川越市の粗大ごみ・不用品回収を解説
川越市のゴミ事情
川越市のゴミの量は埼玉県で第3位です!
川越市は城下町として栄えていたため明治19年の人口調査では県内で唯一1万人を超えていました。大正9年の第1回国勢調査においては川越町は24,675人で県内第1位でした。以降も人口は増加し続けており、人口の増加率が高い埼玉県のなかでも人気の街となっています。そういった環境のためゴミの量も人口に比例して多く、ゴミの搬入量(生活系ゴミ収集量+事業系ゴミ収集量+直接搬入量)を調査すると106,305t(平成26年度実績)となっており、埼玉県で第3位という高い値でした。
1位 | さいたま市 | 411,665t |
2位 | 川口市 | 174,236t |
3位 | 川越市 | 106,305t |
4位 | 越谷市 | 98,775t |
5位 | 所沢市 | 96,172t |
川越市のゴミの量は増えています!
埼玉県内で3番目にゴミの搬入量が多い川越市では、人口が増加していることもあり、ゴミの量が年々僅かですが増えています。ゴミの搬入量の合計は平成24年から26年の間で724tの増加となっています。但し、生活系ごみ収集量だけで見ると減少傾向にあり、各家庭ではゴミを削減するため努力していることがわかります。
年度 | 総量 | 生活系ゴミ |
---|---|---|
平成24年度 | 105,581t | 76,784t |
平成25年度 | 106,056t | 76,535t |
平成26年度 | 106,305t | 75,848t |
市民1人1日当たりのゴミの量は減っています!
人口が増え続けている川越市では、ゴミの搬入量の総量は少ない値ながらも増加傾向にあります。しかし、市民1人1日当たりのゴミの排出量を調査すると年々減っている状況です。内訳を見ると、生活系のゴミは減少し、事業系のゴミは増加しています。生活系ゴミの埼玉県全体の平均値は1人1日当たり693g(平成26年度)であるため、川越市の家庭のゴミの量は県の平均的な量より少ないことになります。
市民1人1日当たりのゴミ搬出量
年度 | 生活系ゴミ | 事業系ゴミ | 合計 |
---|---|---|---|
平成24年度 | 692g | 212g | 904g |
平成25年度 | 684g | 215g | 899g |
平成26年度 | 660g | 220g | 880g |
川越市の特徴
川越市は「小江戸」と呼ばれる歴史のある街です!
川越市は江戸時代には川越藩の城下町として発展し、城跡・神社・寺院・旧跡など歴史的な建造物が多いこともあり、観光地としても知られています。近年は外国人旅行者が増えており、観光収入が市の経済発展に貢献しています。サツマイモやお茶などの特産物が有名で、農業が盛んですが、川越藩御用商人が中心となって経済を発展させてきたため早くから鉄道も整備されていました。現在、JR・東武東上線川越駅では1日約19万人が乗降しており、その人数は埼玉県内では大宮駅に次ぐ第2位となっています。程良く発展しているため、暮らしやすい街として人気を集めており、全国平均に比べて20代から30代の若い世帯が多いことが特徴的です。
川越市の環境保全に関する取り組み
川越市では地域環境美化に力を入れており、平成28年度から「クリーン川越市民運動(ごみゼロ運動)」を始めました。市内各所の清掃活動を市民が中心となって行っており、より良い環境づくりを目指し努力しています。また、市内の様々な企業、団体が環境美化活動を推進しており、商店街、公園、団地など多くの場所でクリーン活動を実施しています。また、川越市はゴミの減量とリサイクルをすすめていく取り組みを積極的に進めており、観光都市としてきれいな街並みを守るべく行政と市民が一体となって努力しています。
川越市のゴミに関する情報
川越市の粗大ごみの出し方・収集方法
