家が散らかる原因~度が過ぎると…ゴミ屋敷に~

ゴミ屋敷になりやすい人の特徴

ごみ屋敷はどのような過程を経てあのように大量のごみにあふれるようになるのでしょうか。家が散らかる原因がわかればごみ屋敷を防げるはずです。
このページではごみ屋敷になる原因を追究していきます。

ごみ屋敷になる原因は?

家からあふれ出るほど大量のごみは一朝一夕でたまるものではありません。ごみ屋敷になるには、次のような段階があります。

  1. 部屋の中の物を片付けない
  2. 不用な物を処分しようとしない
  3. ごみ収集日にごみを出さない
  4. ごみの中で暮らすのが平気になる

部屋の中の物を片付けようとしない

これは「ごみ屋敷になりやすい人の特徴」のページでも説明していますが、片付けができないのにはさまざまな理由や原因があります。
ただ忙しいだけという単純な理由もあれば、「もったいない」「いつか使うかも知れない」と本人なりの理由がある場合もあります。また、性格が無頓着で散らかっていても気にならないタイプもいます。
そうかと思えばADHD(注意欠如多動性障害)や認知症、強迫性障害などが原因で片付けられないというケースもあります。
一方、ただ単純に「いつも使う物は手が届くところに置いておく」といったことがきっかけで、部屋が片付かなくなるというケースもあります。

不用な物を処分しようとしない

ごみ屋敷になる前段階では、部屋を片付けられないので何が必要なもので何が不要なのかきちんと仕分けができていません。
例えば数日前の新聞も今日の新聞も同じ場所に置いてあるという具合です。夏なのに冬の衣類がハンガーにかかっていたり、前の職場で使っていた資料を捨てずに置いていたり……。ストーブと扇風機が同じ部屋に置いてあるということもあります。
何年も前のものと現在使うものが部屋の中で同居している状態です。しかも、その状態に違和感や苦痛、不都合を感じないために、どんどん物が増えていきます。

ごみ収集日にごみを出さない

多忙で物理的に出せないというケースもあれば、出すのが面倒、まだ使うかも知れないなどさまざまな理由をつけてごみ出しをしないで生活していると、どんどんごみがたまっていきます。

生活環境の変化でごみが出せない場合

中には生活環境の変化が原因でごみ出しができないという場合があります。例えば、今までごみ出しをしたことがない人(親と同居していた人が一人暮らしを始めた場合や離婚して何もかも自分でやらなければならなくなった場合など)は、まずごみ出しのルールがわかっていません。
家庭ごみと空き缶、空きびん、ペットボトル、不燃ごみなどを細かく分別して収集日に出すのが煩わしくて、次第にごみを出さなくなるというケースがあります。

精神的なストレスが原因でごみが出せなくなることも

失恋や婚約破棄、リストラ、職場のいじめなど精神面で大きなストレスを抱えていると、部屋の片付けどころではなくなります。掃除をしようとか、ごみを出そうといった意欲がわいてこなくなるのです。
また、外出がおっくうになるために、コンビニなどでお弁当を買ってきてそのまま家の中に放置するといったことも起こります。

ごみの中で暮らすのが平気になる

部屋はある日突然散らかるわけではありません。本人も意識しないうちに少しずつ散らかっていきます。そのため、常にその中で暮らしていると苦痛を感じないことが多いようです。
どれだけ散らかっていても「どこになるがあるのか、わかっている」というケースが多いため、あまり不便を感じないということも、部屋が片付かない原因になります。
職場のデスクに書類が山積みになっている人が、必要な書類や郵便物をその中からすぐに探し出せるのと同じ状況です。周囲の人が見れば、「よくそんな書類の山から大切なものを見つけ出せるね」と思いますが、本人はそれでもあまり不便を感じていません。
そのために、なかなか片付けることができないのです。

ごみ屋敷になる前の早期発見・早期片付けが大切

ごみ屋敷を防ぐには、ごみ屋敷になるまでに部屋を片付ける習慣をつけることが大切です。

精神的な問題や病気の場合

認知症の傾向が見られる場合やADHD(注意欠如多動性障害)の人は、家族がそれとなく気をつけて生活を見てあげましょう。部屋が散らかってきたら「一緒に片付けよう」と誘ってあげるのもいいことです。
また、買い物依存症の場合はまずそれを治すことが大切ですが、依存症の背景には愛情不足や精神的なストレスなどの要因が隠れています。それを解決することで買い物依存症が解消され、部屋の中の物が減っていきます。
体力的に掃除や片付けができずにおっくうになっている場合は、古新聞や雑誌、衣装ケースなど重い物を運んであげるとスムーズに片付きます。

生活環境が変わってごみの処理ができない場合

離婚や定年退職で急に生活習慣が変わった場合は兄弟や家族が様子を見てあげてください。本人はそっとしてほしいと思うかも知れませんが、人とのかかわりが減るとなおさら生活が乱れていきます。
「近くまで来たから寄ってみた」と言って顔を出してあげましょう。来客があると部屋を片付けなきゃという意識が芽生えるので、ごみ屋敷になるのを防げます。

このようにごみ屋敷になる前に少しずつ片付ける習慣をつけることが大切です。「どうしてこんなになるまで放っておいたの!」と叱ると本人はさらに意固地になってしまい、周囲の忠告を聞こうとしません。
早め早めの対策が大切です。

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