ゴミ屋敷の片付け

ゴミ屋敷の片付け方|自分でできる手順6ステップと注意点

ゴミ屋敷の屋内

足の踏み場がないほどごみが積み上がった部屋。久しぶりに訪ねた実家が、いつの間にかゴミ屋敷のようになっていた――。「どこから手をつければいいのか分からない」と、途方に暮れていませんか。

ゴミ屋敷の片付けは、やみくもに始めると途中で挫折しがちです。でも、正しい手順で、段階を踏んで進めれば、自分たちの力でも片付けることは可能です。量が多い場合や時間がない場合は、専門の業者に任せるという選択肢もあります。

この記事では、ゴミ屋敷を片付ける手順を6つのステップに分けて、必要な道具や注意点とあわせて具体的に解説します。自分で片付けるか業者に頼むかの判断の目安、費用の相場、片付けたあとにリバウンドしないコツまで紹介しますね。

ゴミ屋敷の片付けは「自分で」か「業者に依頼」か

まずは、自分たちで片付けるか、業者に頼むかを考えてみましょう。判断の目安は、ごみの量と、片付けに使える時間・人手です。

自分で片付けるか業者に頼むかの目安
状況 おすすめ
床が半分以上見えている。ごみの高さが膝より低い 自分で片付けられる可能性が高い
床がほとんど見えない。ごみが腰の高さまである 家族や友人と協力すれば可能。数日〜数週間かかることも
ごみが天井近くまである、悪臭や害虫がひどい 業者への依頼がおすすめ
一軒家まるごと、または複数の部屋がゴミ屋敷化している 業者への依頼がおすすめ
仕事があり、まとまった時間が取れない 業者への依頼、または自分と業者の併用
引っ越しや退去の期限が迫っている 業者への依頼がおすすめ

自分で片付ければ費用を抑えられますが、時間と体力がかかります。業者に頼めば費用はかかりますが、短時間で一気に片付きます。どちらがよいかは、状況によって違います。

ゴミ屋敷の片付けの手順|6つのステップ

自分で片付ける場合は、次の流れで進めていきましょう。

  1. 片付けに必要な道具をそろえる
  2. ごみの回収日と出し方を調べる
  3. 明らかなごみから処分する
  4. 大きな物を処分して空間をつくる
  5. 残す物・捨てる物・迷う物に仕分ける
  6. 収納場所をつくり、掃除する

ポイントは、「明らかなごみ」→「大きな物」→「迷う物」の順に進めることです。最初から思い出の品などに手をつけると、判断に時間がかかって作業が止まってしまいます。

ステップ1 片付けに必要な道具をそろえる

片付けを始めてから「ごみ袋が足りない」「手袋がない」とあわてないよう、必要な物を事前に準備しておきましょう。

ゴミ屋敷の片付けに必要な道具
分類 道具 ポイント
身を守る物 軍手、ゴム手袋、マスク、ゴーグル、長袖・長ズボン、スニーカー 割れた物やカビ、ほこりから体を守る。素足やサンダルは厳禁
ごみをまとめる物 自治体指定のごみ袋(多めに)、分別用のレジ袋、段ボール箱、ひも 指定袋はかなりの枚数が必要。まとめ買いしておく
掃除の道具 掃除機、ほうき、ちり取り、モップ、ぞうきん、バケツ ごみを出し終わったあとの掃除に使う
洗剤・薬剤 住居用洗剤、食器用洗剤、除菌スプレー、消臭剤 汚れやにおいを落とす
害虫対策 殺虫スプレー、くん煙タイプの殺虫剤 片付けの途中で害虫が出てくることも多い
その他 カッター、はさみ、ガムテープ、油性ペン、懐中電灯 段ボールの解体、袋の表示などに使う

特に、身を守る物は必ず用意してください。ゴミ屋敷の中には、割れたガラスや錆びた金属、腐った食品などが埋もれていることがあります。ほこりやカビも舞うので、マスクと手袋は必須です。

ステップ2 ごみの回収日と出し方を調べる

次に、お住まいの自治体のごみの回収日と分別ルールを確認しましょう。

  • 役所や自治体の公式サイトで、分別表と収集カレンダーを入手する
  • 可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ、粗大ごみの回収日を確認する
  • 粗大ごみの申し込み方法と料金を確認する
  • 処理施設に持ち込めるか、受付時間と料金を確認する

