床掃除は床の材質や汚れに合わせて対策を!おすすめ床掃除のコツ

床掃除

床は毎日家族に踏みつけられ、ゴミがこぼされ、さまざまな汚れがついています。掃除機をかけただけでは落ちない汚れやベタつきなどは床の材質や汚れの質に合わせた対策が必要です。そこで今回は床掃除のコツをご紹介します。

床掃除をする前に床の材質をチェック

床には次のような材質があります。

  1. フローリング
  2. クッションフロアなどの化学床材
  3. カーペット

それぞれに合わせた掃除をすることが大切です。
床の材質別に普段の掃除と汚れに合わせた掃除方法をご紹介します。

フローリングの床掃除のコツ

フローリングの床掃除は木材の材質に合わせて

フローリングは木でできていますが、天然の木の風合いを出す「無垢材」を使っている場合と、「合板」と呼ばれる複数の木材を張り合わせた板を使っている場合があります。

無垢材の特徴と掃除の注意点

無垢材は木の雰囲気がありますが、汚れや傷から守るために表面に薄く塗料やコーティングや油性の保護剤などを縫っている場合があります。そのため、水でぬらすとそういった保護剤がはがれてしまう可能性があります。普段の掃除では水の使用は控えるようにしましょう。
またワックスも使用できないものがあります。住宅メーカーなどに聞いて、確認することが大切です。

合板の特徴と掃除の注意点

合板は原木などを薄く切って張り合わせたものです。表面に光沢を出すためにワックスを塗っている場合があります。また、無垢材と同様に水を嫌います。
水を使った掃除は避けて、床材に合ったワックスを使用することが大切です。

フローリングの床の掃除方法

フローリングの普段の床掃除

フローリングの床の普段の掃除方法は、次の手順で行います。

  1. フローリング用のペーパーモップ(ドライタイプ)などで床のゴミやほこりを集める
  2. 掃除機で吸い取る
  3. ソースや飲み物をこぼした汚れがある場合は、固くしぼったぞうきんでふき取る

このとき、ゴシゴシとこすると傷がついたり、塗料が取れたりします。そっとふき取るようにしましょう。

フローリングの床の大掃除の方法

普段の床掃除は上記の方法で大丈夫ですが、大掃除や数か月に1度の掃除のときは、テーブルやイスを移動してすっきりと掃除をしましょう。
その場合の手順です。

  1. テーブルやイスなど動かせるものは移動して床を広くする
  2. フローリング用のペーパーモップ(ドライタイプ)で拭き掃除をする
  3. 掃除機で吸い取る
  4. 固くしぼったぞうきんで床を拭く
  5. 専用のワックスをかける
  6. 窓を開けて乾燥させる
  7. テーブルやイスを元に戻す
※注意点
  • テーブルなどを動かす場合は、2人以上で持ち上げて移動します。引きずると床に傷がつくので注意しましょう。
  • ペーパーモップはウェットタイプとドライタイプがあります。ドライタイプの方がおすすめです。
  • ワックスは床材に合ったものを選ぶようにしてください。

ガムがついたときの掃除方法

ガムは固まるとなかなかはがれません。
そこでヘラを使ってはがします。この場合は床から約45度の角度にヘラを当てて、少しずつはがしていきましょう。あまり強くこすると床に傷がつくので、少しずつ様子を見ながらはがすのがコツです。

液体洗剤を使う場合の注意点

汚れがひどい場合は住居用の液体洗剤を使うことがあります。その場合は直接洗剤をつけずに、バケツに水を入れて薄めて、ぞうきんを使って掃除をします。ぞうきんは固くしぼって拭き、その後、水にひたしたぬれぞうきんを固くしぼって洗剤分を拭き取りましょう。

化学床材の掃除方法

床にはクッションフロアなどの化学床材を使用している場合があります。水に強い特徴があるため、キッチンや洗面所などに使用されています。

化学床材の床掃除で準備するもの

  • フローリング用ペーパーモップ
  • 掃除機
  • ぞうきん
  • 住居用洗剤(または中性洗剤や重曹水でも可能)

化学床材の毎日の掃除の手順

  1. まずフローリング用ペーパーモップなどでゴミを集める
  2. 掃除機で吸い取る
  3. 住居用洗剤や中性洗剤を水で薄めて、ぞうきんに含ませて拭き掃除をする
  4. 最後に水で固くしぼったぞうきんで拭き取る

