深谷市の粗大ごみ・不用品回収を解説
深谷市のゴミ事情
深谷市のゴミの量は埼玉県で第10位です
深谷市は埼玉県の北部にあり、利根川と荒川に挟まれた地域に位置しています。江戸時代には中山道の深谷宿が置かれ、最盛期には旅籠が約80軒並ぶほど発展していました。第一国立銀行の創立に携わり、近代日本経済の礎を築いた渋沢栄一の生誕地として知られています。2016年2月1日時点の人口は143,696人となっており、埼玉県では入間市に次ぐ第14位です。人口の推移をみると、平成12年の146,562人をピークに、近年は減少傾向に転じています。人口が減っている深谷市のゴミの搬入量(生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量)に関して調査してみると、53,138t(平成26年度実績)となっていました。この値は埼玉県内で第10位という順位になります。埼玉県全体ではゴミの削減対策が効果を上げていますが、深谷市のゴミ事情はどうでしょう?
深谷市のゴミの量は大幅に減少しています!
ゴミの搬入量が埼玉県で10番目という深谷市では、人口が減少していることもありゴミの量は年々減っている状況です。ゴミの搬入量(総量)の推移をみると、平成24年から26年の間で2,436tという大幅な減少となっています。短い期間にここまでのゴミ削減に成功していることは、自治体と市民、事業所が協力しながら様々な取り組みを進めている成果と言えるでしょう。
年度 | 総量 | 生活系ゴミ |
---|---|---|
平成24年度 | 55,574t | 40,519t |
平成25年度 | 53,331t | 40,139t |
平成26年度 | 53,138t | 39,438t |
市民1人1日当たりのゴミの量は県の平均を大きく超えています
深谷市では、ゴミの削減において大きな成果を上げていますが、市民1人1日当たりのゴミの排出量を調査すると、減少しつつあるものの依然としてかなり大きな値となっています。埼玉県全体の平均値は生活系と事業系を合わせると1人1日当たり897g(平成26年度)であるため、深谷市民1人1日あたりのゴミの搬出量は県の平均より180gも多いことがわかります。特に、家庭から出される生活系ごみの量がかなり高い値となっているため、今後さらにゴミの分別の徹底、資源ごみの有効活用など、様々な取り組みを進める必要があるようです。
市民1人1日当たりのゴミ搬出量
年度 | 生活系ゴミ | 事業系ゴミ | 合計 |
---|---|---|---|
平成24年度 | 867g | 253g | 1,120g |
平成25年度 | 858g | 219g | 1,077g |
平成26年度 | 854g | 224g | 1,079g |
深谷市の特徴
深谷市は深谷ねぎで有名な農業地帯です
深谷市は康正2年(1456年)に上杉房顕が櫛引台地に深谷城を築いたことで、城下町として発展して来ました。現在も、岡部には安倍家の旧岡部藩岡部陣屋があり、市内各所に歴史的な街並みが残っています。産業としては、生産量が日本一のネギ(深谷ねぎ)などを中心とする農業や、チューリップなどの花卉栽培が盛んです。また、古くから地元の土を利用した煉瓦づくりが行われており、ホフマン窯によって煉瓦を製造していた「旧日本煉瓦製造」は重要文化財に指定されています。
深谷市のゴミに関する情報
深谷市の粗大ごみの出し方・収集方法
家庭で出るゴミのうち、寝具、家具、電化製品などは粗大ゴミとなるため、深谷市が定めた所定の方法で処理しなければいけません。引っ越しや大掃除などで大量に出る場合を除いては、ゴミ袋に入れず、そのまま集積所に出すことが出来ます。また、燃やせるゴミに関しては、市の清掃センターに自己搬入することができます。自転車は盗難と区別するため、「ごみ」とわかるように張り紙をしてください。家具類は鏡、ガラス、金具などを外し、可能な限り解体してまとめて出してください。家庭または事業所から出される粗大ごみの料金は以下のとおりとなります。
- 家庭ごみ=50キログラム以下は無料、50キログラム越えた場合、10キログラムにつき10円。
- 事業ごみ=10キログラムにつき180円。
使用済小型家電の収集を行っています
深谷市では、平成28年4月から新たに家庭から排出される使用済小型家電の収集日を設けています。使用済小型家電を収集することで、金やパラジウムなどのレアメタルを再利用することが可能となります。小型家電リサイクル法は、小型電子機器のデジタルカメラ、電気掃除機、炊飯器、ゲーム機などに含まれているアルミ、貴金属、レアメタルなどの再資源化を促進し、 廃棄物の適正な処理および資源の有効利用することを目的として設けられた制度です。深谷市では、毎月2回の収集日を設けていますが、家庭から排出される小型家電に限って清掃センターに持ち込みことが出来ます。
- 深谷地区は第2水曜日(毎月2回目の水曜日)。
