理をするのがおっくうになります。サッと食べられる物を準備しておきましょう。
この機会に食品の賞味期限をチェックして、古いものから食べていくのもおすすめの方法です。

大掃除をスムーズに進めるコツ

大掃除はやり始めたらキリがありません。サッシの溝や部屋の隅の汚れが気になって、そこばかり熱心にやっていると、ほかのところまで手が回らないということが起こります。
その結果、「頑張ってやったけれど、全体があまりきれいになっていない」ということになりがちです。

それを防ぐためには「力は8分目で、全体を底上げするつもりで」やってみましょう。1ヶ所だけに力を入れたり、100%きれいにするのを目指すのではなく、8割程度の仕上がりでいいので「大掃除をする前よりきれいになった」と思えるように全体をまんべんなくきれいに(底上げ)することを目指して取り組みます。すると家族からも「きれいになったね」とほめてもらえますよ。

年末の大掃除だけが掃除じゃない!

年末は世間も大掃除の雰囲気があふれているので、取り組みやすい時期です。ただ、何もこの時期だけにやらなきゃいけないということはありません。
特に年末は忙しい上に寒さがあります。この時期にやるよりも夏や秋の動きやすい時期に、プチ大掃除をやっておくと、年末の大掃除が楽になります。月に1度程度、窓ガラスを拭いたり、天井のほこりをサッと払ったりといったことをしておくといいですよ。
気持ちよく新年を迎えましょう。

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