川口市の粗大ごみ・不用品回収を解説

川口市のゴミ事情

川口市のゴミの量は埼玉県で第2位です！

川口市は埼玉県の南東部にあり、東京都区部への通勤率は32％を超えています。人口はさいたま市に次ぐ第2位となっており、特例市としては日本で最多の人口を擁しています。人口の増加率が高いこともあり、ゴミの量が増える要素を持っていると言えるでしょう。川口市のゴミの搬入量（生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量）を調査すると、埼玉県で第2位という非常に高い順位に位置していました。埼玉県は年々人口が増えている状況ですが、川口市は特に若い世帯を中心に転入者が多い地域です。では、そのような環境にある川口市のゴミ事情を見てみましょう。

川口市はゴミの減量化に成功しています！

埼玉県内で2番目にゴミの搬入量が多い川口市では、人口が増加しているためゴミの量が増える要素を持っていますが、ゴミ削減の取組みがしっかりと効果を表しているようです。ゴミの搬入量の推移をみると、平成24年から26年の間で4,531ｔの減少となっています。家庭から出る生活系ゴミ収集量に関しても減少傾向にあり、特に平成26年度には総量、生活系ゴミともに大きく減らすことに成功しています。

市民1人1日当たりのゴミの量も減少しています！

人口が増加傾向にある川口市ですが、ゴミの搬入量の総量は年々減っています。また、市民１人1日当たりのゴミの排出量を調査するとこちらも減少しています。内訳を見ると、生活系ゴミ、事業系ゴミのいずれにおいても減少傾向にあります。埼玉県全体の平均値は1人1日当たり897g（平成26年度）であるため、川口市民1人1日あたりのゴミの搬出量は県の平均値より少ない量にまで減って来ています。

市民1人1日当たりのゴミ搬出量

川口市の特徴

川口市には若年層の世帯が増えています！

川口市は荒川を挟んで東京都と接しているため、東京に通勤・通学する「埼玉都民」が多く、市内の広範に住宅地が広がっています。地場産業として鋳物工業が発展していましたが、現在は工場跡地にマンションが建ち、東京都のベッドタウンとしての役割が大きくなっています。川口市の人口の約2割がマンション居住者です。人口の推移をみると、平成17年から22年までの5年間で約2万人増加しており、30～40歳の年齢層の割合が全国平均を大きく上回っています。また、在留外国人数は22,287人で、埼玉県の自治体の中で最大となっています。商業施設、学校、文化施設等が多く、交通の便も良いことから若い世代を中心に転入者が増えている状況です。

川口市のゴミに関する情報

川口市の粗大ごみの出し方・収集方法

家庭で出るゴミのうち、一辺が40cmを超える大きさのものは粗大ゴミとなるため、所定の方法で処理をする必要があります。但し、家電リサイクル対象機器（テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機など）やパソコンは、市での収集および施設での受入れを行っていません。家具、寝具など家庭で出た粗大ゴミに関しては、下記1、2いずれかの方法で処理しましょう。

1. 住んでいる地区の集積所に収集日の朝8:30までに出す。
2. ごみ処理施設に直接搬入する。

粗大ごみ戸別収集の申込方法

粗大ごみ戸別収集の申込方法は以下の手順となります。また、申込み時には、収集するゴミの品目・個数 （1回にお申込みできるのは15個まで）・住所・氏名・電話番号をお伝えください。その際に収集日・受付番号・納付手数料金額を確認します。原則として立ち合いは不要です。

1. 出したいゴミのサイズ（高さ・横幅・奥行）を測る。
2. 粗大ゴミ受付窓口に電話もしくはメールで収集の申し込みをする。
3. 「川口市粗大ゴミ等処理手数料納付券」を購入する。
4. 粗大ゴミに納付券を貼って収集日当日の朝8時30分までに申込み時に確認した場所に出す。

※川口市の粗大ゴミ受付窓口：電話番号048-251-1111／メールアドレス：eco-s@sch.kawaguchi.saitama.jp

ソファー、ベッド、机などはメールで収集の申し込みができません。また、平成26年4月1日廃棄物処理手数料改定に伴い、スキー用品・スノーボードは電話応対のみとなりますのでご注意ください。

