鶴ヶ島市の粗大ごみ・不用品回収を解説

鶴ヶ島市のゴミ事情

鶴ヶ島市のゴミの量は埼玉県で第32位です

鶴ヶ島市は埼玉県の中部にある人口70,230人（平成28年2月時点）の市です。市の面積は17.65平方キロメートルと小さいのですが、高度経済成長期以降に急速に人口が増え、現在も宅地化・商業地化が進んでいます。関越自動車道、首都圏中央連絡自動車道のジャンクションがあることもあり、物流の拠点としても発展しています。鶴ヶ島市のゴミの搬入量（生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量）に関して調査してみると、21,210ｔ(平成26年度実績）となっていました。この値は埼玉県内で第32位という順位になります。では、鶴ヶ島市のゴミ事情を見てみましょう！

鶴ヶ島市ではごみの削減対策が効果を出しています

ゴミの搬入量が埼玉県で32番目の鶴ヶ島市では、更なるごみ削減に力を注いでいます。ゴミの搬入量（総量）の推移をみると、平成24年から26年の間で103t減少しています。各家庭から出される生活系ごみの量に関しては、平成25年に一時増加しましたが、平成26年に再び減少させています。市の人口が増えていることで、比例して家庭から出されるごみの増加が予想されますが、市民の努力によってゴミ削減が実現しています。

市民1人1日当たりのゴミの量はわずかに減少しています

鶴ヶ島市では、各家庭においてゴミ削減に努めていることもあり、ゴミの量が減少して来ています。市民１人1日当たりのゴミの排出量について調査すると、生活系のごみの量は着々と減少していますが、事業系ごみの量が増えてしまっています。しかしながら、埼玉県全体の平均値は生活系と事業系を合わせて1人1日当たり897g（平成26年度）であるため、鶴ヶ島市民1人1日あたりのゴミの搬出量は県の平均を下回っています。今後は、市内の事業所から出されるゴミの量を減らし、更なるごみ削減を実現することが大きな目標です！

市民1人1日当たりのゴミ搬出量

鶴ヶ島市の特徴

鶴ヶ島市は悠久の歴史を持つ街です

鶴ヶ島市は、鶴ヶ丘稲荷神社古墳が示すように、縄文時代、古墳時代から人が暮らす地域です。江戸時代には千人同心街道の荷役などの負担が厳しかったと伝えられています。産業としては長らく稲作を中心とする農業が盛んでしたが、近年は工業化が進み、市内には企業の製造工場が多数あります。市の人口の推移をみると、昭和45年には14,643人でしたが、平成22年には70,003人まで増加しています。鶴ヶ島市周辺では米作りなどが盛んだったため、江戸時代から「脚折雨乞(すねおりあまごい)」が行われています。長さ36メートル・重さ3ｔの龍蛇(りゅうだ)を担ぎ、市内を練り歩く様は非常に勇壮で、第17回ふるさとイベント大賞を受賞しています。脚折雨乞は、国選択無形民俗文化財、市指定無形文化財に指定されています。

鶴ヶ島市のゴミに関する情報

鶴ヶ島市の粗大ごみの出し方・収集方法

家庭で出るゴミのうち、1辺が80cmを超えるものは粗大ゴミとなります。例えば、家具、カーペット、ふとん等です。粗大ごみは家庭ごみの集積所で収集しないため、以下のいずれかの方法で処理してください。ゴミ処理は基本的に有料ですが、生活保護を受けている方や火災などの災害を受けた方は減免されます。

1. 戸別収集を申し込む。
2. 高倉クリーンセンター・川角リサイクルプラザに自己搬入する。

戸別収集の方法

粗大ごみ受付専用電話へ予約し、申し込みます。粗大ごみ予約専用電話は049-272-3344です。一回で5点まで収集可能です。申収集日当日は立ち合いが必要で、料金はその場で徴収されます。但し、立ち合いが出来ない場合は料金前納制度が利用できます。基本料金は粗大ごみ収集のための訪問1件につき500円です。ごみの大きさによって異なる手数料は以下の表を参考にしてください。

自己搬入の方法

高倉クリーンセンター・川角リサイクルプラザに自己搬入する場合、基本的に予約は必要ありませんが量が多い場合は事前に電話で相談してください。受付は、月曜日から金曜日の8時30分～11時45分・13時～16時30分となります。料金は以下の通りです。

粗大ごみの個別収集が可能な地区

鶴ヶ島市では、以下の地区の粗大ごみを受け入れています。

不法投棄に関する罰則

家庭、事業所のいずれにおいても不法投棄を行った場合、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下（法人の場合は3億円以下）の罰金が課せられます。また、不法投棄の未遂に関しても同様の罰則となります。埼玉県内では、依然として不法投棄が多く発見されています。もし、鶴ヶ島市内で不法投棄を見つけた場合、直ちに警察署や市役所に投棄場所、ゴミの内容などを通報してください。

ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介

埼玉西部環境保全組合のご紹介

鶴ヶ島市、毛呂山町、鳩山町、越生町の廃棄物を共同処理するために設立された組合です。以下の施設で可燃ごみ、不燃ごみ・粗大ごみを処理しています。

高倉クリーンセンター

鶴ヶ島市の家庭および事業所から出される可燃ごみを処理しています。自己搬入も受け入れています。

川角リサイクルプラザ

鶴ヶ島市の家庭および事業所から出される不燃ごみと粗大ごみを処理しています。それぞれ自己搬入も受け入れています。川角リサイクルプラザでは、粗大ごみとしてけ入れた家具などを修理・販売しています。

再生品販売会について

毎月第２、第４木曜日に開催されている再生品販売会では、先着順に希望の品を購入できます。10時までは1人2点ですが、以降は無制限となります。販売会を行うことによってごみの減量化と地域への還元に役立てています。

ごみの分別を徹底しましょう！

川角リサイクルプラザでは、平成27年12月15日（火）午後3時35分頃、回転破砕機で爆発事故が発生しました。原因は、未使用のスプレー缶が不燃ごみに混入していたことです。この事故による設備の破損は大きく、復旧には時間と費用が予想以上にかかりました。このように、市民がごみを正しく分別しないことで大きな損失がもたらされます。小さなことと思わず、ゴミを正しく分別してください。

職場で出るごみ・産業廃棄物について

事業所から出るごみの出し方

事務所・店・工場などにおいて事業活動に伴い排出されるゴミは、家庭ごみの集積所には出せません。事業者自身が自らの責任で適正に処理することが法律で義務づけられています（廃棄物の処理及び清掃に関する法律第3条）。事業所から排出されるごみは、事業所自ら処理を行うか、市が許可した一般廃棄物処理業者に依頼して正しく処理してください。

産業廃棄物について

産業廃棄物は事業者が自己責任で処理しなければいけません。事業活動により生じた廃棄物のうち、廃油、燃え殻、汚泥、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、その他政令で定める20種類の廃棄物のことを「産業廃棄物」と定義づけています。廃棄物の処理及び清掃に関する法律に違反した場合には行政処分が行われています。鶴ヶ島市内の事業所が利用できる廃棄物処理業許可業者については、市の生活環境課にお問い合わせください。

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