不用品が出たときは、自治体の粗大ごみ回収に出す、リサイクル業者に売る、または粗大ごみ回収業者に回収してもらうといった方法があります。しかし、世の中にはまだまだ買い取りサービスをしている業者があります。不用品買い取りサービスを詳しく調べてみました。
この記事で分かること
不用品買い取りサービスの業者は多種多彩
不用品買い取りサービスには、次のようにいくつかのパターンがあります。
- ピアノ専門、バイク専門など特定の品目を専門に買い取ってくれるパターン
- リサイクルショップが買い取ってくれるパターン
- 引越し業者が引越しを依頼すると、買い取りをしてくれるパターン
- 粗大ごみ回収業者が買い取ってくれるパターン
それぞれの仕組みを見てみましょう。
特定の品目の専門業者で買い取ってもらう方法
ピアノや楽器、バイクなどは自治体の粗大ごみの対象外ですが、状態がよければ専門の業者が買い取りをしてくれます。
ピアノの買い取り
「子どものためにピアノを買ったけれど、子どもが成長してもう使わなくなった。場所を取るので処分したい」というご家庭があるのではないでしょうか。まだ使えるピアノで、調律などをきちんとしていて誰かほしい人がいれば譲るという方法があります。ただ、その場合、移動の手間が大変です。
一方、調律をしていないピアノ、音が狂っているピアノ、鍵盤がはげている、壊れているといった使えないピアノは処分することになりますが、ピアノの買い取り専門業者では、アップライトピアノ、グランドピアノ、電子ピアノ、エレクトーンなどの買い取りをしています。(業者によって取り扱い品目が異なります。)
- 古いピアノ
- 調律をしていないピアノ
- 出ない音があるピアノ
などの状態でも買い取りをしてくれることがあります。
ピアノ買い取りの注意点
業者によって査定価格に差があります。また、査定価格がつくかどうかの基準も異なります。中にはエレクトーンや電子ピアノは扱っていないという業者もあるので、事前の確認が必要です。
楽器の買い取り
趣味や職業として楽器演奏をされる方にとって、使わなくなった楽器の処分に困ることがあります。
楽器専門の買い取り業者では、ギターやドラムセット、キーボードなどさまざまな楽器の買い取りをしています。楽器販売店が買い取りをしていることもありますし、楽器専門の買い取り業者もあります。
ただ、楽器の状態によっては価格がつかない場合があるので、いくつかの業者で査定をしてもらうといいでしょう。
バイクの買い取り
バイクの買い取り業者はたくさんあります。インターネットで「バイク買い取り」と検索すると、いくつもの業者が見つかります。
買い取り価格は
- メーカー
- 車種
- 年式
- 走行距離
- 傷や事故の有無
などで決まります。人気の車種や走行距離が少ないバイクは高く買い取ってもらえる可能性があります。
リサイクルショップに買い取ってもらう方法
リサイクルショップではさまざまな品目の買い取りサービスを行っています。中には自宅まで来て買い取ってくれるところもあります。
楽器、電化製品、家具、オーディオ機器など、その業者が扱っているもので査定価格がつけば買い取りが可能です。
リサイクルショップで出張買い取りが可能なもの
次のような品目がリサイクルショップの買い取り対象になっています。(業者によって異なります。)
- 家具(ソファー、タンス、サイドボード、テーブルなど)
- 楽器(管楽器、弦楽器、電子ピアノ、キーボード、ドラムなど)
- 電化製品(テレビ、電子レンジ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、炊飯器、掃除機、浄水器など)
- パソコン関連(ノートパソコン、デスクトップパソコン、ビデオカメラ、プリンターなど)
リサイクルショップの買い取りの注意点
店によって取り扱い品目やメーカーが異なります。また、査定価格の基準も違うので、できれば複数のリサイクルショップで査定してもらうといいでしょう。
引越しと同時に買い取ってもらう方法
引越し時には不用品がたくさん出ます。特に家具やホットカーペット、電化製品など大きくて処分に困るものが多いのですが、引越し業者の中には買い取りサービスをしているところがあります。
引越し業者の買い取りサービスの特徴
その業者で引越しを依頼することが条件になっています。また、買い取りの対象ではないものがあります。
ある業者の買い取り対象外の例
- カーペットやカーテン、マットレス、布団などの布類
- エアコン、パソコン、プリンター、ストーブ、コタツなど
- スキー・スノーボード、タイヤ、ゴルフセットなど
なお、買い取り対象品目でも古い型や状態によっては買い取り価格がつかないことがあります。
引越し業者での買い取りの注意点
買い取りサービス付きの引越し業者と、買い取りサービスがない引越し業者の引越し費用をまず比較してみましょう。引越し費用が高くても買い取りをしてくれる方が得かどうかをよく考える必要があります。
買い取り価格は引越しの見積もり時に現物を見て査定してくれます。その上で引越し費用とトータルで得かどうかを判断するといいでしょう。また、買い取り価格がつかないものは、粗大ごみになります。引越し業者では不用品の処分もしてくれますが、その場合は廃棄費用がかかります。
粗大ごみ回収業者に買い取ってもらう方法
粗大ごみ回収業者は基本的に不用品やごみを回収して処分するのですが、まだ使えるものはその場で査定をして、買い取ってくれます。粗大ごみ回収業者によって買い取りの対象となる品目は異なりますが、その場で買い取り価格がつくかどうかがすぐにわかります。
結論!どの業者に依頼するといい?
不用品買い取りと言っても、さまざまなパターンがあることがわかります。では、どれが一番いいのでしょうか?それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
専門業者での買い取り | ・商品の専門知識がある ・買い取り対象の範囲が広い |
業者によって取り扱い品目が異なる |
リサイクルショップでの買い取り | ・買い取り対象のジャンルが幅広い | 業者によっては古い物は買い取れない、1品だけは無理など条件がある |
引越し業者での買い取り | ・引越しと同時に買い取りをしてくれるので手間が一度で済む | ・引越しを依頼することが条件になっている ・業者によって取り扱い品目が異なる |
粗大ごみ回収業者での買い取り | ・査定結果で価格がつかない場合は粗大ごみとして回収してくれる | 業者によって取り扱い品目が異なる |
このようにどの方法でも、業者によって取り扱い品目が異なります。そのため、事前にいくつかの業者のホームページなどで確認する手間がかかります。
また、どの方法でも古い物や人気がない型の物は買い取り価格がつかない可能性があります。その場合、査定に来ても買い取ってもらえないため、不用品はそのまま自宅に残ってしまいます。その処分をどうするかを考えなければなりません。
一方、粗大ごみ回収業者なら査定をして買い取り価格がつかなくても、粗大ごみとして回収してもらえます。しかも、即日回収ならその日に買い取りか回収かどちらかの方法で処分が可能です。
一度にすべてが完結できるという点で、粗大ごみ回収業者に依頼するのがおすすめです。ただ、粗大ごみ回収業者の中で買い取りを行っていないところもあるので、事前によく確認しましょう。
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