家庭で出るゴミのうち、最大辺が50cmを超えるゴミは粗大ゴミとなります。また、スプリング入りマットレス・ソファー、物干し台、鉛バッテリー、タイヤ等についても、市の施設で処理できない特定適正処理困難物となります。また、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機など家電リサイクル対象機器に関しては収集及び処理を行っていません。家電リサイクル対象機器を除く粗大ごみ・特定適正処理困難物は、下記1、2いずれかの方法で処理しましょう。
- 戸別収集(有料)を申し込む。
- ごみ処理施設に直接搬入する。
粗大ごみ戸別収集の申込方法
環境プラザ「つばさ館」では、粗大ごみについて予約制・有料制の戸別収集を行っています。粗大ごみ戸別収集の申込方法は以下の手順となります。原則として収集時には立ち会いが必要で、収集料金はその際に支払います。もし、平日の立ち会い、料金支払いができない場合はつばさ館に料金を前払いすることができます。また、粗大ごみの変更及び追加は、収集日の前日までに連絡しなければいけません。1回の予約で5点まで出すことができます。
- 環境プラザ「つばさ館」に電話して収集日の予約をする。
- 収集日当日の予約時間になったら、戸建ての場合は玄関外まで、集合住宅の場合は集積所まで粗大ゴミを出す。
- 収集に立ち会い、収集料金を支払う。
※川越市の粗大ゴミ受付は、環境プラザ「つばさ館」:電話番号049-239-5056
収集料金は1点につき500円から2,000円となります。品目ごとの料金は川越市のホームページにてお知らせしています。例として、こたつ(最大辺75cm以上)1,000円、タンス大(最大辺150cm以上)2,000円、ソファー(1人用)500円など。
粗大ごみ収集地区一覧
川越市では、以下の地区で粗大ごみの収集を行っています。
安比奈新田 | 青柳 | 旭町 |
天沼新田 | 新宿 | 新宿町 |
池辺 | 伊佐沼 | 石田 |
石田本郷 | 石原町 | 泉町 |
伊勢原町 | 稲荷町 | 今泉 |
今成 | 今福 | 牛子 |
上戸 | 上戸新町 | 扇河岸 |
大仙波 | 大仙波新田 | 大塚 |
大塚新田 | 大塚新町 | 大手町 |
大中居 | 大袋 | 大袋新田 |
小ケ谷 | 御成町 | 萱沼 |
笠幡 | かし野台 | 霞ケ関北 |
霞ケ関東 | かすみ野 | 上新河岸 |
上寺山 | 上老袋 | 上野田町 |
上松原 | 鴨田 | 川越 |
川鶴 | かわつる三芳野 | 岸 |
岸町 | 北田島 | 喜多町 |
木野目 | 久下戸 | 鯨井 |
鯨井新田 | 久保町 | 熊野町 |
郭町 | 広栄町 | 小仙波 |
小仙波町 | 小堤 | 寿町 |
小中居 | 小室 | 幸町 |
栄 | 三久保町 | 三光町 |
鹿飼 | 志多町 | 渋井 |
清水町 | 下赤坂 | 下老袋 |
下小坂 | 下新河岸 | 下広谷 |
下松原 | 城下町 | 新富町 |
神明町 | 末広町 | 菅間 |
菅原町 | 砂 | 砂久保 |
砂新田 | 諏訪町 | 仙波町 |
高島 | 竹野 | 田町 |
月吉町 | 寺井 | 寺尾 |
寺山 | 東明寺 | 通町 |
豊田新田 | 豊田町 | 豊田本 |
問屋町 | 中老袋 | 中台 |
中台南 | 中台元町 | 仲町 |
中原町 | 中福 | 中福東 |
並木 | 並木新町 | 並木西町 |
西小仙波町 | 日東町 | 野田 |
野田町 | 氷川町 | 東田町 |
東本宿 | 平塚 | 平塚新田 |
広谷新町 | 府川 | 福田 |
藤木町 | 藤倉 | 藤間 |
富士見 | 富士見町 | 藤原町 |
古市場 | 古谷上 | 古谷本郷 |
増形 | 松江町 | 松郷 |
的場 | 的場北 | 的場新町 |
南大塚 | 南田島 | 南台 |
南通町 | 宮下町 | 宮元町 |
むさし野 | むさし野南 | 元町 |
八ツ島 | 谷中 | 山城 |
山田 | 吉田 | 吉田新町 |
芳野台 | 四都野台 | 連雀町 |
六軒町 | 脇田新町 | 脇田本町 |
脇田町 |
不法投棄に関する罰則
不法投棄を行った場合、個人、事業所のいずれにおいても5年以下の懲役もしくは1,000万円以下(法人の場合は3億円以下)の罰金となります。不法投棄の未遂に関しても同様の罰則が科せられます。絶対にやめましょう!