多くの自治体では、空き缶や空きびんなどの資源ごみは、月に1〜2回しか回収されません。回収日の直前に片付けるようにすると、何日も家の中でごみを保管する必要がなくなります。

一度に大量に出すと迷惑になることも

ゴミ屋敷から出るごみは、量がとても多くなります。一度の回収日に何十袋も集積所に出すと、ほかの住民が出せなくなったり、収集車に積みきれなかったりすることも。数回に分けて出すか、自治体に相談しましょう。自治体によっては、大量のごみを処理施設に直接持ち込めるところもあります。車があれば、回収日を待たずに一気に片付けられます。

ステップ3 明らかなごみから処分する

ゴミ屋敷は、周りの人から見ると「全部ごみ」に見えるかもしれません。でも、住んでいる本人にとっては、残しておく理由がある物も含まれていることがあります。

そこで、まずは誰が見てもごみと分かる物から処分していきましょう。判断に迷わないので、作業がどんどん進みます。

「今日はこの袋10個分だけ」「今日は玄関だけ」と、1日のゴールを小さく決めておくのもおすすめです。終わりが見えると、気持ちが折れにくくなります。

明らかにごみと分かる物の例

  • 空き缶・空きびん・ペットボトル
  • コンビニ弁当の容器や食品トレイ
  • 割り箸やプラスチックのスプーン
  • 紙くず、レシート
  • 古新聞や古い雑誌、チラシ、ダイレクトメール
  • 破れた衣類
  • 割れた食器、壊れた物
  • 賞味期限が切れた食品
  • 固まったり変質したりしている洗剤

これらは、衛生面でも早く処分すべき物です。

分別しながら袋に入れる

ごみを袋に入れるときは、その場で分別しながら入れると、あとの作業が楽になります。可燃ごみ、プラスチック、缶、びん、ペットボトルなど、袋を何枚か並べておき、手に取った物をそれぞれの袋に入れていきましょう。

空き缶やペットボトルの中身に注意

長い間放置されていた空き缶や空きびん、ペットボトルは、底に飲み残しの液体が残っていて腐っていることがあります。虫がわいていることも。中身を捨てて、できれば軽くすすいでから、分別の袋に入れましょう。ごきぶりなどの害虫を見つけたら、その場で駆除していきます。

大切な物が紛れていないか注意

ごみの中には、通帳や印鑑、現金、保険証、重要な書類、写真などが紛れ込んでいることがあります。紙の束やカバン、封筒は、捨てる前に中を確認しましょう。「大切な物を入れる箱」を一つ用意しておき、見つけたらすぐにそこに入れておくと、紛失を防げます。

ステップ4 大きな物を処分して空間をつくる

ゴミ屋敷を片付けるには、部屋の中に作業のための空間をつくる必要があります。明らかなごみを出したら、次は大きな物を処分しましょう。

大きな物の例

  • ベッド、布団、マットレス
  • ソファ、座椅子
  • タンス、ラック、カラーボックス
  • こたつ、テーブル
  • カーペット、ラグ
  • テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電

大きな物はスペースを取るので、早い段階で残すかどうかを決めます。特に、ベッドや布団、こたつ布団などは、湿気を含んでダニやカビが発生していることがあります。早めに処分を検討しましょう。

粗大ごみと家電リサイクル法の対象品

大きな家具などは、自治体の粗大ごみとして回収してもらえます。ただし、申し込みから回収まで1〜2週間かかるのが一般的です。

また、テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)・エアコンは家電リサイクル法の対象なので、自治体の粗大ごみには出せません。販売店や指定の窓口に、リサイクル料金を払って引き取ってもらう必要があります。

大きな物を早く処分したい場合は、民間の不用品回収業者に依頼すると、スムーズに片付けられます。

ステップ5 残す物・捨てる物・迷う物に仕分ける

明らかなごみと大きな物を処分したら、残りの物を仕分けていきます。段ボール箱を3つ用意して、「捨てる物」「残す物」「迷う物(一時保留)」に分けましょう。

迷ったときの判断基準

残すか捨てるかの判断基準
質問 「いいえ」なら
この1年で使った? 捨てる候補
今の生活で使う予定がある? 捨てる候補
同じ物をほかに持っていない? 重複していれば1つに絞る
なくなったら本当に困る? 捨てる候補

