
リビングは家族が集まる場所なので、テレビのリモコン、新聞、雑誌、子どものおもちゃ、趣味の道具などみんなが使う物がところ狭しと置かれています。これらが散らばっていると、雑然とした雰囲気になり、「くつろげないスペース」になりがちです。
ゴチャゴチャしているリビングをすっきり片付けるポイントをご紹介します。
どんどん散らかるリビングの片付け
リビングは来客を迎える場所でもあるので、できれば常にきれいにしておきたいものです。
しかし、お茶を飲んだカップがそのまま、子どもが読んだ本が出しっぱなし、爪切りやハンドクリームなどがテレビラックに置いてある……という具合に生活感が満載になりがちです。
「どこから手をつければいいの?」とお悩みの方は、次の手順で進めてみましょう。
リビングをすっきり片付ける8ステップ
- 何があるのかを把握する
- 処分するものとリビングに残すもの、違う部屋に持っていくものを仕分ける
- リビングに置くものを決めて、置き場所を考える
- 収納のレイアウトを考える
- 見せるものと隠すものを考える
- カラーや雰囲気を統一する
- 定位置を決めて家族全員に知らせる
- 飾りは減らす
それぞれを詳しくご説明します。
何があるのかを把握する
リビングにはこまごまとしたものが置いてあります。まずは何があるのかを全部出してみましょう。
リビングの机や床など広い場所を確保してから、引き出しやラックなどにあるものを並べてみます。この段階では「出すこと」に集中してください。捨てるかどうかを考えるのは次のステップで行います。手を止めることなく、淡々と並べていきましょう。
処分するものと残すものを仕分ける
ここが最初の難関です。ひとりで片付ける場合も、家族で片付ける場合も、「これ、どうしよう?」と考えたり、「これ、なつかしい!」と思い出にひたったりしてなかなか作業が進みません。
そこで、捨てるか残すかの基準を決めておきます。
(例)
- 今の生活でなくてはならないものは残す
- すぐに必要ではないなら処分する
- 予備の品がある場合は処分する
- 「いつか使うかもしれない」というものは処分する
- 使用期限が過ぎている医薬品は捨てる
- 思い出の品はリビングではなく押入れにしまう。または写真に撮って本体は処分する
次に、リビングに置くか、違う部屋に持っていくかを考えましょう。
子ども部屋や寝室、洗面所にあった方が便利なものはそれぞれの部屋に持っていきます。家族が共通して使うものでリビングに置くのが便利なものだけを残すようにすると、すっきりします。
リビング内での置き場所を考える
リビングに置くものが決まれば、次はどこに置くかを考えていきます。
今、リビングにある収納グッズやラック、引き出しなどがどの程度あるのかを考えて、収納場所を決めていきましょう。
(収納場所の例)
- 本は本棚やカラーボックス、マガジンラックなど
- 写真立てはラックの上
- リモコンは専用のかごなどに入れる
- 電卓、ボールペン、メモ用紙など文房具は1つにまとめる
- かぜ薬や傷テープ、体温計、爪切りなどの医薬品は1つにまとめる
ただし、この場合、手持ちの収納グッズをすべて使う必要はありません。本棚やラックなど大型の収納家具は圧迫感がある上に、なまじ収納スペースがあるとまたものが増えていきます。
そこで、収納スペースも残すものと処分するものを選択してみましょう。
収納のレイアウトを考える
収納ケースやラックなどの高さをそろえる方法、あえて違う高さにする方法、壁に棚を取り付ける方法などがあります。これは好みや部屋の作りなども関係してくるので一概には言えませんが、一般的に天井までの家具よりも上に空間がある方が部屋が広く見えます。
また、ラックの上にものをたくさん並べるとほこりがたまる上に、地震などの揺れで落下する可能性があります。そういった意味でもこまごまとしたものを並べない方がすっきりするのでおすすめです。
手持ちの家具や収納グッズなどをうまく組み合わせてレイアウトを考えてみましょう。
見せるものと隠すものを決める
何もかも引き出しや収納ケースの中に入れてしまうと、生活が不便になります。そのため、よく使うものはおしゃれなかごやケースに入れてテーブルの上やラックの上に置くようにしてみましょう。
ただし、そういった小物が入ったかご類があちこちにあると雑然とした雰囲気になってしまいます。数は1個だけにするのがおすすめです。
カラーボックスなど扉がない場所に収納するときは、カフェカーテンのような丈の短いカーテンやかわいい柄の布などで目隠しをするとすっきりします。
本や書類も見せるものと隠すものに分けてみましょう。書類はファイルボックスなどに種類や用途ごとに分けて、カラーボックスに入れ、カーテンで隠すときれいにおさまります。
カラーや雰囲気を統一する
手持ちの収納グッズを使うと、どうしてもカラーや雰囲気がちぐはぐになってしまいます。そこで収納を始める前に、どんな雰囲気の部屋にするかを決めましょう。
(例)
- 畳の部屋の場合は和モダン
- 子どもがいる家庭のリビングは淡いピンクや水色などの明るい色を使う
- 木目を生かしたやわらかい雰囲気
- ヨーロピアン調
このようにトーンを統一すると、部屋全体がすっきりします。
部屋の内装やドアなどの建具、廊下など家全体のトーンとのバランスも考えるといいですね。
定位置を決めて家族全員に知らせる
せっかくきれいに片付けて置き場所を決めても、家族が今までの習慣であちこちにものを置いてしまうと、すぐに元に戻ってしまいます。
そこで、「リモコンはここ」「新聞はここ」と置き場所を知らせておきましょう。それでも最初は今までの習慣があるのでなかなか徹底できませんが、少しずつ慣れてくれます。
この状態を維持するには、ルールは細かくしすぎないということと、たびたび模様替えをしないことが大切です。
あまり厳しく取り決めをすると家族は面倒くさくなって、協力してくれません。また、せっかく置き場所を覚えたのにすぐに模様替えなどで変更すると、ルールが守れなくなってしまいます。
この点をよく考えて、無理のない範囲で置き場所や収納のルールを決めていきましょう。
飾りは減らす
散らかった部屋をきれいに片付けたら、張り切って観葉植物や絵画、写真などを飾りたくなります。しかし、片付け名人ならそれもいいのですが、まだ片付いた状態が維持できない場合は避けるのがベストです。
なぜならば、片付けが徹底できずにすぐに部屋が散らかると、せっかくの装飾が生かせなくなってしまうからです。さらに余計にゴチャゴチャした雰囲気を作り出してしまいます。
また、観葉植物は世話が必要ですし、写真などの額縁にはほこりがたまります。掃除の手間が増えるので、片付けに不慣れなうちは避けておきましょう。
しっかり片付けが定着すればOK
最初は今までの習慣で出しっぱなし、置きっぱなしになりますが、そのつど所定の場所に戻すようにすると、次第に定着していきます。家族もすっきりした状態が心地よくなるので、自然と散らかさなくなります。それまでは少し大変ですが、継続してみましょう。
きれいな状態が維持できるようになれば、少しずつ装飾を増やしてもいいですよ。ただし、数は少なめにするのがポイントです。部屋に入ったときにパッと目に入るようにワンポイントを作ると、部屋が引き締まります。
このころになれば片付け名人になっていますよ。
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