お部屋の片付け、最初になにから捨てるべき?

考える女性

「今度こそ部屋をすっきり片付けててきれいな環境で暮らすぞ」と決意したものの、さて何から手をつけていいのやら……。部屋にモノがあふれていると、少々片付けたくらいではすっきりしません。むしろ「やってもムダ!」と投げ出してしまうことになりかねません。
そこで効率よく片付けて、成果が見える方法をご紹介します。

こまごましたものをすっきりさせるのがコツ

毎日の暮らしの中でつい買ってしまったというモノはありませんか?「安いから」「消耗品ですぐに使うから」「かわいいから」などさまざまな理由をつけて購入したけれど、結局使わずにそのままというものがあるはずです。
そういったものをまず整理していきましょう。部屋をすっきりさせるには、それぞれの置き場所や品目別に作業を進めるのがポイントです。

このページでは、次の7項目について片付け方法を紹介していきます。

  • 本・雑誌
  • 文房具
  • 衣類
  • 化粧品・アクセサリー
  • 医薬品・サプリメント
  • 調味料
  • 食器

本・雑誌の片付け方法

本と雑誌では片付け方法が微妙に異なります。雑誌は次々と新しい号が発売されるため、言ってみれば「賞味期限」があります。一方、本は古くても価値はそれほど変わりません。それぞれを分けて考えてみましょう。

本の片付け方法

本は意外と重くて保管場所を取るものです。本棚にいっぱい本が詰まっていると、地震のときに落下して危険を伴います。お気に入りでどうしても手放したくないという本や心の支えになる本は取っておいてもいいですが、そうでない場合は本のリサイクルショップで買い取ってもらいましょう。

本のリサイクルには、有店舗の本の買い取りショップに持ち込む方法と、ネットオークションやamazonなどを使って自分で価格を設定して売る方法があります。

ネットで本を売る場合

オークションサイトやamazonなどで中古本を売る場合は本専門のリサイクルショップよりも高値がつけられますが、必ずしも売れるとは限りません。また傷や汚れがあるとクレームになるケースがあります。発送の手間も必要です。収益と手間やトラブルなどをよく考慮して行いましょう。

早く片付けるなら買い取りショップに持ち込むのがおススメ

部屋の片付けが目的ならば、本の買い取りショップに持ち込む方が早く処分できます。
また、古本として価値がある場合は、それぞれの専門書を取り扱っている古本屋に持ち込むといいでしょう。

絵本は寄付する方法も

絵本などは施設などに寄付すると喜ばれます。傷みが少なくきれいな絵本があれば寄付してみましょう。幼児雑誌は小児科病棟や小児科の診療所の待合室などに置かせてもらう方法もあります。きれいな本があれば検討してみてください。

雑誌の片付け方法

雑誌は「そのうち読もう」と思って保管しているとかなか処分できません。その結果、どんどんたまってしまいます。しかし、雑誌は流行のものや季節の話題などを中心に掲載しているので、時期が過ぎると雑誌自体の価値が下がってしまいます。
本専門のリサイクルショップでも買い取りをしてくれますが、高値は期待できません。それならば病院の待合室に置いてもらうなどの方法がおススメです。入院病棟の談話室などに置くのも喜ばれます。
持ち込む前に残しておきたい記事だけコピーしたり、スマートフォンで撮影して保存しておきましょう。

文房具の片付け方法

文房具にはノートやファイルといった紙類とボールペンや定規などがあります。それぞれの処分方法を見てみましょう。

ノートやファイル・資料の片付け方法

ノートは途中まで書きかけて放置しているというものがあるのではないでしょうか。何冊もたまっているとそれだけで場所を取ってしまいます。必要なページだけ切り取ってスクラップブックなどに貼り付けて保管するか、スキャンしてデータ化してしまいましょう。
また、ノート1冊を最後まで使い切らないことが多い人は、ルーズリーフ式のノートに変えると必要な枚数だけページを増やせるので便利です。

筆記具の整理

旅行や出張に行った先で買ったご当地仕様のボールペンや景品・粗品でもらったボールペンなどがたくさんありませんか?
筆記具はたくさん持っていても、結局使うのはお気に入りのものだけです。まだ書けるものはボランティア団体に寄付するといいでしょう。ボランティア団体ではボールペンや鉛筆、蛍光ペン、油性ペン、定規、ノートなどの寄付を募っています。ごみとして処分するよりも有効活用ができます。

衣類の片付け方法

断捨離や片付けノウハウなどでもよく言われることですが、衣類は「2年間着ていないものは処分する」という鉄則があります。2年程度では傷みが少ないのですが、1度も袖を通していないということは、何かしらの理由で着心地が悪いとか、着る機会がないものだと言えます。
「いつかそのうち……」とか、「もったいない」という気持ちは持たずに、思い切って処分してしまいましょう。

衣類は買うときが大切

衣類は処分するときよりも買うときの方が大切です。

  • どの場面で着るのか
  • この服に合わせるアイテム(アウターやインナー、靴、バッグなど)があるかどうか
  • 流行に左右され過ぎていないか

などをよく確認しましょう。

衣類の安物買いは後悔の元

衣類はバーゲンセールを狙って買うという人がいるかも知れません。確かにほしかった品が安く買えるバーゲンセールは魅力的です。上手に利用したいものですね。
しかし、シーズン終了時期のバーゲンセールは「次のシーズンには売れないから今のうちに売りさばいてしまおう」という目的がほとんどです。
安く買ったものの今シーズンで着る機会がほとんどなく、来シーズンでは流行遅れになってしまったというケースがあります。
それよりもシーズン中に活用できるものや長く着用できるものをしっかり選ぶことが大切です。