「いつか使うかもしれない」という物は、その「いつか」が来たときに買えば大丈夫です。今は、必要な物をすぐに手に入れられるお店がたくさんあります。

「迷う物」の箱には期限を決める

どうしても判断できない物は、「迷う物」の箱に入れておきましょう。ただし、箱に日付を書いて、期限を決めるのがポイントです。たとえば「3か月後に一度も開けていなければ処分する」と決めておけば、迷う物がいつまでも残り続けることを防げます。

思い出の品は最後に

写真や手紙、子どもの作品などの思い出の品は、判断に時間がかかるので、仕分けの最後に回しましょう。どうしても手放しにくい物は、写真に撮ってデータで残し、現物は厳選する方法もあります。

売れる物・譲れる物は活用する

贈答品や引き出物の未使用品、ブランド品などは、リサイクルショップで買い取ってもらえることがあります。売れた分を片付けの費用に充てることもできますよ。

ステップ6 収納場所をつくり、掃除する

ごみの多くを処分できると、家の中にかなりのスペースが生まれるはずです。

残す物の定位置を決める

残す物は、まず1か所にまとめてから、それぞれの定位置を決めましょう。「使ったら元の場所に戻す」を習慣にするためには、物の住所を決めることが大切です。

収納グッズを買い足す場合は、無計画に買わないことが大切です。何を残すのか、部屋をどう使うのかを決めてから、必要な物だけを買いましょう。あまり細かく仕分けると、片付けが面倒になってしまいます。大きめの箱やかごにひとまとめにする方法のほうが、続けやすいことも多いですよ。

部屋を掃除する

長い間ごみに埋もれていた部屋には、湿気やほこり、カビがたまっています。

  1. 窓を開けて換気し、湿気とにおいを逃がす
  2. 天井や壁の上のほうから、ほこりを落とす
  3. 床に掃除機をかけ、ぞうきんで水ぶきする
  4. キッチンやトイレ、浴室などの水回りを洗剤で掃除する
  5. 必要に応じて、くん煙タイプの殺虫剤でダニや害虫を駆除する

汚れがひどい場合は、ハウスクリーニングの業者に頼むのも一つの方法です。

場所別|ゴミ屋敷を片付けるときのポイント

同じゴミ屋敷でも、場所によってたまりやすい物や汚れ方が違います。場所ごとのコツを押さえておくと、作業がぐっと楽になりますよ。

玄関・廊下

最初に片付けたいのが、玄関から部屋までの通り道です。ここがふさがっていると、ごみ袋を外に運び出せません。靴や段ボール、傘などをどかして、まずは人が通れる道を一本つくることから始めましょう。

キッチン

キッチンは、腐った食品や生ごみがたまりやすく、においや害虫の発生源になりがちです。冷蔵庫の中身、シンクの洗い物、床に置かれた食品の空き容器を優先して片付けます。

  • 冷蔵庫の中身は、賞味期限を見て一気に処分する
  • 液体の調味料は、中身を出してから容器を分別する(出し方は自治体のルールに従う)
  • 使っていない調理器具や食器は、この機会に数を絞る

浴室・トイレ・洗面所

水回りは、カビや水あかがたまりやすい場所です。使いかけのシャンプーや洗剤のボトルが何本も並んでいる……というのもよくある光景。中身の残っている物は使い切るか、自治体のルールに沿って処分しましょう。塩素系と酸性の洗剤は絶対に混ぜないよう注意してくださいね。有毒なガスが発生して危険です。

寝室・クローゼット

衣類や布団が大量にたまりやすい場所です。衣類は「今のサイズに合う物」「今の季節に着る物」から選んで残し、あとは処分や寄付を考えます。湿った布団やマットレスはダニやカビの温床になりやすいので、思い切って手放すのも一つの方法です。

