掃除は面倒。だからなかなか取りかかれないという方が多いのではないでしょうか。そんな方にオススメの掃除道具や便利グッズを集めました。これがあればお掃除は楽々!ぜひ活用して部屋をピカピカにしましょう。
この記事で分かること
掃除道具は場所や汚れに合わせて使い分けるのがポイント
昔は「ほうき」「ちりとり」「ぞうきん」が代表的な掃除道具でした。学校の掃除の時間もほとんどがこの3つでやっていたのではないでしょうか。
しかし、今は違います。「吸い取る」「洗い流す」「汚れを浮き上がらせる」などさまざまな用途の掃除道具があります。
また、「高いところ」「狭いところ」「深いところ」など場所に合わせて使い分けるのがポイントです。
汚れは場所によって異なる
掃除道具を知るに、家の中の汚れを見てみましょう。家は大きく分けると、次のように分類されます。
- キッチン
- バスルーム・洗面所
- トイレ
- リビング
- 寝室
- 窓・カーテン・ブラインド
- ベランダ・屋外
そして、それぞれの部屋には以下のような特徴があります。
湿気に関する汚れ
バスルームや洗面所、トイレなどは湿気がこもりやすいところです。
そのためにカビが発生したり、ほこりが湿気でこびりついたりしています。水あかやぬめりが多いのもこの場所の特徴です。
油に関する汚れ
キッチンは油汚れが多いところです。コンロまわりや調理台、換気扇などは油にほこりが付着してベトベトになっています。
また、水を扱うので排水口のぬめりが発生しますし、生ごみのにおいも気になります。
ほこりに関する汚れ
ほこりは寝室やリビングなどに多く発生します。衣類を脱ぎ着したり、布団やクッションを使ったりするところは少しずつほこりがたまっていきます。
ペットを飼っている家庭では抜け毛も気になります。
花粉や泥の汚れ
窓ガラスやベランダ、屋外は飛んできた花粉や黄砂、泥などがたまって汚れています。樹木の葉が飛んできて隅にたまることもあります。
このように汚れには多くの種類があります。それぞれに合った掃除道具を使うことが大切です。
毎日の掃除にあると便利な掃除道具
掃除道具は大掃除など念入りに行う場合と、毎日の掃除で使い分けましょう。
特に毎日の掃除では手軽に使えるものがオススメです。
基本は掃除機、モップ、拭き取りシートがあれば大丈夫ですが、その中でも特に便利なものをご紹介します。
掃除機は軽くて小回りが利くもの
掃除機は種類が豊富ですが、毎日の掃除には吸引力があり、軽くて小回りが利くものが便利です。重い掃除機は動かすのがおっくうになって、結局使わずに終わってしまいます。
コードレスタイプの掃除機
軽くて使いやすい掃除機といえばコードレスのものが便利です。階段や違う部屋にも手軽に持って行けますし、収納の場所を取らないのもオススメポイントです。
1万円以下で売っているので、毎日の掃除用として持っておくといいでしょう。
ペットを飼っている方にオススメの掃除機
ペットを飼っていると毛があちこちに落ちています。ソファーの上や下、クッション、コタツの中など掃除しにくいところに多いので、その場合はハンディクリーナーが便利です。重さは1㎏程度なので座ったままでも掃除ができます。
また、ペットを飼っている家庭ではコロコロの粘着クリーナーも置いておくと便利です。
忙しい方にオススメのお掃除ロボット
掃除をする時間がないという方にはお掃除ロボットがオススメです。iRobotが出しているRoomba(ルンバ)やPanasonicのRULO(ルーロ)などが有名です。これらは部屋の中を自動でくるくる回って掃除をしてくれるというすぐれもの。ある調査では「今ほしい家電製品」の第2位にランクインしていますが、同じ調査で「買ったら期待以上だった家電製品」では第1位になっています。
発売当初よりもさまざまな点で改善されているので、今が買い時かも知れませんね。ただ、お掃除ロボットをスムーズに動かすには床にじゃまなモノを置かないことが大切です。その意味でも掃除や片付けの習慣が身につくのがいいですね。
モップがあれば掃除は快適
掃除機を出すのが面倒という方が結構多いようです。そういう場合はモップが便利です。モップは床用だけでなく、ハンディタイプもあるのでテレビやラックなど手が届くところならどこでも利用できます。
モップの選び方
モップ部分がマイクロファイバー製のものは静電気の作用でほこりを吸着してくれます。また、パイル素材のものもあり、洗って何度も使うことができます。
洗うのが面倒な方はダスキンモップなどのレンタル制になっているものを利用すると便利です。「とことん使わないとレンタル料金がもったいない」という心理が働くために、こまめに掃除する習慣がついたという人が多いようです。