衣類は長く着られる上質なものを数点購入する

衣類はどうしても流行に左右されがちですが、コートやジャケット、ブラウスなどで流行に左右されないような質のいいものを数点持っておくのもおススメです。
お値段は高くなりますが、自分へのごほうびとして買ってみましょう。あなたを見る周囲の目も違ってきますよ。

化粧品・アクセサリーの片付け方法

化粧品にはスキンケア用品とファンデーションや口紅・アイカラーなどカラー関係のものがあります。いずれも古いものは変質している恐れがあります。長く使っていないものは思い切って処分してしまいましょう。

まだ使える化粧品はネットフリマで売却

買ったけれど自分には合わないという化粧品は、ネットのフリマサイトを利用して売却しましょう。フリマアプリが普及しているので、利用者が増加しています。開封した化粧品でも購入して期間が経過していないものは、ほしい人がいれば買い手がつきます。ブランド品でなくても売れるので挑戦してみましょう。

アクセサリーの処分方法

アクセサリーは壊れているものや色がくすんできたものは不燃ごみとして処分します。
金やプラチナのリングやネックレス、宝石類は貴金属や宝飾品の買い取り専門店で買い取ってくれます。
いくつかの店で買い取り価格を査定してから売却するといいでしょう。鑑定書があるのが理想ですが、なくても買い取りの対応をしてくれる店が多くあります。調べて少しでも高値で買い取ってもらいましょう。
なお、アクセサリーも安物を買うとすぐに色あせてしまいます。上質のものを選ぶことがおススメです。

医薬品・サプリメントの処分方法

胃腸薬や風邪薬など市販の薬を買ったけれど最後まで使い切らないというケースがよくあります。薬には使用期限があります。病院で処方箋を出してもらった医薬品も同様に使用期限があるため、古い医薬品は処分しましょう。サプリメントも同じです。

医薬品・サプリメントは中身と容器は別にして処分する

医薬品やサプリメントの中身(薬品)自体は燃えるごみとして処分します。容器は、ビンはビンの回収日に、プラスチック容器は自治体のルールに従ってごみに出しましょう。
処分する際には、液体の医薬品を排水口から流さないように注意してください。中身だけビニール袋などに入れて燃えるごみとして出します。容器はよく洗って、ビンやプラスチックなど自治体の方法に従って処分しましょう。

調味料の処分方法

冷蔵庫やキッチンの整理棚などの中に賞味期限が切れた調味料が残っているのではないでしょうか。
しょうゆや砂糖などは使用頻度が高いために賞味期限以内に使い切ることが多いかと思いますが、普段の料理ではあまり使わないものは要注意です。
エスニック料理や韓国料理など興味を持って挑戦したものの使用頻度が低いと残ってしまいます。賞味期限が切れた調味料は迷わずに処分しましょう。
賞味期限内であっても湿気で中身が固まっている場合や一部が液体化しているものは変質している可能性があります。この場合も迷わずに処分してください。

月に1度は食材のチェックを!

冷蔵庫の中の隅からお寿司についているしょうゆの小さなパックが出てきた……ということはありませんか?お弁当やお寿司を買ったときについてくるわさびやからしを取っておく習慣がある人は要注意です。これらは賞味期限の表示がわかりにくい上に、家庭ではあまり使う機会がありません。
2~3個保管しておいて、後は処分してしまいましょう。

また、このようなムダな食材や調味料を出さないためにも、月に1度は食材をチェックしましょう。冷蔵庫の中、冷凍庫の中、調味料入れ、整理戸棚の中や引き出しの中のものを取り出し、賞味期限をチェックします。
ついでに拭き掃除をすると、ごきぶりを防ぐ効果もあります。ぜひやってみましょう。

食器の片付け方法

毎日の食事に使う食器は限られています。洗いものを少なくするためにも、食器の数は減らしていきましょう。
1枚のお皿に複数のおかずを乗せられるプレートと、小鉢、ご飯茶碗、汁椀またはスープカップ、マグカップ、カレーやパスタに使うカレー皿などがあれば問題ありません。
普段使わない食器は処分してしまいましょう。

パーティ用の食器はどうする?

パーティ用として取り皿や大皿、おしゃれな器などを置いておきたいと思う方がいるかも知れません。しかし、パーティは年に何回ぐらい開きますか?
年に1度あるかどうか……という程度なら、そのために食器の保管スペースを取るのはやめておきましょう。最近は100円ショップなどでおしゃれな食器や紙皿などが販売されています。パーティを開くときに、そのつど準備すれば大丈夫です。

いただきものの食器はフリマで売る

結婚式の引き出物やお祝い返しなどで食器のセットをいただくことがあります。食器が不足していて、すぐにでも使うという場合は開封して使えばいいですが、出番がなさそうなものはフリーマーケットで売ってしまいましょう。
ネットフリマでも売ることができます。自分の好みや用途に合わないものでもほしい人はいるものです。少しでも不要なものは処分して片付けることが大切です。

片付けは目につくところから始めよう

片付けに取りかかるときは、まず目につくところから始めましょう。
押入れの奥など目につかないところは、せっかくきれいにしても効果が実感できません。それよりはまず室内の雑然としたところを片付けるのがポイントです。
その場合はモノを移動するのではなく処分することを意識してください。部屋の中や家の中で置き場所を変えただけでは解決しないからです。「片付けよう」と思ったときが処分するタイミングです。モノを追い出すことで部屋はどんどん片付いていきます。
キッチンや机まわりなど1か所の片付けに成功すると、それが快感になっていきます。そのまま片付けの習慣を身につけましょう。

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