- 岡部・川本・花園地区は第2金曜日(毎月2回目の金曜日)。
粗大ごみの収集および搬入が可能な地区
深谷市では、以下の地区の粗大ごみを受け入れています。
秋元町 | 沓掛 | 蓮沼 |
明戸 | 黒田 | 畠山 |
新井 | 国済寺 | 幡羅町 |
荒川 | 国済寺町 | 原郷 |
石塚 | 寿町 | 針ケ谷 |
伊勢方 | 境 | 榛沢 |
稲荷町 | 栄町 | 榛沢新田 |
稲荷町北 | 桜ケ丘 | 東大沼 |
今泉 | 下手計 | 東方 |
後榛沢 | 宿根 | 東方町 |
内ケ島 | 上敷免 | 人見 |
上野台 | 白草台 | 深谷町 |
江原 | 新戒 | 普済寺 |
大塚島 | 菅沼 | 藤野木 |
大塚 | 瀬山 | 二ツ小屋 |
大谷 | 高島 | 堀米 |
岡 | 高畑 | 本郷 |
岡里 | 武川 | 本田 |
岡部 | 田所町 | 本田ケ谷 |
起会 | 田中 | 前小屋 |
小前田 | 田谷 | 曲田(錦町) |
折之口 | 血洗島 | 町田 |
樫合 | 天神町 | 緑ケ丘 |
柏合 | 常盤町 | 緑台 |
上柴町東 | 戸森 | 南阿賀野 |
上柴町西 | 長在家 | 見晴町 |
上手計 | 中瀬 | 宮ケ谷戸 |
上原 | 永田 | 武蔵野 |
上増田 | 仲町 | 本住町 |
萱場 | 成塚 | 矢島 |
川本明戸 | 西大沼 | 谷之 |
北阿賀野 | 西島町(西島) | 山河 |
北根 | 西田 | 山崎 |
櫛引 | 沼尻 | 横瀬 |
櫛挽 |
不法投棄に関する罰則
個人、事業所のいずれにおいても不法投棄を行った場合、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下(法人の場合は3億円以下)の罰金が課せられます。また、不法投棄の未遂に関しても同様の罰則となります。不法投棄は地域住民に迷惑をかけるだけでなく、犯罪であることを認識しましょう。もし、不法投棄を見かけたら、深谷警察署(048-575-0110)、寄居警察署(048-581-0110)に連絡し、日時や不法投棄者の特徴などを通報してください!
ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介
ゴミ焼却施設のご紹介
深谷市には、下記のようなゴミ・リサイクル関連施設があります。
深谷清掃センター
家庭および市内の事業所で発生した可燃ごみ・粗大ごみを自己搬入することができる施設です。
熊谷衛生センター
家庭および市内の事業所で発生した可燃ごみ・粗大ごみを自己搬入することができる施設です。
江南清掃センター
家庭および市内の事業所で発生した可燃ごみ・粗大ごみを自己搬入することができる施設です。
ゴミ削減に関する取り組み
深谷市では、市民一人あたりのゴミの排出量が県の平均を大きく超えていることもあり、自治体が中心となってごみの削減対策を進めています。総合的な廃棄物の減量等を審議するため「深谷市廃棄物減量等推進審議会」を設けており、以下のような条例を定めています。
市民の責務
第4条:市民は廃棄物の発生を抑制し、再利用を図り、廃棄物の減量に努めなければならない。 市民は多量の廃棄物を生ずるときは、市長が指定する方法により処理しなければならない。市民は市が行う一般廃棄物の収集に際して、分別の方法、排出の方法等について一般廃棄物処理計画及び市長が指定する方法に従うとともに相互に協力し、ごみ収集所を清潔に保たなければならない。
職場で出るごみ・産業廃棄物について
事業所から出るごみの出し方
事務所・店・工場などにおいて事業活動に伴い排出されるゴミは、家庭ごみと同じ集積所には出せません。事業者自身が自らの責任で適正に処理することが法律で義務づけられています(廃棄物の処理及び清掃に関する法律第3条)。事業所から排出される事業系一般廃棄物は、必ず以下の方法のいずれかで処理しましょう!
- 事業者自身の所有する廃棄物処理施設で処理する。
- 市の処理施設に自分で搬入し、処理する。
- 市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者に委託する。
産業廃棄物について
事業活動により生じた廃棄物のうち、廃油、燃え殻、汚泥、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、その他政令で定める廃棄物のことを「産業廃棄物」と定義づけています。廃棄物の量によっては処理に関する計画書を深谷市に提出する必要があります。もし、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に違反した場合には行政処分が行われています。産業廃棄物は、如何なる場合においても自治体の取り決めに従い、適切に処理しなければいけません。
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