捨てるべき?それとも残すべき?思い出の品の整理と処分方法

子どもの書いた絵

子どもが一生懸命に作った作品や大切な人からの贈り物など、人生は思い出に満ちています。記念の品や思い出の品はずっと手元に残しておきたいと思うものですが、あれもこれも残していると、モノがどんどん増えてしまいます。
そこで思い出の品の整理をしてみましょう。思い入れがある品の処分方法についても説明しています。

思い出の品はこんなにある!

ひと口に思い出の品と言っても、次のように多くの種類があります。

  1. 子どもに関するもの
  2. 親に関するもの
  3. 夫婦に関するもの
  4. 恋人に関するもの
  5. 自分の生い立ちに関するもの
  6. 趣味に関するもの

それぞれに価値があると思いますが、すべてを保管することはできません。どこかで気持ちの整理をして、残すか処分するかの判断をします。
その基準はどうすればいいのでしょうか?
それぞれのケースについて考えてみましょう。

子どもに関する思い出の品の処分方法

思い出の品でこれが一番数が多く、しかもそう簡単に処分できないものです。多くのご家庭でも、悩みの種になっているのではないでしょうか。
特に保育園や幼稚園、小学校低学年の間は絵や工作をたくさん作って持ち帰らせます。
親にすればなぐり書きしかできなかった子が人の顔を書き、文字を書けるようになると感激してしまいます。
子どもからもらった手紙を捨てられないという方も多いと思います。
そこで、次のような基準を設けてみてはいかがでしょうか。

子どもの作品を処分する基準

各年齢(または学年)で絵を5点、習字を2点、お絵かき帳などのノートは1冊だけと数を決めて残すものを選びます。絞り切れない場合は数を増やしてもかまいません。それ以外で「いい出来栄え」と思う作品は写真に撮って残すようにしましょう。
また、立体的な工作も保管に困ります。これも写真にして残すことをおすすめします。

1冊の作品帳を作るのもおすすめ

学校では1年間の作品(絵画や習字)を1冊の作品帳として渡してくれるところがあります。それだけを残して、ほかは処分するといいでしょう。また、家庭で作品帳を毎年作っておくと、残すものと捨てるものが明確になります。処分に迷わないのでおすすめです。

手紙はクリアブックに保管

子どもが書いてくれた手紙は、透明のポケットがいくつもついクリアブックに保管しましょう。これもすべてを残すのではなく、1年間で2~3通を選び、ほかは処分します。

毎年もらった手紙を1冊のクリアブックに残すと、あとで振り返ることができます。

親に関する思い出の品の処分方法

親の遺品はまた別のページで詳しくご説明しますが、ここでは親に関する思い出の品の処分について書いてみます。

親からもらったもの

遺品というほどではないけれど、成人式や就職祝いなどの記念としてもらった場合、なかなか処分できませんね。

例えば

  • スーツ
  • コート
  • ブランドのバッグ
  • 腕時計
  • 高級ボールペン

などがあります。今も使えるものならば修理をしながら使ってみてはいかがでしょうか。最近は修理の技術が進んでいるので、時計やバッグなどは新品に近い形に修復することができます。

ただ、もう動かない場合や修理ができないもの、流行遅れになっているものなどは処分
しましょう。贈った親は喜んで受け取ってくれたことで幸せを感じているはずです。一時期でも大切に使ってあげれば、贈った人の気持ちに報いることになります。壊れたり、古くなったりした場合は処分しても大丈夫です。

夫婦に関する思い出の品の処分方法

新婚旅行で買ったものや買ってもらったものなどは、なかなか捨てられませんね。置き場所に困らないのであれば、保管しておいてもいいのではないでしょうか。
また、処分することで相手の機嫌が悪くなるかどうかも、結婚生活が長くなればわかってくると思います。相手がその品のことを忘れているとか、あまり気に留めていないと判断できる場合は、物置に保管したフリをして処分してしまいましょう。