化学床材は水に強いので、汚れやすいキッチンは夕食の調理をした後や食器洗いを終えたときなどにさっと水拭きをするときれいな状態を維持できます。

化学床材の大掃除の方法

キッチンでも隅の方や洗面所やトイレなどはゴミがこびりついていたり、髪の毛やカビがついていたりすることがあります。そのため、年末の大掃除だけでなく、季節の変わり目など数か月に1度の大掃除をおすすめします。
その場合の手順です。

  1. キッチンにあるもの(キッチンワゴンやテーブルイス、食材など)を移動させる
  2. 洗面所は脱衣かごや洗濯機などを移動させる
  3. フローリング用モップでごみを集めて、掃除機で吸い取る
  4. 汚れがひどいところは住居用洗剤を含ませたぞうきんでしっかり拭き取る
  5. 汚れが取れないところは古い歯ブラシでこすり取る
  6. よく乾燥させて、家具を元に戻す

カーペットの床の掃除方法

カーペットには毛足の長いタイプや短いタイプなどさまざまですが、掃除の方法は基本的に同じです。

カーペットの毎日の床掃除の手順

カーペットの毎日の床掃除の手順は、次の通りです。

  1. ヘアブラシで汚れをはき出す
  2. 掃除機で吸い取る

掃除機のブラシはカーペット対応にしておきましょう。

カーペットの大掃除の方法

大掃除では普段の掃除で取り切れないゴミを取り除きます。
カーペットの毛をよく見てみると、毛髪やお菓子の食べかす、さまざまなゴミなどが落ちています。こういったカーペットやじゅうたんの毛にからみついたゴミは、コロコロと転がるタイプのカーペットクリーナー(粘着ローラー)でもうまく取り除けません。
そういった場合はゴム手袋をはめて手で取るとうまく取れます。これはゴムにゴミや毛がくっつくからです。ちょっと面倒ですが、カーペットをゴム手袋でなでるように触れてみましょう。すっきりきれいに取れますよ。

カーペットについた液体シミの取り方

カーペットにソースやしょうゆ、飲み物などの液体をこぼすと、シミになってしまいます。こぼしたときの対処法は液体の種類によって異なります。

ジュースなどの水溶性の汚れの場合

ジュースやしょうゆ、牛乳、ケチャップ、コーヒー、墨汁などをこぼしたとき、直後ならすばやく液体そのものをティッシュペーパーやふきんなどで拭き取ります。ただし、このときにゴシゴシこするとシミになるので気をつけてください。

その後、台所洗剤などの中性洗剤を水で薄めてぞうきんにしみ込ませて、ポンポンと押し当てるようにして拭き取っていきます。
最後に乾いたきれいなふきんで水分を拭き取ります。

マヨネーズなどの油性汚れの場合

まず、液体の場合と同様にティッシュペーパーや乾いたふきんなどで拭き取ります。
次にぞうきんにベンジンをしみ込ませて、汚れの外側から中央に向けてポンポンとたたきながら拭き取ります。
さらに台所洗剤や中性洗剤を薄めてぞうきんにしみ込ませ、上記と同じように外側から中央に向けてポンポンとたたきながら拭き取ります。
最後に水を少ししみ込ませたぞうきんで洗剤を拭き取り、乾いたぞうきんで水分を拭き取ります。

こぼれた直後なら乾いたタオルでトントンとたたきながら拭き取ると、シミにならずに済みます。
もしそれでも汚れが取れない場合は、きれいなタオルやぞうきんに少し水をしみ込ませてトントンとたたきながら拭き取ります。最後にドライヤーの風を当てて乾かします。

畳の床の掃除方法

畳は「い草」を横に、麻を縦糸にして編んであります。最近はパルプや化学繊維を使って編んでいる畳もあります。
いずれにしても畳は水分を嫌います。掃除には乾いたぞうきんを使いましょう。

畳の床の毎日の掃除方法

普段の掃除は掃除機を使います。掃除機に「畳モード」があればそちらを使用して、畳の目に沿って掃除機を動かしていきます。畳の目に垂直に掃除機を動かすと畳を傷つけるので注意してください。
ぞうきんで拭く場合も、畳の目に沿って動かしていきましょう。

畳の床の大掃除の方法

普段は掃除が行き届いていない家具の後ろや下などを掃除します。そのためにまず家具を移動させますが、無理やりひきずると畳を傷つけるので2人以上で持ち上げるようにして運んでいきます。
その後、掃除機で隅のほこりをよく吸い取り、水で濡らして固くしぼったぞうきんで畳の目に沿って拭き掃除をします。
その後は窓を開けて畳を乾燥させてから家具を元の位置に戻します。

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