分別に迷いやすい物の処分方法

ゴミ屋敷の片付けでは、普段あまり捨てない物がたくさん出てきます。迷いやすい物の処分方法をまとめました。

分別に迷いやすい物の処分方法の例
品目 処分方法の例 注意点
スプレー缶・カセットボンベ 中身を使い切り、自治体の指定日に出す 穴あけの要否は自治体によって違う
乾電池・ボタン電池 回収ボックスや自治体の回収日に出す 端子にテープを貼って絶縁する
モバイルバッテリー・充電式電池 家電量販店などの回収ボックス、自治体の回収 可燃・不燃ごみに混ぜると火災の原因になる
蛍光灯・電球 自治体の有害ごみや回収ボックスへ 割れないよう、買ったときの箱や新聞紙に包む
使いかけの薬 自治体のルールに従う。薬局に相談できる場合も 注射針などは医療機関や薬局に相談
パソコン メーカーの回収や認定事業者へ データを消してから出す
灯油・ペンキ 購入店やガソリンスタンド、専門業者に相談 下水に流さない

※処分方法は自治体によって異なります。必ずお住まいの地域のルールを確認してください。

特に注意したいのが、リチウムイオン電池を使った製品です。モバイルバッテリーや電子たばこ、ハンディファンなどをほかのごみに混ぜて出すと、収集車や処理施設で発火する事故につながります。ゴミ屋敷の中には古い充電式の製品が埋もれていることも多いので、見つけたら別にしておきましょう。

ゴミ屋敷の片付けで注意したいこと

安全対策を最優先に

ゴミ屋敷の片付けでは、思わぬケガや体調不良が起こりやすくなります。

  • 積み上がったごみは崩れやすい。上から少しずつ取り除く
  • 重い物を持つときは、腰を痛めないよう膝を曲げて持ち上げる
  • 夏場は熱中症に注意。こまめに水分補給と休憩をとる
  • カビやほこりで体調を崩すことがある。マスクと換気を忘れずに
  • スプレー缶やライター、電池などが埋もれていることがある。分けて正しく処分する

本人の気持ちを大切に

家族のゴミ屋敷を片付ける場合、住んでいる本人の気持ちを無視して勝手に捨ててしまうと、大きなトラブルになることがあります。本人にとっては大切な物が含まれているかもしれません。一緒に作業する、捨てる前に確認するなど、本人の気持ちに寄り添いながら進めましょう。

心や体の不調が隠れていることも

ゴミ屋敷になる背景には、配偶者との死別などの生活の変化や、仕事のストレス、孤立、加齢による体力の低下などがあると言われています。また、うつ病や認知症、統合失調症、ADHD(注意欠如・多動症)などの病気や特性が関係している場合もあります。

片付けても何度も同じ状態に戻ってしまう場合は、病気や心身の不調が隠れていないか、医療機関や自治体の相談窓口に相談してみることも大切です。

業者に依頼する場合の費用の目安

自分たちでの片付けが難しい場合は、ゴミ屋敷の片付けに対応した業者に依頼しましょう。費用は、部屋の広さやごみの量、作業の内容によって大きく変わります。

ゴミ屋敷の片付け費用の目安
間取り 費用の目安 作業時間の目安
1R・1K 3万円〜 数時間〜1日
1DK・1LDK 5万円〜 1日〜
2DK・2LDK 10万円〜 1〜2日
3DK以上・一軒家 20万円〜 2日〜

※ごみの量や種類、作業条件によって大きく変わります。あくまで目安として、必ず見積もりを取ってください。

業者を選ぶときのポイント

  1. 訪問見積もりをしてくれるか:実際の量を見てもらわないと、正確な金額は出ない
  2. 見積もりを書面で出してくれるか:追加料金がかかる条件も確認する
  3. 家庭ごみの回収に必要な許可や、許可業者との連携があるか
  4. 会社の所在地や連絡先がはっきりしているか
  5. 近所に配慮した作業をしてくれるか:社名の入っていないトラックで来てくれる業者も

業者によっては、粗大ごみだけでなく、空き缶や食べ残しなどの家庭ごみ、分別ごみもまとめて回収してくれます。自治体では回収できない家電製品も一緒に引き取ってもらえることが多く、片付けのあとの清掃まで対応してくれるところもあります。複数の業者で見積もりを取って比べましょう。

