片付けするなら「何から捨てるべき?」

女性と片付かない服

「さあ、片付けるぞ!」と意気込んでみたものの、何から始めればいいのかわからない……というケースが多いものです。片付けでまずやることは不要なものを捨てることです。では、何から捨てるべきか?それには優先順位があります。この順番に沿って処分していけば、スムーズに片付けられますよ。

一度に全部やろうと思わないことが大切!

片付けをする際は誰もがきれいになった部屋をイメージすると思います。しかし、現実に目を向けるとあちこちに物が散らかっていて一体何から手をつけていいのかわからないという状況になります。
一度に全部すっきりと片付けるのは物理的に無理なので、ゴールを急ぎ過ぎないようにしましょう。まずは計画を立てることが大切です。

片付ける場所の優先順位を決める

片付けたい家の部屋数や間取り、部屋の大きさにもよりますが、まずはどこから手をつけるかを考えましょう。特に正解はありませんが、一例として次のように進めます。

片付ける順序の例

  1. キッチン
  2. リビング
  3. クローゼットやタンスなど衣類関係
  4. トイレ、浴室などの水まわり
  5. 自分の仕事や勉強のスペース

自分の仕事や勉強のスペースを最後にするのには理由があります。最初にここに手をつけると、つい仕事や勉強が気になって書類や本を読んでしまったり、昔の資料に見入ってしまったりして手が止まってしまうからです。
ここは心を鬼にして最後に取りかかるようにしましょう。

キッチンまたはリビングは一番物が散らかりやすいところなので、最初に取りかかるといいですよ。このどちらかが片付くと部屋全体がすっきりして見えますし、片付けの途中で休憩する場合にもひと息つけるスペースができるのでおすすめです。

キッチンを片付けるコツ

キッチンと女性

キッチンの片付けは、次の3つに分けて取り組みます。

(A) 食器類
(B) 食品・調味料
(C) 調理器具

食器類を片付ける際の優先順位

食器類には毎日使う物と来客用の物があります。また、自分用でも同じような物をいくつも置いている場合があります。
例えばよくあるのがマグカップや小皿などで、何種類もあり食器棚のスペースを占領していませんか?さらに結婚式の引き出物などいただき物のカップやお皿などのセットも使わずに保管しているというケースがあります。

食器は普段使うもの+来客用のお茶セットがあれば十分

ワンプレートたびたび自宅でホームパーティをする場合はさまざまな種類の食器が必要かも知れませんが、そうでない場合は来客があってもお茶とケーキやお茶菓子を出す程度です。来客用のカップとケーキ皿、スプーン、フォークなどがあればそれで大丈夫です。
また、自分用の食器には写真のようなランチプレートを使うと、小鉢や小皿などをたくさん持つ必要がなくなりますよ。おかずはワンプレートに全部乗せて、後はご飯茶碗とスープカップ(またはお椀)があればOKです。

パーティ用や来客用の大小さまざまな食器は思い切って処分してみましょう。
また、自分用にも予備の食器を持たないことで、こまめに食器を洗うようになります。

食品・調味料は賞味期限をチェック

調味料乾物や乾麺などの食品やスパイスなどの調味料は、片付ける際にまず賞味期限をチェックしてみましょう。古いものをいつまでも保管していませんか?
また、賞味期限内であっても中で固まっているものや湿気を帯びているものなどは品質が悪化している可能性があります。そういった調味料は使用頻度が低いという証しです。思い切って処分してしまいましょう。

調理器具は普段使うものだけを残す

フライパン調理器具も調味料と同じで、「お菓子を作ってみたい」「本格中華に挑戦!」など意気込んでそろえたけれど、1~2回使って終わり……というものがあります。
また、ブームに乗って野菜ジュースやスムージーを作るためにミキサーなどを購入したという人も多いようです。今もそれを使うのが習慣になっている場合は残しておいてもいいですが、「どうも自分の生活には合わない」「そんな時間がない」という場合は思い切って処分してしまいましょう。

キッチンの片付けは収納に工夫するというよりは、物を減らすことをまずやってみてください。

リビングを片付けるコツ

リビング

リビングはこまごまとした物が散らかりやすいところです。その中でも優先順位が高いのは、次の3つです。

  • 新聞・雑誌
  • DM、手紙
  • 床に置いている物

新聞・雑誌はためない

新聞と雑誌を処分する場合のルールを決めてみましょう。

  • 新聞は段ボール箱一杯になったら処分する
  • 雑誌は最新の2ヶ月分だけを残して、他は処分する

古新聞など決めてしまいます。

雑誌は特集の内容などが気になって長く保管するケースがありますが、必要なページだけ切り抜いて他は処分する習慣をつけましょう。

DM・手紙類は心を鬼にして処分する

手紙最近は親しい人から手紙をもらうというケースは皆無と言ってもいいでしょう。郵送されてくるものはDMや何かの案内がほとんどです。レンタルビデオ店のカードの更新など大切なものはバッグに入れて、行ったついでに手続きをするようにします。それ以外のものは処分してしまいましょう。割引券やクーポン券なども「必ず行く」というものだけ財布に入れて、他は捨ててしまうと無駄使いとごみが減ってすっきりしますよ。

とにかく床に物を置かない!