ゴミ・リサイクル関連施設のご紹介
ゴミ焼却施設のご紹介
川越市には、下記のようなゴミ・リサイクル関連施設があります。
環境プラザ「つばさ館」
ゴミの発生抑制(Reduce:リデュース)、再使用(Reuse:リユース)、再生利用(Recycle:リサイクル)の3Rを推進するため、環境啓発・体験学習等の拠点となる施設です。川越市のリサイクルの拠点です。
東清掃センター
可燃ゴミや不燃ゴミを自己搬入することができる施設です。可燃ゴミの焼却施設と不燃ゴミのリサイクル施設を持っています。
資源化センター
可燃ゴミや不燃ゴミを自己搬入することができる施設です。10.5ヘクタールの敷地にはストックヤード、リサイクル施設、熱回収施設、草木類資源化施設、環境プラザ等があります。熱回収施設では可燃ゴミをエネルギーや資源としてリサイクルしており、蒸気タービン発電を行っています。太陽光発電システムを行うため、センターには合計約166.9kWの太陽光発電システムが設置されています。
小畔の里クリーンセンター
ゴミの最終処分場周辺の環境維持、埋め立てなどを行っています。
リサイクル施設のご紹介
環境プラザ「つばさ館」では、家庭で不用となった粗大ゴミを回収するほか、小型家電を回収し、金・銀・銅などの有用金属資源のリサイクルを行っています。集積所での収集は、原則としてラジカセ、DVDデッキ、炊飯器など最大辺50cm以下の家電製品となります。使用済み小型家電製品の出し方には以下の3つの方法があります。
- 不燃ごみの収集日に集積所に排出する。
- 市民センターの回収ボックスに排出する。
- 「つばさ館」に持込む。
但し、テレビ、エアコンなどの家電リサイクル法対象商品やパソコン、ディスプレイなど資源有効利用促進法対象商品、1人で持ち運べない大型家電製品などは回収していません。
環境プラザ「つばさ館」とは?
「つばさ館」は、循環型社会形成推進基本法の基本原則に則り、「3R」を推進しています。また、ゴミの削減、リサイクルに関する知識を広めるため、廃棄物に関わる環境学習に力を入れています。館内には、情報展示ホール、リサイクル体験工房、リサイクル・リユース品展示スペースなどがあります。リサイクル・リユース品展示スペースでは、再生家具・再生自転車・衣類・雑貨類・本などを頒布しています。いずれも家庭から不用品として出された物ですが再利用できるよう手を加え、リユース品として頒布しています。さらに、子供たちが「3R」について学ぶことが出来るよう体験コーナーを設け、ごみの分別ゲーム等を行っています。
リサイクル自転車が人気です!
「つばさ館」では、放置自転車を修理、組み立て直した「リサイクル自転車」を有償頒布しています。毎週定期的に有償頒布を行っており、売り切れ次第終了となりますが、値段は防犯登録料を含めて7,000円から10,000円程度です。
職場で出るごみ・産業廃棄物について
事業所から出るごみの出し方
事務所・店・工場などにおいて事業活動に伴い排出されるゴミは、事業者自身が自らの責任で適正に処理することが法律で義務づけられています(廃棄物の処理及び清掃に関する法律第3条)。そのため、家庭ゴミの収集所に出すことはできません。事業所から排出される事業系一般廃棄物は、以下の方法のいずれかで処理しなければいけません。
- 事業者自身の所有する廃棄物処理施設で処理する。
- 市の処理施設に自分で搬入し、処理する。
- 市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者に委託する。
多量排出事業者制度(一般廃棄物)
事業系一般廃棄物を市の処理施設に月平均5t以上(前年実績)搬入している事業者は、ゴミの分別の推進及び再生利用の促進により、事業系一般廃棄物を減量することが求められます。また、以下の義務を負うこととなるため注意が必要です。1,2の義務が果たされない場合は勧告が行われ、事業系一般廃棄物の受入を拒否することもあります。
- 事業系一般廃棄物管理責任者を選任する。
- 事業系一般廃棄物の減量・資源化等計画書を作成し提出する。
- (努力義務)再生利用対象物、事業系一般廃棄物保管場所を設置する。
産業廃棄物について
産業廃棄物とは、事業活動により生じた廃棄物のうち、廃油、燃え殻、汚泥、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、その他政令で定める廃棄物のことを示します。川越市で産業廃棄物を排出する事業者は様々な届け出をする必要があります。また、廃棄物の量によっては処理に関する計画書の提出が求められます。廃棄物の処理及び清掃に関する法律に違反した場合には行政処分が行われます。必ず正しい方法で処理しましょう。
産業廃棄物の不法投棄撲滅!
川越市内の各地で悪質な産業廃棄物の不法投棄があり、自治体として産業廃棄物の不法投棄撲滅に力を入れています。対策として、市の職員及び警察OB、民間警備会社による監視パトロールを行っています。また、不法投棄常習箇所についてはビデオカメラを設置し、24時間常時監視を行っています。さらに、不法投棄の防止につながるよう、市民とともに監視する体制を整備しています。
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