ごみ出しのルールは地区によって異なります。朝はバタバタするからと夜に出したり、分別しなかったり。「これくらいいいだろう」とルール違反をすると、ご近所とのトラブルの原因になりかねません。改めてごみ出しのルールと基本マナーを再確認しておきましょう。
この記事で分かること
ごみ出しの基本マナー
ごみ出しのルールは自治体やごみ集積所ごとに異なりますが、基本的なマナーはどこも同じです。特に次の3点は重要なポイントです。
- 決められた場所に出すこと
- 決められた日時を守ること
- 決めたれたモノを出すこと
最低限、これは守るようにしましょう。
決められた場所に出すこと
よくトラブルになるのが、「地区外のごみ集積所に出す」というものです。通勤途中にあるごみ集積所に出したり、離れた地区に出したりしていませんか?
自治体によってはごみステーションを住民がお金を出し合って購入しています。引っ越してきて新たにごみステーションを利用する場合はお金を払うように決めているところもあります。お金を出した人だけが利用できる集積所に、それ以外の人がごみを出すのは迷惑行為に当たります。
また、ごみ集積所ごとにごみ出しのルールが異なります。
- 空き缶は専用のかごに入れる
- ペットボトルはネットに入れる
など決められていますが、地区外の人はそのルールを知らないために間違った出し方をしてトラブルに発展します。
自分の住んでいる地域で決められた場所に出すようにしましょう。
決められた日時を守ること
「ごみは回収日の朝8時30分までに出す」と決められていることが多いようです。特に家庭ごみは生ごみのニオイが発生するため、前日の夜に出すと周辺住民に迷惑がかかります。
ごみ集積所の状態によってはカラスや猫が袋を破ってごみを散らかす可能性もあります。そういったことを避けるためにも日時は守るようにしましょう。
空き缶や空きびんも回収日を守ること
空き缶や空きびんは回収が月に1度と少ないため、家庭の中にたまっていきます。そのため、回収日ではないのに集積所に出す人がいますがこれも迷惑になるので避けるようにしましょう。
決められたモノを出す
ごみは自治体によって分け方が異なります。例えばプラスチックは燃えるごみとして出すところもあれば、プラスチック専用の袋に入れて出すところなどがあります。
特に引っ越してきた場合はかならず自治体が配っているごみ出しの表などを見ながら正しく分別するようにしましょう。
地域の約束を守る
ごみ集積場所の掃除当番やごみの出し方を地域で決めています。
掃除は1週間交代で行うことが多いようですが、きちんと清掃しておかないと悪臭の原因になります。出張が多い人や仕事の帰りが遅い人にとっては負担に感じるかも知れませんが、1度やれば数週間は回ってきませんので、きちんとやっておきましょう。
ごみ集積所でのルール
古紙を出す場合にごみ集積所によっては新聞紙と広告を分けるように申し合わせているところがあります。あまり細かく分けるのは面倒ですが、今までの慣習などもありそのように決めている場合は従うのが無難な方法です。
ご近所と円満につきあっていくためにも、合わせるようにしましょう。
高齢者や身体的な事情でごみが出せない場合
高齢者世帯や足が悪い人、車イスの人などの家庭では、ごみ出しが難しい場合があります。自治体では一定の条件はありますが、高齢者世帯や障がいのある方の玄関先までごみを回収に来てくれるサービスを行っているところが多くあります。
一度相談してみましょう。
ごみ出しが楽な住まいを選ぶ方法も
ごみ出しは分別が面倒な上に、重いごみを運び出すのが大変です。特に高齢者や小さな子どもがいる家庭、仕事の帰りが遅い人などにとっては負担になります。
そういった場合には、ごみ出しが楽な住まいを探す方法があります。
ダストシュートがあるマンション
ダストシュートとはマンションの各階にあるごみ投入口からごみ袋を投入すると、1階のごみ捨て場に落ちるシステムのことです。
エレベーターを使ってごみ出しをしなくてもいいので便利なのですが、最近ではタバコの火による火災やいたずらを防止する観点から使用するところが減っているようです。
もしダストシュートを使っているマンションがあれば、そこに入居するとごみ出しが便利になります。
ディスポーザーを利用する
ディスポーザーとはキッチンのシンク下に取り付けて生ごみを粉砕する機械です。シンクの隅の三角コーナーに生ごみを集めるとニオイや虫が発生しますが、そういった心配がなくなります。また、生ごみが減るのでごみ出しの量が少なくなるというメリットがあります。
マンションによってはディスポーザーを設置しているところがあるので、引っ越しの際に探してみるといいでしょう。なお、ディスポーザーは戸建て住宅や賃貸住宅にも取り付けが可能です。生ごみの処理でお困りの方は検討してみてください。
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