床の上のリモコン部屋が散らかる要因のひとつに、安易に床に物を置いてしまうということがあげられます。
寝転がったまま手が届く範囲にリモコンや雑誌、まくら、お菓子の箱などを置いておくと、どんどん物が広がっていきます。
「床には物を置かない」というルールを決めることで、かなりすっきりしますよ。ある程度の収納スペースを作り最小限必要なものだけを置いたら、他は処分してしまいましょう。

クローゼットを片付けるコツ

クローゼット

クローゼットやタンス、衣装ケースなどの片付けはひとつ間違うと魔境に入り込んだようになり、なかなか終了しません。洋服やアクセサリーを買ったときのことを思い出したり、洋服のサイズが合う・合わないで一喜一憂したり……。そこで手が止まると、片付けは進みません。
そこで、ここでもルールを決めてしまいましょう。

  1. サイズが合わないものは捨てる
  2. 2年前から一度も着ていないものは捨てる
  3. 1着買ったら1着捨てる

この3点を守ると、かなりすっきりできます。

サイズが合わないものは捨てる

サイズの合わないデニム「もう少し痩せたら、また着られるかも知れない」と思って捨てられない人がいます。
しかし、その場合は「痩せたらごほうびに新しい服を買う」という目標に切り替えて、古いものは処分しましょう。
リサイクルショップに買い取ってもらう方法もありますが、期待するほど高値はつかないようです。手間と時間をよく考えて、処分するかリサイクルするかを考えてみましょう。

2年前から1度も着ていないものは捨てる

古着よく片付けのコツとして「1年間着ていないものは処分する」などと紹介されていますが、さすがにそれはもったいないと思うならば、2年間という条件に変えてみましょう。
冬物も夏物も2シーズン着なかったものは、思い切って捨ててしまいます。自分が気に入っているものは、たびたび袖を通しているはずです。そうでないものは、何か気に入らないとか、着心地が悪いなどの理由があるのです。
それならば不要と判断して処分してしまいましょう。

1着買ったら1着捨てる

買い物常に洋服の数を決めておくという方法です。「定数管理」と呼ばれますが、シャツを1枚買ったら古いものを1枚捨てるようにすると、常にクローゼットの中には同じ数の衣服が入っていることになります。
これでむやみに衣類を増やすことがなくなります。
靴下や下着も同様に管理するといいでしょう。

ちなみに着ないのにタンスに入れっぱなしのことを「タンスの肥やし」と言います。タンスにはいくら肥やしを与えても何もプラスにはなりません。一定数だけを保管するようにしましょう。

トイレ・浴室の片付けのコツ

ユニットバス

水回りは散らかるというよりは汚れが気になるところです。掃除のコツはまた違うページでご説明しますので、ここでは割愛させていただきます。
ただ、気をつけたいのはシャンプーや洗剤の買い置きがたくさんないかどうかをチェックしてみましょう。買い置きは1個あれば十分です。今あるものを使い切ったら、常に1個だけ在庫を持つように心がけるといいですよ。

自分の部屋の片付けのコツ

散らかった部屋にたたずむ男性

仕事や勉強に使う部屋で寝ているという人が多いかも知れませんね。その場合は脱いだ衣類がそのままになっていませんか?また、勉強に使う本が出しっぱなしということもあります。

自分の部屋は一番こまごまとした物があふれ、なかなかすっきりと片付けられません。しかし、よく見てみると「本当に必要なもの」は案外限られているものです。
年に数回しか使わないものは、収納ケースに入れて用途ごとに保管しておきましょう。最近の収納ケースはサイズが豊富にあるので、上手に組み合わせることでかなりすっきりできますよ。
もちろん2~3年前に使ったきりで最近は使っていないというものは思い切って処分してしまいます。

さらに自分の部屋の片付けで大切なことは、片付けた状態を維持するということです。
気を許すとすぐに元の状態に戻ってしまうので注意しましょう。

この優先順位で片付けを進めていくと、家がすっきりします。途中で手を止めないように、スムーズに進めていきましょう。

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