床用モップを選ぶときは家具の下やすきまなどに入るかどうかをチェックするといいでしょう。
サッと拭き取るシートがあれば掃除は完了
キッチンやリビングなどは汚れがついたらすぐに拭き取っておきましょう。こびりつく前に拭き取ることで、きれいな状態をキープできます。
キッチンは油汚れ用シートを準備
コンロまわりは特に油が飛び散って汚れます。キッチンの油汚れ専用の拭き取りシートを近くに置いておくと便利です。
例えば花王が出している「キッチンクイックル」は油汚れやニオイを落として、99%以上の除菌が可能です。1枚でコンロまわりや壁、調理台をすっきり拭いておきましょう。
床には床用のフローリングシートが便利
モップは洗ったり、取り換えたりといった手間がありますが、フローリングシートはシートを掃除するたびに捨てる使い捨てタイプです。シートにはウェットタイプとドライタイプがあります。床の材質などに合わせて選びましょう。
テーブルは除菌シートで清潔に
テーブルはぬれ布巾で拭いている家庭が多いと思いますが、暑い時期は布巾に雑菌が繁殖しています。その布巾で手やテーブルを拭くと雑菌をこすりつけているのと同じことになります。
そこで使い捨ての除菌シートを置いておきましょう。大王製紙が販売している「エリエール食卓テーブル用ウェットタオル」などは厚手で大判なので使いやすくておすすめできます。
大掃除のときにあると便利な掃除用品
大掃除のときこそ便利で使いやすく効果が発揮される掃除道具を使いたいですね。いくつかご紹介しましょう。
掃除機を選ぶ場合のチェックポイント
普段の掃除には手軽に使える掃除機が便利ですが、アレルギー体質の家族がいる場合や部活動で砂や泥のついた靴下で帰ってくる場合などは吸引力を優先して選ぶといいのですが、吸引力を示す「吸引仕事率」が高いと、それだけ排出する空気の量が多くなります。また、動作が重いという問題もあります。
実際に店頭で動かしてみたり、店員の説明を聞いたりしてぴったりのモノを選ぶのがおすすめの方法です。
網戸掃除はこれが便利
網戸は外して水洗いをするのが一般的ですがそれはかなり大変ですし、マンションやアパートの場合は難しいですね。
そこで便利なのが清水産業が販売している「あみ戸びっクリーン」です。モップで網戸をなでるだけで汚れが取れます。汚れたら取り換えられるのも便利ですね。
洗面所やバスルームの鏡をピカピカにする道具
洗面所やバスルームの鏡は水あかや石鹸がついて汚れがたまっています。普通のスポンジではなかなか落ちません。そこで役立つのが、人工ダイヤモンドがついたスポンジです。「ダイヤモンドパッド」という商品名で販売されています。
人工ダイヤモンドが研磨剤の働きをするので、洗剤をつけなくても汚れが落とせるのがポイントです。
掃除道具はブームに踊らされないことが大切!
このように便利な掃除グッズはたくさんありますし、テレビCMや雑誌、テレビショッピングなどでも新商品を紹介しています。
テレビでは実演や実験をして面白いように汚れが落ちる様子を放送するので、つい購入してしまったという方が多いのではないでしょうか。実演では効果があるように見せていますが、実際に使ってみたらそれほどでもなかったということがあります。
また、ブームに乗って購入したけれど、使い勝手が悪かったということもあるので注意しましょう。
新しい道具を購入する前に口コミチェック
まだ出たばかりの商品を購入する前には、一度口コミサイトを見てみましょう。通販サイトではすでに購入したユーザーの感想が紹介されています。それを見ると購入時の参考になります。
スチームクリーナーの例
スチームクリーナーは掃除機のヘッドのようなところからスチームが出て汚れを落とす機械ですが、実際に使ってみたらスチームの量が多すぎて床がぬれてしまったという感想が寄せられています。特にフローリングの床では水拭きは避ける方がいいものが多くあります。多量のスチームは避けるべきでしょう。
お掃除ロボットも出始めのころは大変だった
今ではかなり普及してきたお掃除ロボットですが、登場したころは「わずかな段差が超えられない」「部屋の隅がきれいにならない」などの意見が多くありました。
それを元に改良を重ねて、使いやすい商品になっていきます。新商品に飛びつくのは慎重にした方がよさそうですね。
掃除道具はまず手持ちの道具を有効活用すべし
道具は買ってしまうと場所を取ります。従来からの掃除用具やボロ布、軍手、古い歯ブラシなどでも十分汚れを取ることはできますし、洗剤はトイレ、お風呂、キッチンなどに分けなくても食器洗い洗剤や重曹で家の中全部をきれいにできます。
道具を増やさないということが片付けの第一歩かも知れませんね。
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