加須市の粗大ごみ・不用品回収を解説
加須市のゴミ事情
加須市のゴミの量は埼玉県で第17位です!
加須市は埼玉県北東部にあり、東武鉄道伊勢崎線、東北自動車道を中心とする交通網が発展しているため、東京都の通勤圏となっています。また、埼玉県で唯一、北関東3県の群馬県・栃木県・茨城県と接する市です。人口は10万人を超えているため、人口の多さに比例してゴミの量も比較的多めです。加須市の ゴミの搬入量(生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量)を見てみると、埼玉県で第17位というランクでした。90年代に急速に発展した加須市では、ゴミの増加が大きな問題となっていました。近年は埼玉県全体でゴミの削減に力を入れていますが、加須市のゴミ事情はどうなっているでしょうか?
加須市のゴミの量は減りつつあります!
ゴミの搬入量が埼玉県で17番目の加須市では、平成24年から25年の間にゴミ搬入量の大幅な削減に成功していますが、平成26年には再び増加傾向に転じています。この間、人口は減少しているため、生活系ゴミがわずかながら増えていることは、ゴミ削減を目指す加須市にとって大きな問題です。
年度 | 総量 | 生活系ゴミ |
---|---|---|
平成24年度 | 43,526t | 33,661t |
平成25年度 | 38,516t | 28,417t |
平成26年度 | 38,961t | 28,529t |
市民1人1日当たりのゴミの量は減少傾向にあります!
加須市では人口が減っているにも関わらずゴミの搬入量の総量は増加傾向にあります。市民1人1日当たりのゴミの排出量を調査すると、平成24年から25年まででは生活系ゴミの量が大きく減ったため1人1日当たりのゴミ搬出量が減少しましたが、平成26年には生活系、事業系のいずれにおいてもゴミの量が増えています。埼玉県全体の1人1日当たりのゴミの量の平均値は897g(平成26年度)であるため、加須市民1人が1日に出すゴミの量は県の平均を60g超えている状況です。
市民1人1日当たりのゴミ搬出量
年度 | 生活系ゴミ | 事業系ゴミ | 合計 |
---|---|---|---|
平成24年度 | 921g | 134g | 1,054g |
平成25年度 | 806g | 136g | 942g |
平成26年度 | 811g | 146g | 957g |
加須市の特徴
加須市は豊かな水資源によって発展して来ました
加須市は平成22年3月に旧加須市・北埼玉郡騎西町・大利根町・北川辺町が新設合併して誕生した新しい市です。こいのぼりの生産数が日本一で、郷土料理の加須うどん、五家宝が知られています。古くから利根川の水を活用した農業が発展していました。米の生産量及び作付面積が埼玉県第1位で、「北川辺こしひかり」と「彩のかがやき」の2つのブランド米が有名です。しかし、昔から洪水被害が多かったため、治水のための開発が施されて来ました。渡良瀬遊水地は、貯水池によって供水調節力を高めるとともに、水不足の解消と川の流れを保つことに役立っています。
加須市のゴミに関する情報
加須市の粗大ごみの出し方・収集方法
加須市では、市の指定する45リットルのゴミ袋に入らない大きな物を粗大ごみと定義づけています。例えば、机、椅子、扇風機などの小型家電、自転車等です。但し、事業所のゴミやエアコン、パソコンなど個別にリサイクル料金が必要な物は収集できません。粗大ゴミは一般の集積所には出せないため、以下のいずれかの方法で処理する必要があります。
- 戸別収集で出す(定額制:1品500円)。
- ごみ処理施設に直接搬入する。
粗大ごみ戸別収集の申込方法
戸別収集を申し込む場合は、加須クリーンセンター(0480-61-3671)に電話で申し込むか、市のホームページの「電子申請」で申し込みます。収集日は毎週水曜日です。手数料の支払い方法に関しては以下のとおりとなります。
事前納付の場合
- 事前に市役所・総合支所・クリーンセンターに手数料を納付戸別収集で出す。
- 納入済シールを受領する。
- 粗大ごみに受付番号を記入したシールを張り付ける。
- 収集業者が収集(不在でも収集します)。
当日納付の場合
- 収集業者に手数料を直接納付する。
- 収集業者が収集(当日は在宅の必要があります)。
粗大ごみ収集地区一覧
加須市では、以下の地区で粗大ごみの収集を行っています。
阿佐間 | 愛宕 | 新井新田 |
阿良川 | 飯積 | 伊賀袋 |
今鉾 | 芋茎 | 牛重 |
内田ケ谷 | 生出 | 大桑 |
大越 | 大室 | 岡古井 |
小野袋 | 柏戸 | 上崎 |
上高柳 | 上種足 | 上樋遣川 |
上三俣 | 川口 | 騎西 |
北大桑 | 北小浜 | 北篠崎 |
北下新井 | 北辻 | 北平野 |
久下 | 串作 | 外記新田 |
鴻茎 | 琴寄 | 駒場 |
栄 | 佐波 | 志多見 |
下崎 | 下高柳 | 下種足 |
下樋遣川 | 下三俣 | 下谷 |
杓子木 | 正能 | 新川通 |
新利根 | 砂原 | 諏訪 |