相手のものを勝手に処分しない

ただし、許されるのは自分の品(または共有の品)に限ります。結婚相手の持ち物を勝手に処分するのは控えておきましょう。
ほこりをかぶっていたり、壊れていたりしている場合は、「これ、もう使えないみたいだけど、場所を取るし処分してもいい?」と聞いてあげてください。
特に趣味の道具や学生時代の思い出の品は、「老後の楽しみに取っておく」と考えている方がいます。その気持ちを確かめてから、本人の許可を得た上で処分するようにしましょう。
また、保管する場合は、押入れや物置などに箱やケースに入れてほこりをかぶらないようにしまっておきましょう。

恋人に関する思い出の品の処分方法

これはその人と現在もつきあっているかどうかで処分の基準が違ってきます。

現在もつきあっている恋人との思い出の品

これは特に理由がない限り、処分せずに保管しておきましょう。
贈った相手は、あなたがそれを使っているかどうかをとても気にしているはずです。自分のプレゼントが気に入らなかったらどうしようと不安になっているので、時々身に着けるなどして「喜んでいる気持ち」をアピールするといいですよ。

ただし、モノが増えてきて保管に困るような場合は、「部屋が狭いし、いただいても使い切れないので気持ちだけでいい」と柔らかく断るのもひとつの方法です。

今はつきあっていない恋人との思い出の品

これは相手に未練があったとしても、思い切って処分してしまいましょう。いつまでも別れた相手からもらったものを手元に置いておくと、次の恋愛に踏み切れなくなってしまいます。
また、新しい交際相手ができたときに、「まだ前の恋人に未練があるのかも?」と疑われることになります。

そういった意味でも、思い切って処分することをおすすめします。

自分の生い立ちに関するもの

親があなたの成長の記録として子どものころの絵やノートなどを保管している場合があります。「これがあなたの作品よ」と手渡された後は、自分の判断で処分してもいいのではないでしょうか。

また、子どものころに家族で旅行に行ったときに買ったものや修学旅行で買ったものなどで、使えないものは処分してしまいましょう。

お気に入りのおもちゃ

子どものころに気に入っていたおもちゃやマンガの本などは捨てがたいかも知れません。また、長く保管して価値が出る場合があります。その判断が自分でできるならば、保管しておいてもいいでしょう。ただし、多くの場合はガラクタとなってしまいます。
「そろそろ片付けようかな」と思うころが処分のタイミングです。そのころになると、「どうしてこんなものに夢中になっていたのだろう」と冷静に自分を振り返ることができます。
処分しても後悔することはないでしょう。

家族との写真

これは思い出として残しておきたいですね。ただ、枚数が多い場合は主なものを選んでアルバムに整理し直してみましょう。最近はカメラ店などできれいなフォトブックに仕上げてもらうことができます。
厚いアルバムを何冊も保管するのではなく、すっきりと1冊(または数冊)にまとめれば、保管場所を取らないのでおすすめです。

趣味に関する思い出の品の処分方法

以前やっていたけれど今はやっていない趣味の道具や作品などは、今後もやるかどうかで判断しましょう。もし再開する場合でも、最近はいい道具が安く手に入ります。必要なときに買い替える方がお得で合理的です。

趣味の道具の処分方法

楽器や釣竿、絵画のセット、スポーツのラケットやユニフォームなど、趣味の装具は多岐にわたります。
今はやっていなくても、将来またやりたいと思ったときに使えそうなものは保管しておいてもいいでしょう。ただし、道具類は経年劣化を起こします。これは何もせずに置いておくと、年数を経過することで劣化し、あちこちが壊れてくることを言います。スポーツの道具などにも言えることで、手入れをしたり、毎日使ったりしないとどんどん傷んでしまいます。
もし将来、その趣味を再開する場合は、最新式の新しい道具に買い替えるといいですよ。
そして、古いものはいったん処分してしまいましょう。

表彰状やトロフィーなど

趣味の成果が認められて表彰状やトロフィーをいただくことがあります。これは保管しておきたいと思うでしょうが、置き場所に困るようなら写真に撮って処分してはどうでしょうか。記録よりも記憶に残すという考え方です。

このように思い出の品を処分するのは、気持ちの整理が必要になります。そのために「よし片付けるぞ!」と思っても、なかなか進まないことがあります。
しかし、情に流されるのではなく、「思い出は心の中にとどめておく」と割り切ってモノは処分していきましょう。

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