蕨市の粗大ごみ・不用品回収を解説
蕨市のゴミ事情
蕨市のゴミの量は埼玉県で第29位です
蕨市は埼玉県の南東部にあり、全国で最も面積が狭い市です。都心へのアクセスの良さから東京都特別区部への通勤率は36.4%と非常に高く、一時減少した人口も近年再び増加傾向となっています。蕨市のゴミの搬入量(生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量)を調べてみると、22,597tでした(平成26年度実績)。この値は埼玉県内では第29位という低い順位です。
蕨市のゴミの量は減少しつつあります
ゴミの搬入量が埼玉県で29番目と比較的少ない蕨市ですが、ゴミの削減に対する取り組みが効果を表し、搬入量を減少させつつあります。ゴミの搬入量(総量)の推移をみると、以下の表のとおり平成24年から26年の間で148t減らしています。大きな値ではありませんが、人口が増えていることを考えると良い傾向と判断できるでしょう。
年度 | 総量 | 生活系ゴミ |
---|---|---|
平成24年度 | 22,745t | 17,962t |
平成25年度 | 22,684t | 17,982t |
平成26年度 | 22,597t | 17,795t |
市民1人1日当たりのゴミの量も減っています
ゴミの搬入量(総量)が減少傾向を示している蕨市の市民1人1日当たりのゴミの量を調べてみると、以下の表のとおり僅かながら減少していることがわかります。但し、生活系のごみが減っているなか、事業系のごみは工場が多いことが影響して増えている状況です。埼玉県全体の平均値は生活系と事業系を合わせると1人1日当たり897g(平成26年度)であるため、蕨市民1人1日あたりのゴミの搬出量は県の平均を下回っていますが、事業系のごみに関しては今後さらに対策を講じて削減していく必要があります。
市民1人1日当たりのゴミ搬出量
年度 | 生活系ゴミ | 事業系ゴミ | 合計 |
---|---|---|---|
平成24年度 | 681g | 181g | 862g |
平成25年度 | 683g | 178g | 861g |
平成26年度 | 674g | 182g | 856g |
ゴミの削減に関する取り組み
蕨市では、ゴミの減量と資源の有効利用を推進するため、「小型家電リサイクル事業」を開始しています。小型家電に含まれる金、銀、銅、レアメタルなどの有用金属を回収し、資源として再利用することでごみの減量化とごみ処理費の削減を目指しています。但し、これまで同様、エアコン・冷蔵庫・テレビ・洗濯機・パソコン・携帯電話は収集していません。
蕨市の特徴
蕨市は工業の町として発展してきました
蕨市は、源義経が立ちのぼる煙を見て藁火村と名付けたことが名称の由来の一つと伝えられています。江戸時代には蕨宿があり、中山道の宿場町としてとても栄えていました。昭和初期より中小の町工場が増え、工業の町として発展してきました。近年は工場で働く外国人労働者が多く在住し、イラン人やクルド人は、蕨市を第二の故郷「ワラビスタン」と呼んでいます。また、最近では中国人居住者の比率が埼玉県で最も高く、市の人口における外国人の割合が年々増しています。
蕨市のゴミに関する情報
蕨市の粗大ごみの出し方・収集方法
家庭で出るゴミのうち、一辺の長さが40cmを超えるものは粗大ごみとなります。粗大ごみの収集は有料となるため粗大ごみ収集券(シール)を購入して処理します。料金は1点につき540円です。粗大ごみの処理方法は以下の手順となります。不明な点は蕨市・生活環境係に問い合わせましょう。
- 粗大ごみ収集を電話で申し込む(受付電話048-443-3706)。
- 収集日の朝8時30分までに粗大ごみ収集券を貼って自宅前に出す。
収集品目の追加、キャンセルをする場合は、収集予定日の前の開庁日の午後5時までに必ず電話で連絡してください。
粗大ごみ収集地区一覧
蕨市では、以下の地区で粗大ごみの収集を行っています。
北町 | 塚越 | 南町 |
中央 | 錦町 |
不法投棄に関する罰則について
家庭および事業所において不法投棄を行った場合は、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下(法人の場合は3億円以下)の罰金となります。また、不法投棄の未遂に関しても同様の罰則が科せられます。埼玉県では産業廃棄物に関する不法投棄の通報制度が設けられています。蕨市内において不法投棄を見つけた場合は、すぐに産業廃棄物不法投棄110番(フリーダイヤル0120-530-384)に通報しましょう!
ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介
蕨戸田衛生センター組合のご紹介
蕨市内で排出されるゴミは蕨戸田衛生センター組合の以下の施設で処理されています。
ごみ焼却施設・粗大ごみ処理施設
家庭から収集されたごみを処理しています。
し尿処理施設
家庭から収集された浄化槽や汲み取り式トイレのし尿を処理しています。
リサイクルプラザ
回収された資源物の中間処理を行う施設です。啓発設備として、再生品展示ホール・多目的スペース・各種工房、展示、学習室等に利用する多目的利用可能スペースを完備しています。
リサイクルフラワーセンター
家庭の生ごみを堆肥化して花を生産しています。市内のごみ減量と雇用創出に貢献しています。専用生ごみバケツに自らが分別して家庭で一定段階まで堆肥化した生ごみを持ち込むと花苗と交換することができます。
職場で出るごみ・産業廃棄物について
事業所から出るごみの出し方
商店、事務所、飲食店など事業活動に伴うごみ(事業系一般廃棄物)は一般家庭ごみのステーションに出すことはできません。廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、事業者自らの責任で処理することが定められています。必ず以下の方法のいずれかで処理しましょう。
- 蕨戸田衛生センター(電話048-421-2801)に申請し、自己搬入する。
- 市の許可を受けた一般廃棄物収集運搬業者に処理を委託する。
ごみを排出する際はピンク色の指定袋(蕨市・戸田市共通)を必ず使用して下さい。ごみ袋は許可業者、指定の販売店で販売しています。また、蕨市一般廃棄物処理業許可業者に関する情報は市のホームページを参照して下さい。
産業廃棄物について
産業廃棄物とは、事業活動により生じた廃棄物のうち、廃油、燃え殻、汚泥、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、その他政令で定める20種類の廃棄物のことを示します。産業廃棄物は蕨戸田衛生センターで処理することはできません。専門の処理業者(参考:産業廃棄物等処理事業者データベース)に委託する必要があります。蕨戸田衛生センター組合のホームページで産業廃棄物等処理事業者データベースを見ることができるため、参考にして下さい。リサイクル可能な廃棄物(紙、繊維くず、ペットボトル等など)は可能な限り分別に取り組み、リサイクル可能な事業者へと委託しましょう!
蕨市の引越しの不用品処分にも最適
家具・タンス・ベッド・ソファ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン・学習机が最安価格で価格で回収してもらえる不用品回収業者をしっかり比較してみよう!