ミニマリストの生活のいいところと大変なところ

ミニマリスト

断捨離や片付け術が流行ったかと思ったら、その究極ともいえる「ミニマリスト」が注目を集めていますね。必要最小限のモノだけで暮らす生活のことを指します。無駄がなくエコでいい反面、何か弊害や問題はないのでしょうか?
ミニマリストの生活のいいところと大変なところを探ってみました。

ミニマリストとは

ミニマリストとはミニマル(最小限)のモノだけで暮らすことを言います。

ミニマリストの暮らしを拝見

最近はミニマリストが増えてきて、自分のシンプルな暮らしぶりをブログなどで紹介している方が多くいらっしゃいます。そのいくつかを拝見してきました。
なるほど!確かにシンプルで、すっきりしていますよ。

ミニマリストのリビング

リビングと言っても、部屋にはテレビやDVDのデッキなどがありません。本棚やラックもないので、本当にモノが少ないという印象です。

テレビ パソコンやスマートフォンでYou Tubeを見る
DVD レンタルしたものをパソコンで見る
電子書籍で見る
新聞 インターネットで見る

という暮らしぶりです。爪切りなどの小物はポーチなどにまとめて入れておきます。
そのためにリビングにあるのは小さなテーブルと座布団、ポーチ程度になります。しかもテーブルはパソコンデスクとしても使用しますが、引き出しはありません。文房具や貴重品などは1つのバッグにまとめて入れておきます。
こうすれば移動にも便利ですし、ひとまとめになっているので探す手間が省けます。

ミニマリストのバスルーム・洗面所

通常はバスルームの中にはシャンプーやボディソープなどを置いていますが、ミニマリストは違います。銭湯や温泉に行くときのように必要なものをお風呂用バッグに入れて、入浴のつど持ち込んでいます。
シャンプーを置きっぱなしにしていると、ボトルの底がぬるぬるして汚れがつきますが、それがないのでバスルームそのものがすっきりしますね。

洗面所も非常にすっきりしています。その理由はさまざまなスキンケア商品が置いていないからです。「また専用のバッグに入れているの?」と思うかも知れませんが、そうではありません。
スキンケア商品はオールインワンタイプのものを使用しているので、1本だけでOKなのです。オールインワンとは化粧水・乳液・保湿剤などの効果が1本に含まれているものです。スキンケアの時短にもつながりますね。

ミニマリストのキッチン

キッチンはどうしてもモノが増えていきますが、ミニマリストのキッチンでは最小限のモノだけが置いてあります。

  • フライパン1個
  • 鍋1個
  • 菜箸1組
  • 玉しゃくしとフライ返し各1個
  • 包丁
  • まな板

この程度です。
後は電子レンジと冷蔵庫、炊飯器がありますが、本当に必要なモノだけにしぼっています。

流し台によくある三角コーナーのごみ箱も置いていません。
ごみが出たらすぐにごみ袋に直行するからです。見た目にもすっきりしてきれいです。

ミニマリストのクローゼット

気になる衣類はどうなっているのでしょうか?

ミニマリストのクローゼットには、アウターはハンガーにかけてインナーは引き出し付きの衣装ケースに入れています。
枚数は必要な分だけ。しかも仕事や出かけるシーンに合わせて着回しが効くように常に組み合わせを考えています。そのため、無駄がありません。

このようにミニマリストの暮らしはモノが少なくて、すっきりしています。

ミニマリストの暮らしのいいところ

多くの人がミニマリストの暮らしに惹かれて挑戦するのには、何か理由があるはずです。それを探ってみました。

ミニマリストの暮らしのメリット

ミニマリストの暮らしには、次のようなメリットがあります。

お金を使わない 無駄なモノを購入しないので、当然支出が減ります。
ごみが出ない モノが増えないので、ごみは少なくなります。
時間を大切に使うようになる テレビが置いていないので、テレビのつけっぱなしがなくなり、その分仕事や読書などに集中できます。
部屋が清潔になる モノが少ないので掃除が簡単です。また、ほこりが少なくなります。

このようにミニマリストの暮らしにはメリットがたくさんあります。

ミニマリストの暮らしの大変なところ

本人は大変だとは思っていないのでしょうが、デメリットもあります。

ミニマリストの暮らしのデメリット

神経質になる 少しの無駄にも敏感になるので、他人の水の使い方や電気の使い方などが気になって仕方がないという方がいます。
ケチになる 極力モノを購入しない習慣が身につくのはいいのですが、あまりに節約しすぎるとケチケチしてしまいがちです。
人と価値感が合わなくなる 友達と食事や買い物に行ってもぜいたくは好まないために、価値化が合わず次第にストレスを感じることがあります。
処分したモノが必要になってあわてる ミニマリスト生活を始めると、とにかく不要なモノを見つけては処分していきます。ところが「これはもう使わない」と思って処分したモノが必要になって後悔したり、再購入して出費になったりということがあります。

家族と一緒に暮らしている人は要注意!

ミニマリストはひとり暮らしの場合は自分の意思でできるのでいいのですが、家族がいる場合はトラブルの原因になりがちです。

  • 夫が大切にしていたモノを勝手に捨てた
  • 子どもがまだ使うおもちゃを処分した
  • テレビがないと不便・楽しめない

など多くの不便や不満が発生します。価値観は家族であってもそれぞれに異なります。あまり極端なミニマリストにはならずに、「無駄を省く」「買ったモノは大切にする」などの気持ちを大切に生活してみてはいかがでしょうか。

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