外川 | 外田ケ谷 | 外野 |
多門寺 | 大門町 | 中央 |
常泉 | 東栄 | 戸川 |
戸崎 | 戸室 | 豊野台 |
道地 | 道目 | 土手 |
中種足 | 中ノ目 | 中樋遣川 |
中渡 | 西ノ谷 | 根古屋 |
旗井 | 鳩山町 | 花崎 |
花崎北 | 浜町 | 日出安 |
平永 | 富士見町 | 不動岡 |
船越 | 古川 | 細間 |
本郷 | 本町 | 間口 |
町屋新田 | 松永新田 | 水深 |
南大桑 | 南小浜 | 南篠崎 |
南町 | 向古河 | 麦倉 |
向川岸町 | 睦町 | 馬内 |
元町 | 柳生 | 弥兵衛 |
油井ケ島 | 陽光台 | 礼羽 |
割目 |
不法投棄に関する罰則
個人、事業所のいずれにおいても不法投棄を行った場合、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下(法人の場合は3億円以下)の罰金となります。また、不法投棄の未遂に関しても同様の罰則が科せられます。
ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介
ゴミ焼却施設のご紹介
加須市には、下記のようなゴミ・リサイクル関連施設があります。
加須クリーンセンター
可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみを自己搬入することができる施設です。但し、加須・騎西地域の居住者限定です。
大利根クリーンセンター
可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみを自己搬入することができる施設です。但し、北川辺・大利根地域の居住者限定です。
受け入れ時間は下記のとおりです。
月~土曜日(祝日・年末年始を除く)8:30~16:00(12:00~13:00を除く)となります。土曜日の受付は、家庭ごみに限ります。
リサイクルに関する取り組み
平成25年4月1日から全国で「小型家電リサイクル制度」が開始しています。使用済みの小型家電に含まれる貴金属、レアメタル等などの希少資源を効率的に回収し再資源化を図るための制度ですが、加須市ではこれに先立ち、平成23年7月から小型家電のリサイクルを行っています。粗大ごみとしてクリーンセンターに集められた物のなかから小型家電を選別し、市内の中間処理事業者へ売却することでリサイクルしています。小型家電とは、ビデオデッキ、音楽プレイヤー、電卓、ドライヤー、携帯電話などのことを言います。(家電4品目及びパソコンは対象外です)。また、加須市では布団の資源化を始めており、クリーンセンターに集められた布団の中から、資源化できる物を再生事業者に売却し、リサイクルにつなげています。
緑のリサイクル事業
林業が盛んな加須市では、市内で多量に発生する木くず類を市の処理施設で焼却しないで、民間事業者において再資源化する「緑のリサイクル事業」をすすめています。木くず類を焼却せずリサイクルすることで、ごみ焼却量の減少と資源化の促進を図っています。
職場で出るごみ・産業廃棄物について
事業所から出るごみの出し方
事務所・店・工場などにおいて事業活動に伴い排出されるゴミは、家庭で出るごみの集積所には出すことができません。事業者自身が自らの責任で適正に処理することが法律で義務づけられています(廃棄物の処理及び清掃に関する法律第3条)。そのため、事業所から出る事業系一般廃棄物は、以下の方法のいずれかで処理しなければいけません。
- 事業者自身の所有する廃棄物処理施設で処理する。
- 市の処理施設に自分で搬入し、処理する。
- 市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者に委託する。
一般廃棄物収集運搬許可業者に関しては、加須市のホームページで紹介しています。日時・場所・料金など排出方法は許可業者と直接相談してください。
産業廃棄物について
事業活動により生じた廃棄物のうち、廃油、燃え殻、汚泥、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、その他政令で定める廃棄物を「産業廃棄物」と定義づけています。加須市では、産業廃棄物を排出する事業者に様々な届け出を義務付けています。また、廃棄物の量によっては処理に関する計画書の提出が求められます。廃棄物の処理及び清掃に関する法律に違反した場合には行政処分が行われるため、正しい方法で処理しましょう。
不法投棄ゼロへの取り組み
加須市においては不法投棄対策として、市民やリサイクル推進協力会と協働し、ボランティア清掃などを行っています。不法投棄対策としては、不法投棄防止看板の配布・防犯カメラの支援・不法投棄回収およびパトロールがあります。しかし、空き地や集積所などへの不法投棄が絶えない状況であるため、行政と市民が協力しながらきれいな街づくりを進めています。
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