散らからない部屋にするには、収納ノウハウをマスターすることが大切です。ただ、最近は「片付け術」が大流行で、さまざまなノウハウがあふれています。あまり複雑な方法や細かいルールを設けると、逆に挫折することになります。そこで日常生活の中で簡単に取り入れられて、見た目もおしゃれですっきりする片付け方法をご紹介します。
この記事で分かること
まずは収納スペースを決めること
「さあ、片付けるぞ!」と張り切っても、それを収納するスペースがないと話は進みません。そこで、部屋の中を見回して、どこに何を収納するかを考えましょう。
意外と見つかる収納スペース
部屋が狭いと思っていても、ちょっと見方を変えると収納スペースは意外と見つかるものです。見落としているスペースのことを「デッドスペース」と言います。例えば次のようなところがデットスペースになっています。
デッドスペースの例
- ベッドの下
- 机の下
- 机の上
- 押入れの空間
- 電子レンジの上
- 洗濯機の上
- キッチンの吊り戸棚の下
- クローゼットや洋服ダンスの下の空間部分
収納スペースに収まる分量はどれくらいかを見極める
収納スペースが決まったらそこに入るものだけを収めて、入らないものは処分しましょう。そこで何を残すのか、優先順位を決めていきます。普段使うものはすぐ手が届く場所に、数ヶ月に1度使うものは収納スペースに、ここ何年も使っていないものは処分するとすっきりします。
片付けの優先順位はこちらのページ(リンク貼る)でもご紹介していますので、参考にしてみてください。
デッドスペースを生かす収納グッズ
デッドスペースが見つかったら、それを生かすための収納グッズを考えます。
100円ショップにはさまざまなサイズのケースやカゴなどが売っていますので、サイズと用途をよく考えて購入しましょう。
このときにあれもこれもと購入すると、さらにごみが増えてしまいます。必要なものだけを購入することが大切です。
かご | プラスチックや籐のかごが安く売っています。 |
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プラスチックケース | 引き出しの中を仕分ける小さなものから衣類を入れる大きなケースまでさまざまなサイズのものがあります。 |
仕切り板 | 引き出しの中を仕切る板です。これを使うと引き出しの中がすっきり整理できます。 |
吊り下げラック | キッチンの吊り戸棚の下に使うラックです。 |
収納したものを「見える化」することが大切
よく押入れの奥に衣類や本などを段ボール箱に入れてしまい込んでいる方がいますが、これはあまりおすすめできる方法ではありません。
なぜならば奥に入れたまま、いつ何をどこにしまったのか忘れてしまうからです。思い出せないほど使用頻度が低いものは処分してしまいましょう。
透明ケースを有効活用しよう
プレスチックの透明のケースや引き出しケースなどは、中に何が入っているかよくわかります。
そして、そのケースを押入れを開けたときに見えるように入れていきましょう。そうすれば「ここにシーツの予備が入っている」「仕事の資料はここにある」とすぐに見つけることができます。
外から見えないほど奥へ奥へと物を入れていくと、結局使わないものが増えていくだけです。何が入っているのかを見えるようにすることが大切です。また、定期的に収納の中身をチェックして、不要な物は処分していくとごみがたまることがありません。
衣類はハンガーに吊るす
衣類は衣装ケースに入れるより、ハンガーに吊るしてクローゼットや洋服タンスに収納する方法がおすすめです。常にどんな衣類を持っているのかが把握できるので、似たようなデザインの洋服を買ってしまうといった衝動買いを防ぐことができます。
また、ルールとして「ジャケットは3着、シャツ(ブラウス)は4枚、パンツは3本」など数を決めると、それ以上に増えるのを防ぐことができます。
引き出しは仕分け板を使って置き場所を決める
キッチンの引き出しやタンスの引き出しなどは小さなケースや仕分け板を使って、種類ごとに分けて収納しましょう。
キッチンの引き出しの例 | しゃもじ、玉しゃもじ、フライ返し、ピューラー(皮むき)など |
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タンスの引き出しの例 | 靴下、下着、肌着などを一定枚数だけ、数が見えるようにたたんで入れておきます。あふれるほど入れないことがポイントです。 |
同じ種類のものは同じ場所に置く
ハサミやセロテープがあちこちに置いてあるとか、タオルがあちこちにあるというように置き場所が複数あると、部屋が散らかる原因になります。
「洗面所関係のものはここ」とスペースを決めて、タオル、歯みがきやシャンプーの買い置き(1個ずつ)をまとめて置くようにしましょう。同様に事務用品はリビングの1ヶ所にまとめておきます。
このように同じ種類のものを1ヶ所にまとめて置く習慣をつけると、使った後にその場所に戻すようになります。
常に定数管理を心がける
衣類に限らず1点購入したら古いものを1点捨てるようにすると、物が増えていきません。常に同じ数だけ保管することを「定数管理」と言います。
本が多い人は1冊購入したらもう読み終えた古い本は処分する、洋服を1着買ったら同じ種類の洋服を1着処分するということを続けると物であふれるがありませんし、購入するときによく考えるようになります。
買い置きは常に1個だけ
消耗品はつい特売日に買ってしまいがちですが、買い置きは1個だけと決めておきます。それによって無駄な買い物が減り、部屋がすっきりしますよ。そのためにも「見えるところに保管する」「同じ種類をまとめて保管する」と管理がしやすくなります。
数で管理が難しいという場合は、「この引き出しに入らないものは買わない」などと決めてもいいでしょう。収納スペースよりも物が多いために片付けができなくなるのです。スペース(キャパシティ)に収まるだけの物で生活するようにしてみましょう。
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