ゴミの買取り～売れやすいモノと高く売るコツ

引越しや大掃除、部屋の模様替えなどで出てくる大量のゴミ。それら不用品の中にはまだ使えるモノが含まれています。捨てるのはもったいないけれど、自分はもう使わないというときは売ってしまいましょう。
どうせ売るなら少しでも高く売りたいですね。今回は売れやすいモノと高く売るコツについてご紹介します。

不用品の買い取り先はさまざま

ひと口に不用品と言ってもその種類はさまざまです。また買い取りを行っている店にも多くの種類があります。

まずはどんな売り先があるのかを調べてみましょう。

• リサイクルショップ
• 引越し業者
• 粗大ごみ回収業者

それぞれにメリットとデメリットがあります。

リサイクルショップでの買い取り方法は3通り

リサイクルショップは街の中にある店をイメージするかも知れませんが、中には自宅まで引き取りに来てくれるところや、インターネットで申し込んで品物を発送するところなどがあります。

街の中のリサイクルショップは持ち込みが基本

街の中で店舗を構えて営業しているリサイクルショップは基本的に買い取ってもらうものを自分で持ち込む必要があります。

小さなモノならば持ち込みが可能ですが、大きなモノや重いモノは持っていくのが大変です。また、納得のいく価格がつかない場合は持ち帰らなければなりません。

自宅まで出張して査定する店も

リサイクルショップの中には店舗に持ち込むだけでなく、自宅まで引き取りに来てくれるところがあります。
その場合は自宅で品物を見て、すぐに査定してくれます。金額に納得すればその場で品物を渡してお金を受け取るというシステムです。

郵送して買い取ってもらう方法

事前にリサイクルショップのホームページでその商品の買い取りをしているかどうかをチェックします。電化製品などは型番や品番などを入力することで扱っているかどうかとおおよその査定額がわかります。
店によっては送料を無料にしているところもあるので、いくつかのリサイクルショップを比較検討してみましょう。

ただし、発送→査定→連絡→買取り決定→振り込み
という流れになっているので時間がかかります。
また、品物が壊れないように自分で梱包して発送しなければいけません。そういった手間と時間がかかることを理解しておきましょう。

リサイクルショップは専門店を利用するのがコツ

不用品として処分するモノの中には、骨董品として価値があるモノや高値がつくモノなどがあります。そういった場合は専門のリサイクルショップや買い取り店で査定してもらいましょう。

• 骨董品・古美術品
• 宝石・貴金属
• 着物・帯
• アンティークの時計
• 古い家具
• 古い道具
• 切手
• 古本
• 古着
• キャラクターもの
• アニメ・ゲーム関連
• アイドルグッズ
• 収集品

など、買い取り店にはこのように多くの専門ジャンルがあります。

古いから価値がないと決めつけないこと

例えば古い着物や時代遅れの着物でも、アンティークとして価値が出ます。着物をほどいて生地として使うこともありますし、レトロ風の着物として売ることもあります。

同様に家具や時計なども「古いから」という理由だけで捨ててしまわないようにしましょう。古道具は映画やドラマの撮影の小道具として需要があります。アンティーク家具のファンも多く意外と高く売れるので、素人判断はしないことがポイントです。

普通のリサイクルショップでは価値が理解してもらえない場合でも、あきらめずに専門店で聞いてみましょう。その道の専門家が見ることで正しく査定してもらえます。

引越し業者の買い取りサービス

あまり知られていないかも知れませんが、引越し業者の中には不用品の引き取りや買い取りを行っているところがあります。

メリットは引越し時に不用品が処分できること

不用品は引越し日までに何とか処分しなければいけませんが、現実にはリサイクルショップに行く時間がないとか、粗大ごみ回収に間に合わなかったということがあります。

そんな場合でもあきらめないでくださいね。
引越し業者は引越し作業を進めながら、不用品（家庭ごみや粗大ごみ）は処分品として引き取ってくれます。また、使えるものはその場で査定して買い取ってくれます。

引越し業者が処分できないもの

引越し業者によっては処分できない品物があります。

【Ａ社の場合】

• 仏壇
• パソコンやコピー機
• 薬品
• 木材
• コンクリートブロック

また、すべての引越し業者が不用品の買い取りをしてくれるわけではありません。
引越しの依頼をする前によく確かめてみましょう。

粗大ごみ回収業者による買い取り

家にあるゴミの中で「粗大ごみとして処分するもの」「できれば買い取ってほしいもの」がある場合、粗大ごみは自治体の粗大ごみ回収に依頼し、使えるものはリサイクルショップに持って行き…とあちこちに手配しなければなりません。

特に早く処分したい場合は、自治体の粗大ごみ回収を待っている余裕がありません。
その場合は粗大ごみ回収業者に依頼してみましょう。粗大ごみや家庭ごみを回収すると同時に、まだ使えるものはリサイクルとして買い取りをしてくれます。

粗大ごみ回収業者が買い取りできるもの

粗大ごみ回収業者によって異なりますが、例えばB社の場合は次のようなものが買い取りの対象になっています。

• テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの生活家電製品
• ピアノや電子ピアノ、ギター、ドラムセットなどの楽器類
• 釣り道具などの趣味の道具
• 家具（テーブルやいすなど）

ただし、着物や骨董品など専門性が高いものは見る目を持っていないと適正な査定が難しいかも知れません。
そういった特殊なものは専門店で査定・買い取りしてもらいましょう。

高く買い取ってもらうコツ

同じモノでもちょっとしたコツを押さえることで高く買い取ってもらうことができます。

以下のポイントをチェックして、より高く買い取ってもらいましょう。

1. 電化製品などは少しでも早く売る
2. 付属品や取り扱い説明書は付けておく
3. 汚れを落としてきれいにして売る
4. セットやシリーズものはそろえておく
5. 専門店で査定してもらう

新しいものほど高く売れる

電化製品、特にパソコンなどのIT関連や携帯電話、スマートフォンなどはすぐに型落ちしてしまいます。2年前より1年前、１年前より半年前と新しいほど高く売れます。
処分しようかどうしようかと迷っている間にどんどん価値が下がってしまう可能性があるので、少しでも高く売れるうちに買い取ってもらいましょう。

付属品を付けること

品物は本体だけでなく、付属品をそろえておくことが大切です。

• 取り扱い説明書
• コード
• 付属のDVD
• ケース
• 箱

などがあれば、一緒に付けることで買い取り価格が高くなります。

可能な限りにきれいにしておくこと

傷や汚れがあると査定価格に影響します。傷は仕方がないとしても、汚れはふき取ってきれいにしておきましょう。細かいほこりを取っておくことも大切です。

これは買う側の立場になればわかることですよね。普段からモノを大切にする習慣をつけておきましょう。

セットやシリーズものはそろえておく

コミック本や図鑑、音楽CDなどのセットものは全巻そろえておくと買い取り価格が高くなります。
もちろんどれも破損や汚れがないことが大切です。

専門店で査定してもらう

品物の査定額は見る人によって変わる可能性があります。
特に先にご紹介したような骨董品や古美術品など専門家の目で見ると本当の価値を理解して高く買い取ってもらえます。

一方、街の中のリサイクルショップでは「こんな古い壷は売れないよ」と二束三文の安値を付けられる可能性があります。近くに専門店がない場合でも、インターネットで探すなどして実際に品物を見てもらいましょう。

このように不用品であってもモノによっては高く買い取ってもらうことが可能です。
まだまだ使えるモノやそれをほしいと思っている人がいる限りは有効に活用できるように考えてみましょう。