片付けたあとにリバウンドしないコツ

せっかくきれいになっても、また元の状態に戻ってしまっては意味がありません。きれいな状態を保つために、次のことを習慣にしましょう。

  • ごみの日をカレンダーに書いておく:スマホの通知や自治体のアプリを使うと忘れにくい
  • ごみ箱を部屋ごとに置く:ごみを捨てる場所が近くにあると、床に置きっぱなしにならない
  • 床に物を置かない:床が見えている状態を保つ
  • 1つ買ったら1つ手放す:物の量を増やさない
  • 家族や友人を定期的に家に招く:人が来る予定があると、片付ける習慣がつきやすい
  • 困ったら早めに相談する:家族や自治体の支援、片付けのサービスを活用する

特に、高齢の親が一人で暮らしている場合は、家族がこまめに様子を見に行くことが大切です。ごみ出しが難しくなっているなら、自治体の戸別収集や、高齢者向けのごみ出し支援サービスを利用できないか調べてみましょう。

ゴミ屋敷の片付けでよくある質問

Q. ゴミ屋敷の片付けにはどのくらいの日数がかかる?

ごみの量や人手によって大きく違います。1Kの部屋で床がほとんど見えない状態なら、2〜3人で作業しても数日かかることがあります。自治体のごみの回収日に合わせて出す必要があるため、全部片付くまでに数週間かかることも珍しくありません。業者に頼めば、1日で終わることもあります。

Q. 近所の人に知られずに片付けたい

業者の中には、社名の入っていないトラックで来たり、作業着ではなく私服で作業したりして、近所に気づかれにくいよう配慮してくれるところもあります。見積もりのときに相談してみましょう。

Q. 賃貸住宅がゴミ屋敷になってしまったら?

退去の期限が決まっている場合は、早めに片付けを始めましょう。床や壁にしみや傷がついている場合は、退去時に原状回復の費用を請求されることがあります。管理会社とのやり取りも含めて、早めに対応することが大切です。

Q. 自分で片付けると費用はどのくらい?

自分で片付ける場合にかかるのは、主に道具代とごみの処分費です。ごみ袋や手袋、洗剤などの道具代は、量にもよりますが数千円〜1万円ほどを見ておくと安心です。指定ごみ袋が有料の自治体では、袋代がかさむこともあります。粗大ごみは1点ごとに数百円〜数千円の手数料がかかり、家電リサイクル法の対象品はリサイクル料金と収集運搬料金が必要です。業者に頼むより安く済むことが多い一方、時間と体力はかかります。

Q. 家族が片付けを嫌がる場合はどうすればいい?

無理に進めると、関係がこじれてしまうことがあります。「全部捨てる」ではなく、「通り道だけ空けよう」「キッチンだけきれいにしよう」など、小さな範囲から提案してみましょう。転倒や火事の危険など、本人の安全を理由に話すと受け入れてもらいやすいこともあります。どうしても話が進まないときは、自治体の福祉の窓口や地域包括支援センターに相談してみてください。

Q. 片付けの途中で害虫が大量に出てきたら?

いったん作業を止めて、殺虫スプレーやくん煙タイプの殺虫剤で駆除してから再開しましょう。くん煙剤を使うときは、火災報知器にカバーをかける、ペットや観葉植物を外に出すなど、説明書の注意を守ってください。数が多すぎて手に負えない場合は、害虫駆除の専門業者に相談するのが安心です。

まとめ|ゴミ屋敷は手順を決めて少しずつ片付けよう

最後に、この記事のポイントをおさらいします。

  • まずは自分で片付けるか、業者に頼むかを、ごみの量と時間で判断する
  • 手袋・マスク・長袖など、身を守る道具を必ず用意する
  • ごみの回収日と分別ルールを調べてから始める
  • 明らかなごみ→大きな物→迷う物の順に進める
  • 通帳や印鑑など大切な物が紛れていないか注意する
  • 家族の家なら、本人の気持ちに寄り添って進める
  • 片付けたあとは、リバウンドしない習慣づくりを

ゴミ屋敷の片付けは、決して簡単ではありません。でも、一歩ずつ進めれば、必ず部屋はきれいになります。一人で抱え込まず、家族や専門の業者の力も借りながら、気持ちよく暮らせる部屋を取り戻してくださいね。

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