粗大ごみ等処理手数料納付券は、「粗大ごみ等処理手数料納付券取扱店」のステッカーのあるコンビニエンスストア、区役所くらし応援室、支所、市民の窓口で購入できます。手数料に関しては市のホームページなどで確認してください。

粗大ごみ収集地区一覧

川口市では、以下の地区で粗大ごみの収集を行っています。

不法投棄を撲滅しよう！

川口市においては家庭ゴミ、粗大ゴミ、家電製品等のゴミを河川に不法投棄する人が後を絶ちません。不法投棄は街の景観を損なうだけでなく、地球環境を汚染するなど市民の生活に悪影響を与える行為です。河川敷での不法投棄を発見したら、川口市役所 河川課まで通報しましょう！川口市・河川課：048-280-1210（直通）

不法投棄に関する罰則

不法投棄を行った場合、個人、事業所のいずれに対しても5年以下の懲役もしくは1,000万円以下（法人の場合は3億円以下）の罰金となります。不法投棄の未遂に関しても同様の罰則が科せられます。

ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介

ゴミ焼却施設のご紹介

川口市には、下記のようなゴミ・リサイクル関連施設があります。

戸塚環境センター

家庭から発生した一般ごみ・粗大ごみ、市内事業所で発生した事業系一般廃棄物を自己搬入することができる施設です。廃棄物処理手数料の徴収、小動物死体処理の受付も行っています。

朝日環境センター

家庭から発生した一般ごみ・資源物、市内事業所で発生した事業系一般廃棄物（粗大ゴミを除く）を自己搬入することができる施設です。廃棄物処理手数料の徴収、小動物死体処理の受付も行っています。

鳩ケ谷衛生センター

粗大ゴミを自己搬入することができる施設です。廃棄物処理手数料の徴収も行っています。

リサイクル施設のご紹介

川口市では資源の有効活用を目指し、リサイクル活動を推進しています。リサイクルプラザでは、収集した粗大ゴミのうち再生可能なものについては、リサイクル品として市民へ提供しています。また、市民一人ひとりがゴミの減量化について学ぶことができるよう、朝日環境センターのごみ焼却施設と資源化・啓発施設の見学イベントを実施しています。

リサイクルに関する取り組み

リサイクルプラザでは毎月第4日曜日に粗大ゴミから再生した家具類の販売を行っています。家具には最低価格が設定されているため、競争入札方式による販売になります（入札の申し込みは１人１点に限ります）。また、毎月第2日曜日に「おもちゃの病院」と称して、壊れてしまったおもちゃを専門のボランティアスタッフが無料で修理しています。 そのほか、毎月第4日曜日の午前中に、親子で出店のフリーマーケットを開催しています。資源循環型社会におけるリユース（再利用）の大切さを親子で学んでもらうことを目的としており、川口市在住の小・中学生と保護者の方であればどなたでも利用できます。お問い合わせは川口市リサイクルプラザ：048-228-5306まで。

職場で出るごみ・産業廃棄物について

事業所から出るごみの出し方

事務所・店・工場などにおいて事業活動によって出されるゴミは、ごみステーションには出せません。事業者自身が自らの責任で適正に処理することが法律で義務づけられています（廃棄物の処理及び清掃に関する法律第3条）。そのため、事業所から排出される事業系一般廃棄物は、以下の方法のいずれかで処理しなければいけません。

1. 事業者自身の所有する廃棄物処理施設で処理する。
2. 市の処理施設に自分で搬入し、処理する。
3. 市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者に委託する。

事業系一般廃棄物は、戸塚環境センター・朝日環境センターに直接搬入することが出来ます。

産業廃棄物について

産業廃棄物とは、事業活動により生じた廃棄物のうち、廃油、燃え殻、汚泥、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、その他政令で定める廃棄物のことを示します。川口市では、産業廃棄物を排出する事業者に各種届出を義務付けています。内容としては、廃棄物の保管場所、処理方法について届出を行うほか、廃棄物の量によっては処理に関する計画書を提出することになります。廃棄物の処理及び清掃に関する法律に違反した場合には行政処分が行われています。産業廃棄物は、必ず正しい方法で処理しましょう。

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